San Holoがときどき自身のセットのラストの方でハッピーハードコアの曲をかけることがあるのですが、それが最近Jan Levelというアーティストの楽曲だということを知りました。
@LoveJanLevel @bitbirdofficial crowd seemed to like it in socal 🌎☮️ pic.twitter.com/9hSCKBtljA
— John Garcia (@JohnathanGrcia) 2016年4月30日
しかもこのJan Levelというアーティスト、San Holoのレーベル「bitbird」と契約しており、そのハッピーハードコアの楽曲も「bitbird」からリリースしていたのです!
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hanging with da man @sanholobeats. more music soon on @bitbirdofficial! 💥🇳🇱
「bitbird」といえば、メロディアスなフューチャーベースや繊細なアンビエント系の曲をリリースしているイメージが大きかっただけに、過去にハードコアの楽曲をリリースしているのには驚きだったので、Jan Levelがどんなアーティストか調べてみました。
Jan Levelとは、オランダ出身のDJ/プロデューサー。
自分の顔に全てモザイクをかけているため、容姿は不明ですが、これもマーケティングのひとつでしょうか。
2015年11月にTwitterをスタートした際も、最初の投稿は「Hardcore Never Dies(ハードコアは不滅)」としていることからも、ハードコアを推し進めていることが分かります。
Hardcore Never Dies
— Jan Level (@LoveJanLevel) 2015年12月1日
その年の12月にbitbirdから初のシングルとなる“I Believe”をリリース。
ちなみにこれがJan Levelにとってのデビューシングルでもあります。
よく聴くと単なるハードコアではなく、フューチャーベース要素も取り入れているのが分かるかと思います。
https://soundcloud.com/bitbirdofficial/jan-level-i-believe-videoclip-in-description
その後、約1年間何のリリースもなければ、SNSの更新もなかったのですが、2016年3月にBPMが速いハードコアテクノのひとつ、ガバの曲を制作していると投稿。
その翌月に再びbitbirdからセカンドシングル“World Peace“をリリースしました。
この曲はDiploのレーベル「Mad Decent」からリリースされたクリスマスのコンピレーションアルバム『A Very Decent Christmas 4』にも収録され、ハードスタイルやハードコアを聴かない人たちからも「新しいスタイルの可愛いガバ」として親しまれました。
2016年11月にSNSで「新曲制作に取り掛かっており、新しいガバを届ける」と発表し、多くのファンがJan Levelの次の新曲を待ち望んでいたのですが、それから2年以上経った現在2019年1月段階でもリリースされる気配もなければ、それ以降SNSも一切更新されていません。
I AM WORKING ON NEW MUSIC I JUST NEED SOME MORE TIME I PROMISE TO BRING YOU NEWGAB SOON
— Jan Level (@LoveJanLevel) 2016年11月25日
海外のネット掲示板redditでも「Where is Jan Level?」というスレッドが立っていたので読んでみると、どうやら薬関係で刑務所に入っているため、SNSの更新や新曲のリリースもできていないという情報が書かれていました。
この情報は間違っておらず、San Holoの幼少時代からの友人で、「bitbird」の共同創立者でもあるThorwald van den Akkerもまた刑務所にいたことを認めており、DROELOEの“Many Words”の予告動画で映る電話ボックスの落書きの中にも「Free Jan Level(Jan Leveln自由を)」と書いてあるのが分かります。
しかし同じくbitbirdに所属するTaska Black曰く、現在は服役を終えて出所しており再び音楽のプロデュースに戻っているそうです。
Jan Levelのソロ曲もそうですが、他のbitbirdアーティストとコラボしたらどんなサウンドが生まれるのか興味ありますよね。
いつになるかは不明ですが、新曲を引っ提げて必ずシーンに戻ってきてくれると信じているので気長に待ってみたいと思います!
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