本日ご紹介するアーティストはFabian Mazur(フェビアン・マズル)。
デンマーク出身のDJ/プロデューサー、Snavsが好きな人なら沢山のコラボ曲を一緒に作っているので名前を見たことがあるのではないでしょうか。
フォロワーさんからもリクエストがありましたので、Fabian Mazurについて紹介したいと思います!
目次
- 1 Fabian Mazurとは
- 2 HIP HOPとR&Bからインスピレーションを吸収!
- 3 Snavsとコラボした回数は数知れず!
- 4 Fabian Mazurのオススメ曲
- 4.1 Snavs & Fabian Mazur – Lonely Street
- 4.2 Snavs & Fabian Mazur – Wolves
- 4.3 Fabian Mazur feat. Greyson Chance – Earn It
- 4.4 Fabian Mazur & Snavs – Arena
- 4.5 Fabian Mazur feat. Dia Frampton – Young Once
- 4.6 Fabian Mazur – Sun Goes Down
- 4.7 Fabian Mazur & LUUDE – Right Now
- 4.8 Snavs & Fabian Mazur – Murda
- 4.9 Fabian Mazur & UNKWN – Firestarter
- 4.10 Fabian Mazur feat. Jessica Jarrell – Sideways
- 4.11 Snavs & Fabian Mazur – Exhale
- 4.12 Snavs & Fabian Mazur – Streetfight
- 5 おわりに
Fabian Mazurとは
Fabian Mazur(フェビアン・マズル)とは、デンマーク出身のDJ/プロデューサー。
2010年から本格的にキャリアをスタートし、Mad DecentはじめSpinnin’ RecordsやMusical Freedom、Armada Music、Barong Familyからも曲を出しており、すでにMartin Garrix, Tiesto, Afrojack, Porter Robinson, Galantis, The Chainsmokers, Don DiabloといったトップDJたちからもサポートされています。
まずは彼の生い立ちと経歴について話しましょう。
Fabian Mazurの両親はともにジャズミュージシャンということもあって、音楽に囲まれた環境で生まれ育ちましたが子どもの頃はミュージシャンには絶対なりたくないと思っていました。
しかし16歳のときにDJをしている友人と出会い、彼の影響でDJや曲のプロデュースに興味を持つようになります。
それから自分も趣味でちょいちょいDJやプロデュースをするようになりますが、高校生(18-19歳)のときには毎日学校が終わったら、家でDJや曲のプロデュースをするのが1番の楽しみになるほどハマりこんだそうです。
このときからFabian MazurはもっとDJやプロデュースに時間を費やしたいと思い始めます。
しかしまだ学生だったためそう簡単に学業を辞めるわけにもいかず、アルバイトをしながら音楽に取り組む生活を数年続け、コペンハーゲンの大学に入学してからは情報科学について学んでいました。
そして21歳のときFabian Mazurは自分に言い聞かせます。
「俺が本当にしたいことはこんなことなのか、本当にしたいことは音楽だろう。」と。
その後大学を卒業し週末は地元のクラブでDJをしてお金を貯め、残りの時間を全てプロデュースに捧げることを決意したのです。
2013年に転機が訪れるのですが、Kongstedの“Chuck Norris”をリミックスしたところこれがプラチナ認定をされ、一気に注目を浴び、2014年にはワールドツアーを敢行。
日本での知名度はまだ高いほうではないかもしれませんが、母国デンマークで毎年開催されているDJの授賞式「Danish DeeJay Awards」では、2014年から2017年まで4年連続で合計9部門にノミネートされるほどの人気を博しています!
ちなみにノミネートされた部門は「Mainstream DJ Of The Year(その年を代表するDJ)」、「Urban Release Of The Year(その年を代表する曲)」、「Remix Of The Year(その年の最優秀リミックス)」、「Upfront DJ Of The Year(勢いのあるDJ)」と4部門に数回ずつ選ばれており、幅広い分野で高い実力を発揮していることが証明されています。
2017年には3曲収録のEP『III』をフリーダウンロードでリリース。
続いてArmin van Buurenらが立ち上げたレーベル Armada Musicから出した“Earn It”は大ヒット!
