もはや説明不要の大ヒット作 “Do It To It” でハウスミュージック界に一躍躍り出た ACRAZE が 5 月 24 日(金)に ZEROTOKYO に出演することが決定しました!
2022 年の初来日以来、2 度目の来日となりますが、当時よりヒット曲も増え人気もキャリアも上昇中の ACRAZE について、ZEROTOKYO でのイベント情報と併せてご紹介します。
ACRAZEとは
ACRAZE こと Charlie Dunker は、アメリカ・ニューヨーク出身の DJ / プロデューサー。
子供の頃、両親からクラシックなディスコやテクノを聴かせてもらっては踊り狂っていたことも影響して昔からダンスミュージックが好きだったのですが、高校 3 年生のときに、初めて音楽フェスティバルに参加して DJ /プロデューサー になりたいと思い、2016 年に ACRAZE プロジェクトをスタ-トさせ、2017 年に 4B のレーベル MACA から初のオリジナル作品 “Pull Up” をリリース。
この頃の曲を聴けば気付くと思いますが、意外にも ACRAZE は当初、トラップやダブステップなどベースミュージックをメインとした楽曲を制作していました。
しかし、自分の中でなにか満たされない部分があり、さらにベースシーンでは激しい競争があり、自分が今更入れるスペースがないと感じたことで、以前よりクリエイティブなインスピレーションを感じていたハウスミュージックへ移行。
最初はジャンルの方向性も決まっていなかったため、コロナによるロックダウン期間中を利用して新しいサウンドを模索したそうですが、今ではポップにも参入することでジャンル間のギャップを埋め、ハウスミュージックの限界を押し広げることに貢献しています。
そして、ハウスミュージックの巨匠 Chris Lake の影響から 2020 年に “Marco Polo” を Tchami のレーベル Confession からリリースすると、Malaa の人気コンピレーションシリーズ『Illegal Mixtape Vol.3』に収録されたほか、 尊敬する Chris Lake からもサポートされ、リブランド後すぐに頭角を現しました。
ハウスへ移行することでこれまでのベースミュージックファンを犠牲にしてしまうかもしれない、という恐れもあったそうですが、ハウスミュージックを作りたいという衝動も抑えきれず、2021 年のはじめに初めてハウスオンリーのフルセットした際に肯定的なフィードバックをもらい、完全移行を決意したのです。
その後、Lipps Inc. の 1979 年のディスコクラシック “Funky Town” をハウスにリワークした同名タイトルのトラックはヒットを記録し、2006 年のアメリカの R&B グループ Cherish の同名タイトルのヒット曲をサンプリングした “Do It To It” を 2021 年にリリースするとこれがソーシャルメディアでバズりまくり、Chris Lake や Martin Garrix, Tiesto, DJ Snake, Malaa, JohnSummit, Marshmello, Diplo, Pete Tong などトップ DJ たちからもサポートされ大ブレイクしたのです!
この “Do It To It” の大成功もあって、Capitol Records とも契約し、ラスベガスを代表するナイトクラブ Hakkasan でのレジデントも獲得。
あっという間にハウスミュージック界のビッグネームのひとりとなった ACRAZE は、DJ Snake が 2022 年にパリの巨大サッカースタジアム Parc Des Prince で開催した最大規模の単独ショーにも出演し、Tomorrowland, Ultra, Electric Zoo, EDC, Lost Lands, Lollapalooza, Sensation など大型音楽フェスに軒並み出演を果たし、現在も世界各国で公演を行っています。
2023 年秋の Premier EDM によるインタビューでは、デビュー・アルバムの制作に取り掛かっていることも明かしており、早ければ 2024 年内にリリース予定とのことで期待が高まります!
