日本でも知名度が高まってきているデュオ、Lucas & Steve(ルーカス&スティーブ)。
それなのに、まだMNNで紹介していなかったことに最近気づきました。
というわけで彼らの認知度をより高めるために、急遽Lucas & Steve(ルーカス&スティーブ)について紹介します!
目次
- 1 Lucas & Steveとは
- 2 クラシックミュージックや母親からインスピレーション!?
- 3 自身のラジオショー「Skyline Sessions」も大人気!
- 4 Lucas & Steveのオススメ曲
- 4.1 Lucas & Steve x Mike Williams x Curbi – Let’s Go
- 4.2 Lucas & Steve – Up Till Dawn (On The Move)
- 4.3 Sam Feldt x Lucas & Steve feat. Wulf – Summer On You
- 4.4 Lucas & Steve – Can’t Get Enough
- 4.5 Pep & Rash x Lucas & Steve – Enigma
- 4.6 Lucas & Steve x Pep & Rash – Feel Alive
- 4.7 Bassjackers x Lucas & Steve featuring Caroline Pennell – These Heights
- 4.8 Lucas & Steve feat. Jake Reese – Calling On You
- 4.9 Lucas & Steve – Love On My Mind
- 4.10 Kraantje Pappie x Lucas & Steve – Opgeturnt
- 4.11 Felix Jaehn feat. Lost Frequencies & Linying – Eagle Eyes (Lucas & Steve Remix)
- 5 おわりに
Lucas & Steveとは
Lucas & Steve(ルーカス&スティーブ)とは、Lucas de WertとSteven Jansenからなるオランダ出身の出身のデュオです。
※上の写真だと左がLucasで右がSteveです。
彼らのスタイルはピアノのメロディが印象的で、ポップ要素を取り入れた軽快なハウスミュージック(フューチャーハウス、ディープハウス)となっています。
2人の経歴を簡単にお話すると、オランダ南東端部にあるマーストリヒトで生まれたLucasとSteveは同じ小学校に通っていました。
といっても2人は2歳差(Lucasの方が2個上)だったため学校ではあまり接点がありませんでした。
その後何お互いオランダやベルギーなどのクラブでソロでDJ活動をしていたときにナイトクラブで再会。
同じ小学校だったということと音楽が好きという共通の趣味からすぐに意気投合し、2010年にデュオ「Lucas & Steve」を結成したのです!
Van Bommelというラウンジカフェでよく一緒にプレイしており、ここで色んなことに挑戦してDJのスキルを磨きました。
リミックスを中心にオランダのHousepital Groupが運営するレーベル、Housepital RecordsはじめタリアのHotfingers recordsやオランダのインディペンデントレーベル Be Yourself、 Armin van Buurenのレーベル Armada Musicなど色んなレーベルから曲をリリース。
Ruffneck – “Everybody Be Somebody”やRed Carpet – “Alright”のリミックスといったヒット曲も手伝って徐々に注目を浴び、2014年12月にSpinnnin’ RecordsおよびMusicAllStars Managementと契約します!
ちなみに”Everybody Be Somebody”のリミックスを出した後に、Spinnnin’ Records側から彼らに連絡してきたのです!
それまではLucasは心理学と経済学を、Steveは芸術分野と勉学と音楽活動を両立させていましたが、2015年からプロデュースおよびDJをフルタイムの仕事にすることを決め一気にシーンを駆け上がりました。
ちなみにNothing But Funkとともに制作したRed Carpetの“Alright”リミックスは、BeatportのハウスチャートTOP100で3週連続1位を獲得!
Red Carpet
価格: 200円posted with sticky on 2017.7.19
Ruffneckの名曲“Everybody Be Somebody”のリミックスはBeatportでなんと5ヶ月間もトップ10入りを果たしました!