この曲はアメリカ出身のシンガーソングライター、Greyson Chanceのキャッチーなヴォーカルが素敵な美しいサマーチューンとなっていますが、Fabian MazurははじめGreyson Chanceのことを知らなかったのですが、後に自分と同じマネージャーが担当していることを知り、マネージャーが彼のヴィーカルをいくつか送ってくれてその歌声を気に入り、すぐに作曲に取り掛かったそうです。
2017年3月にはトラップやチルトラップにフォーカスした『SOURCE Winter Mix』をSpinnin’ Recordsの子会社レーベル SOURCEから発表し、自身の“Young Once”を筆頭にディープなトラップナンバーを収録したミックスも話題に!
Fabian Mazurはこれまで母国デンマークだけでなくフランス、スウェーデン、フランス、ドイツ、キプロス共和国、チェコ共和国、ギリシャ、ポーランド、ハンガリー、オランダと世界各国のクラブやイベントに出演!
Tomorrowland, EDC, Coachellaでプレイするのを目標にしているそうですが、その夢が実現する日も近いでしょう。
また彼はアーティストしてだけでなくFabian Mazurという人物そのものを知ってもらうために、自身のYouTubeチャンネルでツアーの舞台裏や普段の生活、料理している様子などを記録したビデオブログを公開しているのでどういう人柄か知りたい方は、是非チェックしてみて下さい。
余談ですが、もしDJ/プロデューサーの道に進んでいなかったら、かつて食や健康に対して大きな情熱を持っていたので、フィットネスコーチか栄養士、もしくはシェフの道を選択していたそうです!
HIP HOPとR&Bからインスピレーションを吸収!
コマーシャルなサウンドとアンダーグラウンドなサウンドを融合したものを目指していると語るFabian Mazurは、自身のサウンドを「ヒップホップとR&Bのエッセンスを取り込んだバウンシーなエレクトロミュージック」と表現しています。
Jay-Zの『The Blueprint II』、Khalidの『American Teen』、J. Coleの『The Warm-Up』、Kaytranadaの『99,9%』、HerobustのEP『Vertebreaker』の5つが最も影響を受けたアルバムだそうで、Herobust以外はラッパーを選んでいるように彼にとってヒップホップは大きな存在だというのが分かります。
そのため彼のサウンドにはHIP HOPやR&B要素を感じることができます。
幼い頃からずっとヒップホップが好きでJay-Z, Drake, Kanye Westの曲ばかり聴いていたFabian Mazurは、今は特にKhalid, Kendrick, SiR, Felix De Luca, Euroz, Bryson TillerといったヒップホップとR&Bアーティストが好きで、ダンスシーンではアンダーグラウンドなサウンドを維持しつつ素晴らしい曲を作るFlumeやCashmere Cat, Louis The Childはじめ、ユニークなサウンドを作るHerobustやJoyryde, Boombox Cartel, NGHTMRE, QUIX, Oski, What So Notらにがお気に入りだと語っています。
以前、自身の曲のプロデュース方法についても説明していました。
ハードウェア関係に疎いため昔から専らソフトウェアばっかり使っているとのことで、お気に入りのツールでるXFER RECORDS社製のソフトウェア音源「SERUM」を使って、サウンドの99%を作り出しているのです。
ソングライティングのアイデアはとにかく沢山の音楽を聴くことで沸くそうで、色んな時間に色んなシチュエーションで様々なジャンルの曲を聴き、自身の気分にフィットした曲に当たったとき、すぐにスタジオに入りその曲が持つバイブスを再現するように曲を作るとのこと。
また実体験からインスパイアされることも多く、彼の“Thinking Bout U”, “Right Now”, “Savior”は全て昔自身と関係があった女性について書いているそうですよ。
まずピアノを弾いてコードを作成し、続いてメロディとヴォーカルをフリースタイルで入れ、最後に各層ごとにトラックを組み立てて完成させるそうですが、プロデュース、作詞、ヴォーカル全てを自身でこなしちゃうほど才能に溢れています!
次のオススメ曲コーナーを見てもらったら分かると思いますが、Fabian Mazurは同じくデンマーク出身のDJ/プロデューサー、Snavsと何度となくコラボ曲を出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=JLelTuoaSUw
2人とも同じ出身で唯一無二のトラップサウンドを得意としていることから、デンマークを代表するトラップDJ/プロデューサーの2大巨頭と言われることもしばしば!