世界的大ヒットソング”Do It To It”で一躍スターに
2021 年にリリースした “Do It To It” は ACRAZE にとって初のゴールド・シングルとなったほか、7 カ国でプラチナ・ステータス、12 カ国でゴールド・ステータスまで獲得するなど、紛れもなく自身の代表曲となっています。
この曲はリリースの 1 年前である 2020 年秋に制作したそうですが、EDC Orlando のセットのために新しいイントロが必要だったため作ったところから始まりました。
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この “Do It To It” は 2021 年のはじめに Tchami の前座を務めたときが初披露の場となったのですが、プレイしたときのクラブ内の熱狂ぶりはハンパなく、翌朝には「あの曲の詳細が知りたい!」というDM が 500~600 通届いたほど反響は凄まじいものだったそうです。
DJ Snake はアメリカの Brooklyn Mirage のステージで ACRAZEをステージへ呼んで、この曲を “The song of the summer(この夏を象徴する曲だ)”と称賛。
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さらに、Zedd は “Do It To It” のリミックスとイカゲームにインスパイアされた映像とテーマ曲を組み合わせた “Squid Game & Do It To It (Zedd Edit)” を公開したことなども手伝って、Shazam のグローバル Top 200 チャートにて 1 位を獲得したほか、Spotify のグローバルチャートでも Top15 入り、Spotify Japan のバイラルチャートでも最高位 12 位を獲得、そして、Billboard の Hot Dance/Electronic Songs で 12 週以上にわたってチャートを駆け上がり Top 10 入りを果たしました。
ACRAZE による “Do It To It” は、懐かしさと新鮮さを同時に感じられるセンセーショナルなハウストラックですが、その後、Tiësto や Subtronics, Sub Focus など色んなパターンの公式リミックスまでリリースされました。
UNRELEASED TUNES FROM EDCO
LEMME KNOW WHICH ONE YOU LIKE THE BEST pic.twitter.com/BY0kluhErH— ✨SUBTRONICS✨ (@Subtronics) November 15, 2021
目の付け所とサンプリングが秀逸!
“Do It To It” に関しても Cherish による原曲をたまたま聴いていたときに、コーラス部分が頭の中をループするほど残り、これをハウスミュージックに落とし込んだら面白い!と思ったところから誕生したのですが、ACRAZE はこのようにサンプリングセンスに長けていると言えます。
2023 年にリリースした “Take Me Away” は ACRAZE が子供の頃、風呂上がりによく聴いていたという Natasha Bedingfield の “Pocketful of Sunshine” をサンプリングしているのですが、制作に約 2 年もの歳月を費やしたそうです。
DJ Snake による Parc Des Prince での公演にサポートで出演する前、オープニング用に新しいイントロが必要となり、制作して出来上がったのが “Take Me Away” のセカンドドロップなのですが、”Pocketful of Sunshine” の中で Natasha Bedingfield が「Take Me Away」と叫ぶパートが頭に残り、これまたハウスと組み合わせたらクレイジーに聞こえるだろう!というところからスタートしました。
most people don’t know but my new single “Take Me Away” has a vocal sample from Natasha Bedingfields “Pocketful of sunshine”. Having her personal blessing to let me put out the song is one of the most iconic things.
What a legend. New music this Friday 🔥
— ACRAZE (@Acraze___) March 1, 2023
ACRAZE は DJ Snake と Malaa による Secret Room セットのクロージングトラックにも選ばれ、自らが歌っていると噂された “Never know” など、まだリリースされていない ID も複数抱えていますが、「時代の先を見据えて、誰もやっていないことに挑戦する」をモットーとしている ACRAZE は今後もどんなアンセムを生み出すのかにも注目です!
5/24(金) ZEROTOKYOに初登場!
バイラルヒットを記録した “Do It To It” だけでなく、Sam Smith のグラミー授賞 No.1 ヒット・ソング “Unholy” のオフィシャルリミックスを手掛けたことで、ダンスミュージック界だけでなく、その枠を超えた存在であることが証明された ACRAZE が、5 月 24 日(金)に ZEROTOKYO に出演することが決定!
今年に入ってからも Insomniac 発のコンピレーション『EDC Mexico 2024』に自身の “In A Dream” が収録されたり、ラスベガスの Wynn Nightlife のレジデント DJ に就任したほか、EDC Las Vegas では KREAM との B2B セット、4 月の Ecostage では Noizu との B2B セットを披露。3 月には自身も一目置く Pickle らとのコラボ曲 “Runny Nose” を Thrive Music からリリースしたりと、常に何かと話題を提供しています。
また当日は、国内から東京を中心に世界各国の大型フェスやクラブ・パーティーに多数出演。block.fm のパーソナリティーも務めるダンスミュージック界の日本トップキュレーター TJO、ULTRA JAPAN 2023 への出演、人気デュオ BopCorn としても活躍する 2Wasted の出演しますので、是非足を運んでみて下さい!
2024.5.24(金) ACRAZE in ZEROTOKYO
OPEN 23:00
HP:https://zerotokyo.jp/event/acraze-in-zerotokyo0524/
DOOR:¥3,500-
FASTPASS TICKET:¥3,000-(優先入場・入場料金含む)
B4 Z HALL
ACRAZE / TJO / 2Wasted
VJ:Shun Nagasawa
B2 BOX
〈TECHNO / ELECTRONIC〉
NAKAJI / CHORDTUNEZ / AY
B2 R BAR
〈DISCO / HOUSE〉
KiRK / Junya Shimizu (InfinitySense) / Gohlem / ERIx2
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