Ruffneck
価格: 250円posted with sticky on 2017.7.19
グルーヴィーハウスとテックハウスを融合させた彼らのサウンドは多くのトップDJたちからも絶賛され、Armin van BuurenやFedde Le Grand, Axwell ^ Ingrosso, Sander Van Doorn, Dimitri Vegas & Like Mike, Avicii, Don Diablo, Afrojack, Sick Individualsなどがこぞってプレイしました!
そのほかFelix Jaehn, Lost Frequencies, Showtek, Laurent Wolfといったアーティストのリミックスも人気です。
Showtek
価格: 200円posted with sticky on 2017.7.19
2014年にSpinnin’ Recordsから出したフューチャーハウスナンバー“Blinded”もヒットし、Oliver Heldens, Fedde le Grand, Chuckie, Tiëstoらからも支持されました!
そして2015年にはBeatoportアワードの「Top 3 House producers」でも名前が挙がり、さらに注目度が上昇!
Felix Jaehnの“‘Eagle Eyes”リミックスや“You And I Know”, “Calinda 2K15”, “Can’t Get Enough”, “Love On My Mind”といったオリジナルトラックはいずれもヒットし、Dr. Kucho!とGregor Saltoによる名曲“Love Is My Game”のリメイク版もリリースするやいなやあらゆるチャートでトップ10入りを果たしました!
Dr. Kucho! vs. Gregor Salto vs. Lucas & Steve
価格: 200円posted with sticky on 2017.7.19
また2016年には“Make It Right”でゴールドディスクを獲得し、Sam Feldtとコラボした“Summer On You”も各国のチャートの賑わせプラチナディスクを獲得するなど曲をリリースするたびに全て大ヒットさせました!
2017年にリリースしたJake Reeseをフィーチャリングした“Calling On You”ももちろんこちらも人気DJたちが色んなセットでかけるなど絶大な支持を受けました!
その後オランダを中心に色んな国のクラブから声がかかり、インドのSunburn FestivalやイギリスのCreamfields、イビサ島のUshuaiaなど各国のビッグフェスにも出演!
イビサ島のUshuaiaではAviciiから直々にイベントに誘ってもらい一緒に共演したり、同じくUshuaiaで行われたMartin GarrixのイベントでOliver HeldensやChocolate Pumaといったメンツとともに出演するなどAviciiやMartin Garrixからも一目置かれているのが分かります!
また2015年のTomorrowlandではLost Frequenciesがホストを務めるThe Operaステージでプレイしましたが、2016年の夏ついにTomorrowlandのメインステージデビューも果たしました!
2017年のTomorrowlandへの出演も決まっており、そのほかFirebeatzはじめ色んなアーティストのコラボ曲からソロナンバーまで2017年にリリースする予定で、さらに色んなDJたちと一緒にバスツアーやヨーロッパ、アメリカ、そしてアジアを回るツアーも考えているとのことで楽しみですね!
スタイルに自分たちと似たものを感じるというDon Diabloともコラボも切望しているのでこちらも実現してほしいです!
クラシックミュージックや母親からインスピレーション!?
Lucas & Steveの曲ってあの心地よいピアノのメロディが素敵ですよね!
異なるピアノのレイヤーを使用しており、アナログシンセサイザーのMoogやDaveSmithを掛け合わせてより深みのある音を作り出しているのです。
ハウスからポップ、R&B、テクノ、ジャズやクラシックまで色んな音楽を幅広く聴いてインスピレーションを受け、自分たちのスタイルに取り込んでおり、なかでも1番クラシックミュージックを聴くとのこと。
また映画やアート、レジャーアクティビティを通してもインスピレーションを受けることが多く、このように自分たちが最も心地よい時間、リラックスしているときに多くのものを吸収するそうです。
EDMシーンで言うと、LucasはEric PrydzとAxwell & Ingrossoから、SteveはGalantisから音楽面で最も影響を受けたとのことですが、Lucasは何よりプロのピアニストである母親の演奏を聴いて育ったことがなによりも影響が大きいと語っています。
彼らが手掛けるサウンドに関しても少しだけ触れてみましょう。
彼らははじめクラブ向けの曲から作り始め、その後ラジオ受けの良いサウンドへと進化させていったのですが、トロピカルハウスとディープハウス、ポップ要素も入った“Up Till Dawn (On The Move)”がその良い例です。
この曲はBarthezzが2001年に出したクラシックトランス“On The Move”のメロディをサンプリングしているのですが、自分たちもレコードを持っているほどお気に入りでよく家で聴いていただけにアレンジのアイデアもすぐに浮かんだそうです。
彼らは自分たちの原点であるクラブ向きの曲から軽快でメロディックな曲まで幅広く作りますが、共通して言えることは「どれもエネルギッシュかつアップリフティングさが含まれている」ということ!
