東京や大阪、名古屋ばかりに大物DJが来て憂えていた九州周辺の方々に朗報です!
もうご存知の方も多いでしょうが、12月8日(金)に福岡の「evoL by GRANDMIRAGE」でPegboard Nerds(ペグボード・ナーズ)の公演が決定しました!
狂信的なファンは他県からもやって来ると思いますが、福岡に住んでいるけど彼らのことをあまり知らないという方も今回は福岡のみの単独公演となるので、この記事を読んで是非参加することをオススメします!
目次
- 1 Pegboard Nerdsとは
- 2 全身青色のキャラクターでお馴染み!
- 3 12月8日(金)、福岡で単独公演が決定!
- 4 Pegboard Nerdsのオススメ曲
- 4.1 Pegboard Nerds & NGHTMRE – Superstar (feat. Krewella)
- 4.2 Jauz & Pegboard Nerds – Get On Up
- 4.3 Pegboard Nerds & Spyker – Extraordinary (feat. Elizaveta)
- 4.4 Pegboard Nerds – Emoji
- 4.5 Pegboard Nerds – Heaven Let Us Down feat. Koda
- 4.6 Pegboard Nerds – Try This
- 4.7 Pegboard Nerds – Swamp Thing
- 4.8 Pegboard Nerds – BAMF
- 4.9 Excision & Pegboard Nerds – Bring The Madness (feat. Mayor Apeshit)
- 4.10 Krewella – Alive (Pegboard Nerds Remix)
- 4.11 Nicky Romero vs Volt & State – Warriors (Pegboard Nerds Remix)
- 5 おわりに
Pegboard Nerdsとは
Pegboard Nerds(ペグボード・ナーズ)とは、ノルウェー出身のAlexander Oddenと、デンマーク出身のMichael Parsbergで構成されているデュオ。
ビデオゲームのサウンドからインスピレーションを受けることが多いと語る彼らの曲は、ゲームのような音が特徴の8ビットサウンドを取り入れたメロディックなダブステップとなっています。
ちなみにステージネームの「Pegboard Nerds」は、2人の苗字である「Odden」と「Parsberg」を入れ替えたもの。
なんでも2人でスタジオにこもってクールなステージネームを考えていたときに、Alexがパソコンでアナグラム自動作成ツールを起動し、お互いのラストネームを入力したところ「Pegboard Nerds」と出て、2人とも特にアイデも浮かばなかったためそれに決めたそうです。笑
2004年に2人は出会って2011年にデュオを結成するのですが、出会うまでのそれぞれの活動を振り返ってみましょう!
Michaelは1980年代からDJ/プロデュースをスタートするのですが、もとは純粋に音楽が好きだったため地元のラジオ局でラジオDJとして働いており、そこで毎週月曜日に最新の音楽チャートを紹介していたわけですが、どうのようにしてこの素晴らしい音楽が作られているのか興味を持ち始めます。
そしてお金を貯め早速Roland TR-909とJuno 106といったドラムマシーンやシンセサイザーを購入して自らプロデュースに乗り出し、1992年に幼い頃からの友人と自身初の曲を完成させました。
当時は現在のようにYouTubeのチュートリアル動画など何もなかったため、TR-909のプログラムを習得するのに数年かかったそうです。
もちろんプロデュースだけでなく、1988年頃からアングラなテクノパーティーやコペンハーゲンを中心としたレイブにDJとして出演し1991年頃からクラブの専属DJとしてプレイして名を上げていきました。
一方、Alexはというと1996年から本格的にキャリアをスタートするのですが、大規模なLANパーティー(コンピューターゲームマニアたちが自分のパソコンを持ち寄ってLAN上で対戦するパーティー)に参加したときに、ソフトウェアで作ったデモ音楽を沢山耳にして衝撃を受け、プロデュースの世界に魅了されたそうです。
Alexは10、11歳のときからラジオでダンスミュージックを聴いており、コンピューターが好きだった流れからパソコンで音楽を作ることにも興味を持ち、ピアノとシンセサイザー、ギターも少々弾けます。
