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2021年は日本人トラックメイカーが大活躍!人気レーベルからも曲を出した注目の16名をピックアップ!

2021年は日本人トラックメイカーが大活躍!人気レーベルからも曲を出した注目の16名をピックアップ!

まだ現在8月ですが、2021年は特に日本人トラックメイカーたちの海外レーベルリリースが目立った年なのではないでしょうか。

ダンスミュージックファンなら誰もが知っているような大手レーベルと契約したり、そのレーベルから初めて曲を出した日本人アーティストにもなったりと、すでにあらゆる快挙を成し遂げており、世界水準のサウンドを武器に活躍しているのを感じます。

そこで、今年に入って人気レーベルから曲をリリースした世界も注視するトラックメイカーたちを勝手にピックアップ(順不同)させていただきました!

Pharien

2019年にオランダの大手ダンスミュージックレーベル Spinnin’ Recordsと日本人初の専属レーベル契約を結んだPharien(ファリエン)。

Pharienは今までに、Hardwell主宰のRevealed RecordingsやArmin van Buuren主宰のArmada Musicなどからもリリースしているほか、2020年には尊敬するアーティストのひとりでもあったMatt Nashとのコラボ曲“Marathon”をSpinnin’ Recordsから発表し、さらにStadiumxとコラボした“In My Arms”をDon Diablo主宰のHEXAGONからリリースしています。

Matt Nash x Pharien – Marathon (Official Audio)

 

Stadiumx & Pharien – In My Arms (Official Audio)

 

そして今年の6月にはHEXAGON傘下でJennifer Cookeのレーベル LoveLace RecordingsからLaura van Damとのコラボ曲“Stay”をリリースしており、記憶に残る口ずさみたくなるようなメロディが特徴の落ち着いたサウンドに心奪われます。

Laura van Dam x Pharien – Stay (Official Audio)

 

Komb

福岡を拠点に活動するトラックメイカー、Komb(コンブ/コンビー)。

今年7月にSpinnin’ Records傘下でBlasterjaxx主宰のレーベル Maxximize Recordsから、KSHMRの専属VJでプロデューサーでもあるTroyakとのコラボ曲“Ritual”をリリースしました。

Troyak & Komb – Ritual (Official Music Video)

 

Maxximize Recordsと契約したの日本人アーティストはKombが初めてで、過去にはShowtekのレーベル SKINK RecordsやWill Sparksの旧レーベル Bourne Recordingsからもリリース歴があり、リミックスやブートレグはTimmy TrumpetやBen Nicky, Darren Styles, Sikdope, Kayzoなどからもサポートされています。

Kutski & Komb – Frost And Fire (Official Audio)

 

Punk Fanatic & Komb – Shivaya

 

“Ritual”ではオリエンタルなサウンドが特徴のサイケ×ハードダンスを披露しましたが、今後もハードダンスファンなら誰もが知っている人気レーベルからのリリースが複数予定されているので今後の活躍にも注目です。

Yuta Imai

今年7月に世界有数のハードスタイルレーベル Dirty Workzと契約を結び、アジア人初のメンバーとなったYuta Imai(ユウタ イマイ)。

その直後、Dirty Workzに所属して最初のシングルとなる“Rising Sun”を発表し、ミュージックビデオ含めて和テイストを取り入れたハードスタイルで世界中のファンを魅了しました。

Yuta Imai – Rising Sun (Official Video)

 

Dirty Workzから曲を出すのは今回が初めてではなく、2020年10月に“Arcade”でレーベルデビューを果たしており、そのときはアーケードゲームの内臓音源のようなチップチューンとハードスタイルを織り交ぜたスタイルを披露するなど、日本が世界に誇るハードスタイルアーティストと言っても過言ではありません。

Yuta Imai – Arcade (Official Audio) [Copyright Free Music]

 

TAIGA

もはや説明不要。今年6月にHEXAGON傘下でRetroVisionのレーベル Time Machinから出した“We Call It House”で日本中に衝撃を与えたTAIGA(タイガ)。

TAIGA – We Call It House (Official Audio)

 

この曲はBeatportのフューチャー・ハウスのランキングTop 100において堂々の1位を獲得しており、レーベルボスのRetroVisionはじめ、Don DiabloやMadison Mars, Lucas & Steve, Showtek, Kryderなど名だたるアーティストからもサポートされたフロアライクなハウスに仕上がっています。

現在まだ19歳という若さにして、Time Machinから曲を出した初の日本人アーティストでもあり、ハウス、フューチャー・ハウス、フューチャー・バウンスなどのジャンルまで操る注目のトラックメイカーです。

TAIGA – I Go Crazy

 

また8月20日(金)には韓国出身のプロデューサー、Jeonghyeonとのコラボ曲“Set Me Free”をBassHouseMusicからリリースすることも決定しています。

Fiftee West

OsrinやBEAUZなどの有名アーティストも契約したILLICIT(現 Hinky Records)から日本人として初めてリリースを果たしたFiftee West(フィフティ・ウェスト)。