自分たちのセットでもとにかくエネルギッシュさを伝えることを1番に考えています。
また2人とも大ファンだったMichael Jacksonのヴォーカルを使った曲をずっと作りたいと思っており、“Make It Right”という曲で使用したのですが、この曲では今までの自分たちの曲になかったサウンドに挑戦しようと思いサウンドの進化を証明した曲でもあるのです。
他のアーティストが作った曲とは違った自分だけの色を持ったサウンドを作るのはもちろん、自分が過去に作った曲とも常に比較し絶えず進化し続ける音楽の流れを察知し、どんどん新しいサウンドやスタイルに挑戦してユニークな音を目指しているということで、今後どんな曲を生み出してくれるのか楽しみです!
自身のラジオショー「Skyline Sessions」も大人気!
Lucas & Steveは母国オランダのラジオ局538で、「Skyline Sessions」とうラジオ番組も持っており、彼らによる厳選ミックスを聴けるということもあって人気を博しています!
彼らのSoundcloudページ、もしくはSpotifyからそれぞれのエピソードを聴くことができるので是非チェックしてみて下さい!
2017年のADE真っ只中の10月21日には、Q-Factoryで「Skyline Sessions」のイベントが開催されることが決定しました!
ラジオ番組だけでなく今回初めてイベントのホストも務めるということで、この先も定期的にイベントが開催されたり、ゆくゆくは自分たちのレーベルまで立ち上げるのではないかと予想されます!
Lucas & Steveのオススメ曲
Lucas & Steve x Mike Williams x Curbi – Let’s Go
オランダ出身のDJ、Mike Williamsとイギリス出身のDJ、Curbiとコラボしたナンバー。
まず組み合わせからして豪華すぎませんか!?
一度聴いたら病み付きになるほどキャッチーなメロディラインが素敵で、3組それぞれのサウンドが入ったフューチャーバウンス感たっぷりの1曲となっています!
MNN個人的に2017年のベストソングのトップ10に間違いなく入ります!
Lucas & Steve x Mike Williams x Curbi
価格: 250円posted with sticky on 2017.7.19
Lucas & Steve – Up Till Dawn (On The Move)
オランダ出身のトランスミュージシャン、Barthezzの世界的に有名なダンスクラシック、“On The Move”のメロディを使用したこの曲は夏の夜のパーティーにピッタリのサウンドとなっています!
心地よいギターのメロディにキャッチーなヴォーカルも抜群にマッチしています!
この曲はより踊りやすいクラブミックスも出ており、どちらも好きです!
Sam Feldt x Lucas & Steve feat. Wulf – Summer On You
Sam Feldt(サム・フェルド)とのコラボで、Wulf(ウルフ)をゲストに迎えたナンバー。
フェスやビーチパーティーなどで聴きたい夏にピッタリのトロピカルチックなディープ・ハウスとなっていて、メロディックなギターのストリングスがとても心地良いです!
Sam Feldtとはそれぞれ家がアムステルダムの近く、かつ色んなフェスで何度も会ったりしてお互いを知っていました。
ある日、ビールを飲みながらお互いのアイデアを持ち合ってコラボの話をした数週間後に、Sam FeldtがWulffのヴォーカルを持ってアプローチしてくれたので、すぐに曲の制作に取り掛かったそうです!
