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新作を更に深堀り!オススメ14曲をちょっぴり詳しく紹介!【2022年4月後半リリース】

新作を更に深堀り!オススメ14曲をちょっぴり詳しく紹介!【2022年4月後半リリース】

MNNでは毎週、その週にリリースされる新曲を『新譜紹介記事』として、リリース前に50曲前後一気にピックアップしてきました。

しかし、リリース前の執筆ということもあり、音源そのものを聴けていない状態でピックアップしたり、曲に関する情報が少なく細かい説明を提供できていなかったため、先週より2記事/週くらいのペースで、十数曲に厳選した楽曲をもうちょっとだけ詳しく紹介した『新作深堀りコーナー』をスタートしました!

 

本日は第6回目となりますが、2022年4月後半にリリースされた厳選の14曲をご紹介します。

Leotrix – FUNNYFACE

Leotrix – FUNNYFACE [Monstercat Release]

 

日本にもコアなファンを抱えるオーストラリア出身のプロデューサー、Leotrixが人気レーベル「Monstercat」からデビューを果たしたことでも話題となった最新シングル。

Leotrixがニキビなど自身の顔のコンプレックスを敢えて前面に出して振り切った楽曲となっていて、「変な顔」というタイトルにもしています。

カラフルなシンセやバウンシーなドラムに重低音の効いたベースサウンドが完璧に調和された、前衛的且つ実験的なダブステップで、今月12日にリリースした4トラックEP『Wild Time』にも収録されています!

 

ACRAZE – Do It To It (Subtronics Remix)

ACRAZE – Do It To it (Subtronics Remix)

 

2021年を代表するダンスミュージックのひとつと言っても過言ではない、ACRAZEの大ヒット曲を、ベースミュージック界の人気レーベル「Cyclops Recordings」のレーベルボスでもあるSubtronicsがオフィシャルリミックスを提供。

この曲は、TiestoやAndrew Rayelなど複数のリミックスバージョンが存在するのですが、Subtronicsによるリミックスは、サスペンスに満ちたダブステップにアレンジされていて、ダークなメロディと強烈なベースサウンドが差し迫った恐怖を予感させます!

ACRAZE – Do It To It (feat. Cherish) (Tiësto Remix)

 

ACRAZE – Do It To It (ft. Cherish) (Andrew Rayel Remix) (Official Audio)

 

Seven Lions, Blastoyz – Reason For Fighting

Seven Lions & Blastoyz – Reason For Fighting (feat. ERV ELLO) | Ophelia Records

 

アメリカ出身のプロデューサー、Seven Lionsとイスラエル出身のプロデューサー、Blastoyz、それぞれの音楽スタイルがバランス良く現れた最新シングル。

そのため、Blastoyzによるサイケデリック・トランスとSeven Lionsによるメロディック・ダブステップを絶妙に融合させたハイブリッドな構成となっています!

2組がコラボするのは、去年10月に出したSeven Lions主宰のレーベル「Ophelia Reords」のオールスターが集結したメガコラボ作“Pantheon”以来となります。

Pantheon [Mega Collab] – Blastoyz, Dimibo, Jason Ross, Kill The Noise, Seven Lions, Trivecta & Wooli

 

Kai Wachi – All Your Lies

Kai Wachi x Lexi Norton – All Your Lies (Lyric Video)

 

アメリカ出身のプロデューサー、Kai Wachiが先月リリースしたオススメの新曲で、6月にBlack Tiger Sex Machine主宰のレーベル「Kannibalen Records」からリリースする新作EP『SKINS』からのファースト・シングルでもあります。

とにかくリリックが切なくて、寂しさがグッと込み上げてくるようなエモい失恋ソングとなっています。

嘘で縫い合わせたような関係だったと知り、悲しみに打ちひしがれていますが、まだ未練が残っている様子が、メロディックで力強いダブステップを通してヒシヒシと伝わってきます!

Wavedash – Skydive

Wavedash – Skydive [Official Audio]

 

3人の友人同士で組んだテキサス出身のプロデューサー・トリオ、Wavedashが先月、約7ヶ月ぶりにリリースしたシングルです。

ノスタルジックな要素を凝縮させたベースミュージックを追求したとのことで、絶え間なく変化するテンポとテクスチャー、そしてシンセサイザーが散りばめられたドリーミーなサウンドスケープを演出しています!

タイトルからも、型にハマらない自由な芸術性を求めて未知なる世界にダイブする意志を感じることができます。

Eptic, Dillon Francis – Next Level

EPTIC x Dillon Francis – Next Level

 

2019年に「Monstercat」からリリースした“Let It Go”以来となる、EpticとDillon Francisの再コラボが実現。

Eptic & Dillon Francis – Let It Go [Monstercat Release]

 

2021年8月に開催されたHARD Summerで初披露して話題となったのですが、それから約8ヶ月が経ち、Epticが「Create Music Group」からリリースしたデビュー・アルバム『The End of The World』の収録曲として日の目を浴びました!