Fiftee West – Peace (Magic Free Release)

 

Steve Void主宰のStrange FruitsからはTriple Mとのコラボ曲を2つもリリースしており、クリエイティブな楽曲の構成と独特のサウンドデザインは高く評価されています。

Triple M & Fiftee West – Count On You

 

Triple M & Fiftee West – Wanting More

 

近日、Laidback Luke主宰でMixmash RecordsのサブレーベルにあたるMixmash Boldからの新曲リリース予定とのことで、どんなサウンドを展開してくるのか注目です。

NATSUMI

様々なクラブイベントはじめ、「ULTRA JAPAN」や「SUMMER SONIC」といった国内のビッグフェスにも多数出演し、ベースミュージックやハードダンスを中心としたアグレッシブなパフォーマンスでファンを魅了しているフィメールDJのNATSUMI(ナツミ)。

そんなNATSUMIは、Laidback Luke主宰 Mixmash RecordsのサブレーベルであるOnes to Watch RecordsよりRoy Destとのコラボ曲“Shibuya”をリリースするなど、2019年はDJのみならずプロデューサーとしての才能も大きく開花。

Roy Dest & Natsumi – Shibuya [Whale EP Out Now!]

 

そしてつい先日、Alan Walkerなど多くのスターを輩出したNCSからスピード・ハウス風のエネルギッシュな新曲“Take Me Away”を発表し、NCSから曲をリリースした3人目の日本人アーティストとなりました。

NATSUMI – Take Me Away [NCS Release]

 

Tatsunoshin

ハッピーハードコアシーンで大活躍する日本人で、まず最初に思い浮かぶのがTatsunoshin(タツノシン)。

Dirty Workz傘下でTweekacore(Da Tweekaz)とDarren Stylesが立ち上げたレーベル Electric Foxからリリースを重ねており、7月にも“Confused Love”を発表しています。

Tatsunoshin – Confused Love (Official Audio) [Electric Fox]

 

以前は4*名義で活動していましたが、5月から現在のTatsunoshinに変更しており、エモいメロディが特徴の多幸感溢れるハッピーハードコアに心を掴まれます。

4* – Forgive (Official Audio) [Electric Fox]

 

8月12日(木)にはJakka-Bとのコラボ曲“Someone To Forget”をOneSeventyからリリースしたばかりで、さらに上で名前を挙げたKombやYuta Imaiとのコラボ曲のリリースも控えているとのことなので楽しみです。

Jakka-B x Tatsunoshin – Someone To Forget [OneSeventy]

 

Allen Mock

映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の公開に先駆けて発表されたサウンドトラック『ザ・ロード・トゥ・F9 / THE ROAD TO F9』に自身の“Phantom”が収録されたAllen Mock(アレンモック)。

Allen Mock – Phantom [Official Audio]

 

Allen Mockことテホン・キムは東京都出身の音楽プロデューサーで、これまでJauz主宰のBite ThisやBite This Now, さらにFlux PavilionとDoctor P主宰のCircus Recordsなどからシングルやリミックスを出したことがありますが、今年7月にはƱZ主宰のQuality Goods Recordsからソロ・シングル“Our Hour”を発表。

YVNG JALAPENO & Allen Mock – Activate

 

Roksonix – Dogfight (Allen Mock Remix)

 

QGRT-014 | Allen Mock – Our Hour

 

彼が生み出す独創的な楽曲の数々は世界のトップアーティストから絶賛されており、日本のベースミュージックシーンを代表するプロデューサーのひとりと言っても過言ではありません。

NUU$HI

ベースミュージックを中心に活動する若手クリエイター集団 ARANCKの一員でもあるNUU$HI(ヌーシ)。

NUU$HIは去年、Dodge & FuskiのRob TalbottとAstronautのRoss Burrが設立したレーベル Disciple Recordingsと日本人初となる契約を交わし、コンピレーション・アルバム『Disciple Afterlife Vol. 1』“Sakura VIP”が収録され、大きな話題を呼びました。

Nuu$hi – Sakura VIP

 

去年12月に出したEP『Fairy Tale』と同様、今年3月にもOolacileのレーベル Halcyonから“Icarus”をリリースし、同レーベルから発表されたコンピレーション『Enchanted Vol. 1』にも収録されました。

NUU$HI – Icarus

 

メロディック・リディムなど彼が創り出す前衛的なベースミュージックは一度聴いたら病み付きになります。

Dubscribe

Excisionからもサポートされている日本が世界に誇るダブステップ・プロデューサー、Dubscribe(ダブスクライブ)。

2019年にBorgoreのレーベル Buygore RecordsからEP『Carnage』を出したときや、ExcisionとSpace Lacesによる楽曲“1 on 1“の公式リミックスをリリースした際にMNNでも記事で取り上げたことがあります。

 

 