この曲もクラブエディットされたバージョンもあるので聴き比べてみて下さい
Lucas & Steve – Can’t Get Enough
オランダ出身のEDMデュオ、Lucas & Steve(ルーカス&スティーヴ)が「Spinnin’ Deep」からリリースしたスマッシュ・ナンバー。
メロディはプログレッシブ・ハウス調なのですが、2度目のブレイクダウンの部分はダブステップ風のドラムワークが入ってくるのが面白いです!
PVは「Spinnin’s Porn」とネットで言われるほど、ちょっぴりセクシーなシーンもありますね!笑
Pep & Rash x Lucas & Steve – Enigma
オランダ出身のEDMデュオ、Pep & Rash(ペップ&ラッシュ)とのコラボ・ナンバー。
曲調はメロディックなフューチャー・ハウス!
なめらかなクラブ・ビートにバウンシーなヴォーカルサンプルを使用し、ピアノとドラムによるメロディがサウンドに強弱の緩急を出しています。
ちなみにタイトルの「Enigma」とは「謎」という意味ですが、どうしてこのタイトルなのかは謎です。笑
Lucas & Steve x Pep & Rash – Feel Alive
こちらもPep & Rashとのコラボ・ナンバー。
ピアノのメロディとヴォーカルからメランコリックな雰囲気を帯びていますが、良い意味でクセのあるシンセとパワフルなビートが印象的なフューチャーハウスとなっています!
Bassjackers x Lucas & Steve featuring Caroline Pennell – These Heights
オランダ出身のデュオ、Bassjackersとのコラボで、Caroline Pennellをフィーチャーしたナンバー。
ゆったりした雰囲気もありつつアップリフティングなドロップも耳障りの良い夏にピッタリの1曲です!
スイートなメロディにCaroline Pennellのはっきりしたヴォーカルもマッチしています!
Bassjackers x Lucas & Steve
価格: 250円posted with sticky on 2017.7.19
Lucas & Steve feat. Jake Reese – Calling On You
オランダ出身のシンガーのJake Reeseをフィーチャリングしたナンバー。
この上品なビートとリズミカルで力強いメロディを聴けば踊り出さずにはいられません!
ちなみにヴォーカルのJake Reeseですが、この曲では女性シンガーかと思うかもしれませんが男性です。
Hardwellの“Run Wild”にもフィーチャリングされています!
Lucas & Steve – Love On My Mind
アップリフティングなビートにスイートなサウンドを織り交ぜたキャッチーなナンバーで、8ビットのゲームのようなメロディやクラシックなディスコヴォーカルも使用されていますね!
ドロップのメロディはちょっとだけAvicii(アヴィチー)の“Broken Arrows”に似ていますね!笑
Kraantje Pappie x Lucas & Steve – Opgeturnt
オランダ出身のKraantje Pappieとのコラボ・ナンバー。
アップリフティングなピアノのコードとKraantje Pappieのラップが見事にハマっています!
ドロップはLucas & Steveらしいリズミカルなフューチャーバウンスです!
原曲も載せておくので聴いてみて下さい!
Felix Jaehn feat. Lost Frequencies & Linying – Eagle Eyes (Lucas & Steve Remix)
Felix JaehnがLost FrequenciesとLinyingをフィーチャリングしたナンバーをリミックスしています。
クールなピアノのコードとLucas & Steve独特のメロディックなドロップの音の組み合わせがたまりません!
フェリックス・ジェーン
価格: 200円posted with sticky on 2017.7.19
おわりに
いかがでしたか。
今破竹の勢いで人気を得ているLucas & Steve(ルーカス&スティーブ)について少しは分かっていただけたでしょうか。
この記事を書いた現在(2017年7月19日)、まだ来日していないので近いうちに来日を果たして欲しいところです!!
コメントはまだありません。