Michaelは姉が聴いていた音楽を聴いて育ち、Run DMCなど80年代のヒップホップを聴いていましたが、その後ハウスミュージックと出会い虜になったそうで、Alexは昔はProdigyやChemical Brothersを好んで聴いていましたが、その後ユーロダンスを経てKnife Party, Skrillex, Noisiaらにインスパイアを受け、エレクトロニックミュージックの深みへと入っていったとのこと。
そして2004年、当時Above & Beyondのリミックスコンテスト(Oceanlabの“Satellite”という曲)で優勝したAlexに、Michaelが自らコンタクトしたことで出会い、連絡を取り合い一緒に作業する機会も増え、デュオを組むことになったというわけです。
※Oceanlabは「Above & Beyond presents OceanLab」とも呼ばれており、Above & Beyondのメンバー3人と女性シンガーのJustine Suissaによって2000年に結成されたヴォーカルトランスグループ。
Michaelは自分でもAlexの大ファンだと公言しており、自分とデュオを組んでくれたことに心から感謝しているそうで、毎日尊敬するAlexと一緒に活動することで多くの事を吸収していると語っています。
今でこそカナダの人気レーベル、Monstercatから多数のヒット曲を送り出し、Monstercatと非常に関係が密なイメージがありますが、2012年まではMonstercatというレーベルの存在すら全く知らなかったという2人。
2012年にMonstercatからのファーストシングル“Gunpoint”をリリースして以降、5年以上に渡って良好な関係を築いています。
というのもーストラリアにいるMichaelの友人がMonstercatに知り合いがいたそうで、Monstercatがコンピアルバムのために緊急で曲を必要としているという情報を教えてもらいデモを送ったのが始まりで、Monstercatはその次の月も、そのまた翌月も新曲を欲しがって、という風にして絆が深まっていったそうです。
特にこの2012年は彼らにとっても転機と言え、この年だけでMonstercatから8曲もリリース。
Knife Partyからサポートされ彼らのイベントのサポートアクトとして多数のショーに出演したほか、自身初のツアーを行ったりと一気にスターダムを駆け上がりました。
Monstercatから2013年も9曲のシングルとリミックス含め4つのEPを、2014年は4曲のシングルと2つのリミックスEPをリリース。
そして2015年10月にEP『Pink Cloud』をリリースすると、これがiTunesのダンスアルバムチャートで2位を記録し、Billboardのダンスアルバムチャートでもトップ10入りを果たします!
また同年、Jauzとコラボした“Get On Up”はこの年を代表するベースハウスソングにもなり、TomorrowWorldの公式Soundcloudが選出した2015年の「Artists Of Tomorrow」リストにも名を連ねました!
翌2016年に出したNGHTMREとKREWELLAとのコラボ曲“Superstar”は、Beatportのダブステップチャートで堂々の1位を獲得!
カナダ出身のDJ、Snailsとコラボした“Deep In The Night”も多くのトップDJたちからサポートされています。
オリジナル曲だけでなく、2016年にVirtual RiotやDubloadz, G-Eazyといったアーティストにリミックスを提供し、Seven Lions, Unlike Pluto, Grumとともに2ヶ月間のバスツアーを敢行。
2017年にはEP『Nerds by Nature』とこのリミックスEPも発表すると、こちらもBillboardのダンス/エレクトロアルバムチャートで12位にランクインし、各方面から絶賛されました!
2017年はThe Chainsmokersの楽曲をリミックスしたほか、TomorrowlandのMonstercatステージにやインドのSunburn Festivaに出演したりと多方面で活躍したりと、「NerdNation」は世界各国に広がっていると言えます!
全身青色のキャラクターでお馴染み!
Pegboard Nerdsといえば、この全身青色のヒーローのようなキャラクターが定着していますよね!
ひとりは髪の毛が長くひとりはひげが長いので、それぞれAlexとMichaelだと分かりますね。笑
彼らが出す曲のジャケットやフライヤーもこのキャラが毎回使用されているので、次はどんなアートワークになるか楽しみにしている人もいるのではないでしょうか?