コラボだけでなく一緒に飛行機で移動し海外のイベントで共演してB2Bすることも多々あったりと、デュオのように一心同体でまさにドリームチームとも言えます!
2人は今後も間違いなく素晴らしいコラボ曲を沢山生み出していくはずなので楽しみです!
ちなみにFabian Mazurは、DrakeとMajor Lazerとコラボすることも切望しているので、こちらも実現して欲しいですね。
Fabian Mazurのオススメ曲
同じくデンマーク出身で友人でもあるSnavsとのコラボ・ナンバー。
メロディックなヴォ―カルとヘビーなドロップが魅力のトラップ × フューチャーベースとなっています!
この曲はTiestoのレーベル、Musical Freedomからリリースされました!
こちらもSnavsとのコラボ・ナンバー。
この曲もまたMusical Freedomからリリースされたのですが、トラップとフューチャーベースをミックスしたサウンドで、グラグラした不安定なベースラインがユニークでオススメです!
Fabian Mazur feat. Greyson Chance – Earn It
Greyson Chanceをフィーチャリングしたナンバー。
Greyson Chanceの爽やかなヴォーカルが素敵なリズミカルな1曲となっており、耳障りが良いです!
ドロップ部分は絶妙に外したような音がクセになります!
こちらもSnavsとのコラボ・ナンバー。
激しいビートが印象的な1曲で、ヴォーカルサンプルもサウンドにマッチしています!
Fabian Mazur feat. Dia Frampton – Young Once
Dia Framptonをフィーチャリングしたナンバー。
Fabian Mazurはドープなトラップばかりでなく、こういったキャッチーなヴォーカルを取り入れたメロディアスな曲も作るので、このサウンドのギャップがたまらないんです!
かといって全く別のサウンドというわけなく、Fabian Mazurのトレードマークともいえるサウンドも垣間見えます!
Fabian Mazur – Sun Goes Down
パワフルなシンセと力強いベースがカッコイイ1曲。
女性のヴォーカルサンプルもあってメロディアスさも兼ね備えた壮大なサウンドに仕上がっています!
Fabian Mazur & LUUDE – Right Now
オーストラリア出身のDJ、LUUDEとコラボしたナンバー。
この曲はWhat So Notにインスパイアを受けた部分もあるそうで、ギターのリフトキャッチーなメロディが魅力的なトラップに仕上がっています!
こちらもSnavsとコラボしたナンバー。
ヴォーカルサンプルがエモーショナルさを引き出していますが、すぐに多様な音が重なったトラップへと変化する様が面白いです!
これぞトラップ × フューチャーベースでSnavsらしい1曲と言えます!
Fabian Mazur & UNKWN – Firestarter
UNKWNとのコラボ・ナンバー。
トラップを得意とする2組のコラボということで、かなりドープなサウンドとなっています!
重低音の効いた脳を揺さぶるようなドロップもカッコイイです!
Fabian Mazur feat. Jessica Jarrell – Sideways
女性シンガーのJessica Jarrellをフィーチャリングしたナンバー。
Jessica Jarrellのキュートなヴォーカルとダンスフロアにもピッタリな軽快なサウンドが上手く融合した1曲です!
Armada Musicからリリースされました。
またこの曲はフューチャーベース要素が強まったVIPバージョンもあるので聴き比べてみて下さい!
こちらもSnavsとコラボしたナンバー。
ヘビーなキックとクールなパーカッションが印象的で、テンポもどんどん変化していくのも面白いです!
こちらもSnavsとコラボしたナンバー。
この曲はSnavsがBarong FamilyからリリースしたEP『Anarchist』収録曲なだけに、Barongらしい自由奔放なトラップに仕上がっています!
ここまでで分かったかと思いますが、SnavsとFabian Mazurはもはやデュオを組んでもいい位コラボしているのです!笑
おわりに
いかがでしたか。
Fabian Mazur(フェビアン・マズル)について少しは分かっていただけたでしょうか。
Snavsは2017年に7月に初来日してくれたので、Fabian Mazurも近い将来来日して欲しいですね!
もちろんSnavsとの同時来日も大歓迎です!!笑
コメントを残す