 

前回のコラボ曲のジャンルはムーンバートンでしたが、今回はつんざくようなシンセが特徴の遊び心とパンチの効いたトラップを披露していて、ビルドアップやドロップからはDillon Francis要素がしっかりと感じられます。

Valentino Khan, Dillon Francis – Move It

Dillon Francis & Valentino Khan – Move It (Official Audio)

 

今年1月にリリースされた”Real Love”のリミックスでも共演したことがあるDillon FrancisとValentino Khanがコラボした話題のシングル。

Dillon Francis – Real Love [Valentino Khan Remix] (Official Audio)

 

ドロップ直前などで登場する「I Like to the Move It Move It」というボーカルは、Valentino Khan自身の声を起用しており、弾力のあるビートとお腹の底まで響くようなパワフルなドロップが際立つインパクト抜群のハウス・トラックに仕上がっています!

Whethan – COMPLICATED

Whethan – COMPLICATED (feat. aldn & 8485) [Music Video]

 

The Chainsmokersの4枚目のアルバム『So Far So Good』で、“High”“Testing”など6つの収録曲で共同プロデューサーとして参加しているWhethanによるシングル。

カナダ出身のインターネット・ポップ・スター、8485(エイティー)とラッパー兼シンガーの​aldnをフィーチャーしており、別れた後の複雑な心情をインディーポップな香りがするエレクトロに乗せて歌っています!

この曲は、Whethanが4月29日にリリースした9曲入りのEP『MIDNIGHT』にも収録されています。

 

Carola – Luchadora

Luchadora

 

ブラジル出身のフィメールプロデューサー、Carolaのシングルで、Armin van Buurenのレーベル「Armada Music」からリリースする自身3枚目のシングルとなります。

アートワークにも写っているように、タイトルはスペイン語で「レスラー」を意味しており、ラテン色を前面に押し出した妖艶でセンセーショナルなハウスは中毒性も高く、ブラスのメロディとスペイン語ボーカルの組み合わせがセクシーさを倍増させています!

そんなCarolaは、今年7月にベルギーで開催されるダンスミュージックの祭典「Tomorrowland」デビューを果たすことも決まっている注目アーティストのひとりです。

Laidback Luke, Eva Simons – Flexin’

Laidback Luke & Eva Simons – Flexin' (Official Lyric Video)

 

Afrojackと2010年に“Take Over Control”でコラボしたり、夫でダッチ・ハウス界のレジェンドでもあるSidney Samsonと「Spinnin’ Records」から複数回、曲を出したこともあるオランダ出身の女性シンガー、Eva SimonsとLaidback Lukeが初めてタッグを組んだエネルギッシュなコラボレーション。

Afrojack ft Eva Simons – 'Take Over Control' (Official Video)

 

ダンサブルなビートと極上のグルーヴで魅せるテック・ハウスは中毒性抜群で、躍動するようなリズムを聴けば踊り出さずにはいられません。

Papa Khan – Get to U

Papa Khan – Get To U [Monstercat Release]

 

MNN個人的にもお気に入りのインドネシア出身のプロデューサー、Papa Khanによる最新シングルで、自身が推進する新興ジャンル「フューチャー・リディム」「カラー・ベース」全開の1曲となっています。

心に響くドリーミーなラブ・バラードとなっていて、Papa Khan自身が作詞作曲だけでなく、ボーカルにまで挑戦しています!

「誰かと恋に落ちたときの感覚だったり、愛のためなら何だってする!」という純粋で真っ直ぐな気持ちを歌っており、どこか哀愁を誘うメロディと情感豊かなヴォーカルが胸に刺さります。

Sihk, NATSUMI – We Are Love

Sihk & NATSUMI – We Are Love (feat. Vania)

 

上のPapa Khan同様、インドネシア出身のプロデューサー繋がりで、同郷であるSihkと日本人フィメールDJ兼プロデューサーのNATSUMIがコラボした新曲をピックアップ。

NATSUMIは人気レーベル「NCS」からもリリース歴がありますが、今回、念願でもあったYellow Claw主宰のレーベル「Barong Family」からのデビューを果たした記念すべき1曲です!

NATSUMI – Take Me Away [NCS Release]

 

今までの「Barong Family」にあまりなかった疾走感のあるキュートなUKハードコアを展開をしていて、世界に強烈なインパクトを与えました。

Tatsunoshin – Breathe Me

Tatsunoshin ft. KYRK – Breathe Me (Official Audio) [Electric Fox]

 

日本が世界に誇る若きプロデューサー、Tatsunoshinが先月出したシングルで、しっとりしたピアノの旋律と情感豊かな男性ヴォーカルの組み合わせがエモすぎで、イントロから泣かせにかかってきます。

大好きな人に捧げたハートフルなリリック含めて、胸を熱くしてくれるキャッチー且つ抒情的なハッピー・ハードコアと言えます!

Valy Mo, MEIRLIN – Mess

Valy Mo, Meirlin – Mess (Official Audio) [Tech House]

 

フランス出身のプロデューサー、Valy MoがLAを拠点に活動する日本人女性プロデューサーのMEIRLINとコラボしたシングル。

MEIRLINにとってShowtekのレーベル「Skink Records」から曲を出すのは今回が初めてで、切れ味の鋭いベース・ハウスが純粋にカッコいい1曲です!

MEIRLINは、単身でLAに渡り、本場の地でDJ/アーティストとして一からキャリアを積んでおり、 今では初の日本人DJとして’DJ mag世界トップ100’上位にもランクインしているロサンゼルスのクラブでレジデントDJを務めるなど、国内外で活躍しています。

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