また彼らはこのキャラクターけでなく、ピクセル(画素)で構成されたハートのシンボルでも有名かと思います。
青色のキャラクターの肩やAlexのキャラが持っているハンマーのような武器にもハートのシンボルが刻まれていますよね。
これは音楽に対する“愛”もそうですが、ゲームに対する“愛”も込めてこのシンボルに決めたそうです。
ハートも8ビットになっていることからも分かるように、彼らはゲーム好きでもあります。
さらにゲームをするだけでなく、2015年には「NERDS F CANCER」というタイトルの自分達のモバイルゲームまで発表しました!
このゲームには先ほど話したPegboard Nerdsおなじみの青色のキャラクターはもちろん、MuzzyやKrewella, NGHTMRE, Zomboy, などMonstercatと関連のあるアーティストがキャラクターとして登場!
Monstercat自身もキャラとして存在していますね!笑
12月8日(金)、福岡で単独公演が決定!
2015年に初来日を果たし、東京のVisionと名古屋のX-Hallの2公演で多くの狂信的ファンを沸かせたPegboard Nerds。
そして2017年12月8日(金)、日本を代表するレコードレーベル「SUSHI RECORDS」サポートのもと福岡のクラブ「evoL by GRANDMIRAGE」に出演が決定しました!
しかも今回、日本でPegboard Nerds公演があるのは、この福岡「evoL by GRANDMIRAGE」のみとなります!
さらに、SUSHI RECORDSのファウンダーで、InsomniacやNEXT HQ, Armada Music,Ministry of Sound等から楽曲をリリースしている日本人DJ/プロデューサーのJAXX DA FISHWORKSやベースミュージックを得意とするiso:R, 福岡を代表するDJ PROVIDENCEらも出演!
この貴重過ぎる機会をお見逃しのないようお願いします!!
【Pegbord Nerds Asia Tour in Fukuoka】
OPEN: 18:00
CLOSE: 1:00
ADV: 2,500yen
DAY: 3,000yen(1D付)
前売り券はこちらのチケットぴあ公式サイトから購入できます。(Pコード:101-550)
※前売り券の購入期限は、前日の12月7日(木)23:59まで。
また先日公式発表されましたが、12月22日(金)にはThrottleが「evoL by GRANDMIRAGE」に出演!
こちらの前売り券もチケットぴあ公式サイトで販売スタートしましたのでこちらもチェックしてみて下さい。(Pコード:101-557)
※12月22日(金)と“ベイビー・アイラブユー”で有名なTEEが出演する12月23日(土)の2日通しの割引チケットはこちらから。(Pコード:782-958)
- GRANDMIRAGEとは
西鉄天神駅から徒歩3分の場所、今泉にある「GRANDMIRAGE」。
2棟からなる大型複合施設で、ここの3/4Fに位置する「evoL by GRANDMIRAGE」は開放感のある8mの吹き抜けを有する2フロアとなっており、最高レベルの音、映像、照明、お酒が五感全てを刺激し、大人のためのラグジュアリーで心地よい空間を味わうことができます。
公式サイト:https://grand-mirage.com/
Twitter:https://twitter.com/evoLGRANDMIRAGE
Pegboard Nerdsのオススメ曲
Pegboard Nerds & NGHTMRE – Superstar (feat. Krewella)
NGHTMREとKrewellaとのコラボ・ナンバー。
上でも説明しましたが、Pegboard Nerdsの代表曲のひとつで、キャッチーなメロディに乗せて歌うKrewellaのヴォーカルとPegboard NerdsとNGHTMREによるダブステップ部分のギャップがたまりません!
Jauz & Pegboard Nerds – Get On Up
Jauzとのコラボ・ナンバー。
軽快なピアノのメロディが美しい爽やかなトラックかと思いきや、一転Jauzのスタイルが前面に出たベースサウンドが最高にクールです!
