今年4月にAviciiが亡くなったニュースが発表された後、HardwellやOokay, The Chainsmokersなど多くのDJやアーティストが自身のソーシャルメディアで不安や疲労、ストレスと闘っている状況やメンタルヘルスについて不安を抱いている旨の投稿を行っているのが目立ちます。
Hardwellがここ数年特に多忙なスケジュールが続き、大きなプレッシャーを感じ、エネルギーや創造性が欠けてきているため、一旦ツアーや曲のリリース等Hardwellとしての予定をリセットすることを発表しました。
無期限としていますが、音楽は変わらず作り続け、10月18日のADEには出演するとのことです。 pic.twitter.com/pEyE9x8XwP— MNN (@Music_News_Net_) 2018年9月7日
Ookayが薬物乱用やうつ病に関する深刻なツイートを投稿。
昨日のMac Millerの死も引き合いに出しつつ、自身もツアーによる半端ない疲労や鬱と闘っている現状を明かしました。
Hardwellの活動休止もそうですが、アーティストは一度活動を見直して無理をせず、休めるときはゆっくり休んで欲しいですね。 pic.twitter.com/LA2sKGKiKi— MNN (@Music_News_Net_) 2018年9月9日
アメリカ出身のDJ/プロデューサー、Illeniumも過去に精神的な面で闘っていたアーティストのひとりで、2018年8月にリリースした“Take You Down”では不安やストレスが故に薬に依存してしまっていた自身のストーリーを反映させています。
Illeniumは約6年前、ヘロインなどの薬物中毒に陥っており夢も希望もない毎日を過ごしていたそうですが、そんなとき家族(特に母親)など愛する人がいてくれたおかげで乗り越えることができたので、もし薬物中毒に限らず人生において何かと闘っている人がいたら、必ず乗り越えることができるという強いメッセージも込められています。
そんなIlleniumがFacebookで、「NV Concepts」「Wicked Halloween」「Suicide Prevention Lifeline」とパートナーを結んで”Illenials(自身のファンたち)”のメンタルヘルスに関する意識を高めるために新たなキャンペーンをスタートしました。
このキャンペーンはInstagramに #Awake というハッシュタグを付けて人生における糧などを説明した15秒の動画を投稿してもらい、このキャンペーン期間中にInstagramにアップされた1つの投稿につき「NV Concepts」が「Suicide Prevention Lifeline」に対して1ドル寄付するというもの。
どんなときでも皆ひとりではないということを発信していき、不安と闘っている人々の少しでも手助けになることを目的としています。
このキャンペーンは、2018年10月10日(水)の「世界メンタルヘルスデー」以降からすでにスタートしており、Illeniumが投稿した投稿を訳したものは以下の通りです。
人生はときに辛いこともあり、毎日不安やうつと闘い続けている人もいると思う。だからみんな一緒になって、どんな辛いときでも1人ぼっちじゃないということを伝えることが大事なんだ。
今年NV ConceptsとWicked Halloweenとチームを組んだから、みんなには生きていく上での源だったり、どうやってポジティブにすごしているか、等を説明した15秒の動画を投稿して欲しい。
Instagramのストーリーにアップされた#Awake付きの動画投稿1つにつき、NV ConceptsがSuicide Prevention Lifelineに対して1ドル寄付されるようになっているから、数をカウントするために必要だから、投稿には必ず@Illeniummusic と@NVConcepts をタグ付けして欲しい。
Kygoも2018年9月10日の「世界自殺予防デー」にメンタルヘルスについてしっかりと考え直すべきとして、鬱と闘う人々のサポートをするアメリカの非営利組織「To Write Love On Her Arm」に30,000ドル(約334万円)を寄付しています。
Kygoが30,000ドルを寄付!!
9月10日は「世界自殺予防デー」ということで、今年は音楽シーンでも悲しい事が多くメンタルヘルスについて考え直すべきと考えたKygoは、鬱と闘う人々のサポートをするアメリカの非営利組織「To Write Love On Her Arm」に30,000ドル(約334万円)を寄付しました! pic.twitter.com/Vgkjh1coPy
— MNN (@Music_News_Net_) 12 септември 2018 г.
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