その後、2020年にはBlack Tiger Sex Machine主宰のKannibalen Recordsからリリースされたコンピレーション・アルバム『All I Want For Christmas Is Bass Vol. 5』“Head Crack”が収録されたり、Excision主宰のSubsidia Recordsからもリリースを重ね、今年5月にも同レーベルから“Devastator”を出すなど、その勢いは留まることを知りません。

https://soundcloud.com/dubscribe_produkt/head-crack

 

Dubscribe – Devastator | Subsidia

 

Shingo Nakamura

茨城県出身のミュージック・デザイナーで、MonstercatやAbove & Beyond主宰のAnjunadeepなどからもリリース歴があり、世界のプログレッシヴ・ハウスシーンにおいてその一翼を担うアーティストとして活躍しているhingo Nakamura(シンゴ ナカムラ)。

今年6月には自身3枚目となるアルバム『Glow』をMonstercatよりリリースし、7月には『Glow』のリミックスパックも発表し、BT, Matt Fax, Julian Grayといったアーティストが参加しました。

 

最高のくつろぎ空間を演出する個性のある美しいサウンドスケープで世界中のファンを魅了しています。

VEATZ

札幌を拠点に活動するトラックメイカーのVEATZ(ビーツ)。

今月6日には、MOTiのレーベル ZERO COOL (ZERO DEEP)からグルーヴィーなハウストラック“Be Alright”をリリース。

VEATZ – Be Alright [Zero Deep]

 

同じく北海道出身でHysteria RecordsやKryteria Recordsからリリース歴のあるNORIIと複数のコラボ曲をリリースしており、先日共同で制作したSwedish House Mafiaの“It Gets Better”ブートレグもHypedditのTop 100 Chartsの上位にランクインしています。

NORII & VEATZ – Pien

 

 

KTTK

中毒性の高い上質なテックハウスを得意とするKTTK。

今月、Wh0のレーベル Wh0 Worxからリリースした2トラックEP『Lover』でも例に漏れず、クセのあるテックハウスを披露しています。

 

KTTKは7月にVEATZとのコラボ曲“1,2,3”をGlorie Recordsから出していますが、これも相当クセ強めなハウスで病み付きになります。

VEATZ & KTTK – 1,2,3

 

さらに今月はEP『Lover』だけでなく、8月13日(金)にDigital Empire Recordsから出したばかりの“Don’t You”, 同じくDigital Empire Recordsから8月20日(金)に出す“Myra”含め、4週連続で新曲をリリースするとのことなので残りの楽曲も期待できます。

 

Canta Bille

2019年に自身の楽曲“Time To Go”がDon Diabloがホストを務める人気のラジオショー Hexagon RadioでピックアップされたこともあるCanta Bille(カンタ・バイル)。

 

今年4月にPenoとGersonikのコラボ曲“ランデブー”の公式リミックスを担当したのですが、この日本語×フューチャー・ハウスのエモくて躍動感のあるリミックスが個人的にめちゃくちゃ刺さったので、ピックアップしました。

Peno & Gersonik – ランデブー (Rendezvous) [Canta Bille Remix] Feat. Aon

 

過去にはS2 RecordsやHoop Recordsからもリリース歴があり、上質なフューチャー・ハウスがたまりません。

Canta Bille – Wanna Go Again

 

Canta Bille – Real Or Lie

 

Beatman

世界で最も権威あるロンドンのMinistry of Soundのメインステージにてパフォーマンスを行うという快挙を成し遂げたBeatman(ビートマン)。

Kygoも過去に曲を出したことのあるルーマニア拠点のレーベル Ensis Recordsから、今年7月にYjodsらとのコラボ曲“When You Let Go”をリリースしており、今までのスタイルとは一味違ったフューチャー・ベースを展開し、音楽性の幅広さを見せ付けました。

beatman , Yjods feat. Jonny Rose – When You Let Go (OUT NOW)

 

Tiara

国内外で活躍するフィメールDJ/プロデューサーのTiara(ティアラ)。

Tiaraはダンサーやモデルとして活動してキャリアを積み上げてきましたが、プロデューサーとして過去にHardwell主宰のRevealed RecordingsやLadiback Luke主宰のMixmash Recordsからも曲をリリースしたことがあります。

Swatkat & Tiara – Love Got You

 

Lost Capital & Cr3on feat. Joselyn Rivera – The Way It Was (Swatkat & Tiara Remix)

 

そして今年7月にはHEXAGON傘下でKing Topher主宰のBring The Kingdom、さらにHEXAGONとパートバーシップを結んだStadiumxのレーベル Sub Religion Recordsからも立て続けに曲を出しています。

Tiara x Tanishq – Fire (Swatkat Edit) (Official Audio)

 

Tiara x Swatkat – Falling (Official Audio)

 

おわりに

今回ピックアップしたトラックメイカーたちはまだ一部に過ぎないので、また今年の終わりくらいに第2弾の記事をアップしたいと思います!

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