この曲はHollywoodのJauzのスタジオで初めて彼と会った日に曲の大半を作り上げたそうで、その後微調整をオンラインでやり取りして完成したそうです。
Pegboard Nerds & Spyker – Extraordinary (feat. Elizaveta)
デンマーク出身のプロデューサー、Spykerとのコラボで、女性シンガーのElizavetaをフィーチャリングしたナンバー。
弾むようなビートとピアノのメロディ、そしてElizavetaの歌声が素敵なキャッチーなハウスチューンとなっています!
Pegboard NerdsとElizavetaのタッグは2014年の“Hero”ぶりとなります!
“Extraordinary”ですが、Dropgunのスタイルを反映させたリミックスバージョンもオススメです!
Pegboard Nerds – Emoji
喜びや怒り、悲しみなど全ての感情を取り入れたと語っているだけに、エモーショナルさ全開のフューチャーベースに仕上がっています!
随所に綺麗なサウンドと攻撃的なサウンドを散りばめているのもアクセントとなっていて良いですね!
VIPバージョンもあるので聴き比べてみるとまた面白いですよ!
Pegboard Nerds – Heaven Let Us Down feat. Koda
シンガーのKodaをフィーチャリングしたナンバー。
タイトルの通り、イントロはメランコリーな雰囲気を醸し出していますが、すぐに勢いを増し力強いダブステップへと変貌すします!
Kodaのヴォーカルが良い味を出していますね!
Pegboard Nerds – Try This
この曲はジャンルで言うとドラムステップで、彼らのルーツに近いサウンドとなっています。
スパイ映画などで使用されそうなどこかハラハラドキドキするようなメロディが面白いです!
Pegboard Nerds – Swamp Thing
バンジョーとメロボルンとラップを組み合わせたようなサウンドが特徴の“Swamp Thing”。
ダブステップのベースと「Pump it up」というヴォーカルサンプルのループもテンションを上げてくれます!
Pegboard Nerds – BAMF
この曲の魅力はなんと言っても、ドラップ部分の音のユニークさ!
一度聴けば病み付きになること間違いなしです!
またこの曲ではPegboard Nerdsの友人が作ったサンプルパックのヴォーカルを使用しているそうですよ!
Excision & Pegboard Nerds – Bring The Madness (feat. Mayor Apeshit)
Excisionとのコラボで、ヒップホップアーティストのMayor Apeshitをフィーチャリングしたナンバー。
ExcisionとPegboard Nerdsというコラボというだけでアドレナリンが出ます!笑
Mayor Apeshitのラップと2組の要素を存分に発揮したアグレッシブなサウンドがカッコイイです!
Excision & Pegboard Nerds
価格: 250円posted with sticky on 2017.11.22
Krewella – Alive (Pegboard Nerds Remix)
Krewellaの大ヒット曲“Alive”をリミックスしたのですが、こちらもヒットしました!
“Alive”のリミックスのなかでも人気が高く、これぞザ・ダブステップといった感じでオススメです!
Krewellaとはこのリミックスと“Superstar”以外に、2017年11月にリリースした“Another Round”でもコラボしています!
Nicky Romero vs Volt & State – Warriors (Pegboard Nerds Remix)
Nicky Romeroのヒット曲もリミックスしました!
このリミックスは今までの彼らのスタイルとは一風違った感じとなっていますが、これは締め切りが非常に差し迫った状況下で作成したそうで、いわば半ば狂乱状態でアイデアも右往左往しており、はじめはエレクトロバンガーになっていましたが提出ギリギリで急遽2ステップガラージに変更したために予期せぬサウンドが生まれたそうです!笑
Nicky Romero vs Volt & State
価格: 250円posted with sticky on 2017.11.22
おわりに
いかがでしたか。
来日公演を前にPegboard Nerds(ペグボード・ナーズ)について少しは分かっていただけたでしょうか。
当日12月8日(金)はMNNのTwitter(@Music_News_Net_)で、彼らの動画を幾つかアップしますので、楽しみにしていて下さい!
コメントを残す