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自身でヴォーカルまで担当!Skrillexにも認められた注目のフィメールDJ、Crayとは!

自身でヴォーカルまで担当!Skrillexにも認められた注目のフィメールDJ、Crayとは!

本日は久しぶりにフィメールDJ/プロデューサーの紹介をしたいと思います。

過去にMNNでは色んなフィメールDJを紹介してきました。

今回は2017年末に初来日公演を行ったこともあるCRAY(クレイ)について紹介します!

Crayとは

CRAY(クレイ)とは、アメリカ出身でカナダ育ちのフォメールDJ/プロデューサー。

本名はCheney Rayで、1993年にアリゾナ州で生まれ、3歳のときに家族でカナダへ移り住み、18歳のときにLAに戻ってきました。

「Trap Queen」の異名を持つ彼女は、“1UP”のようなトラップから“Infinity Signs”のようなチルでメロディアスな曲まで幅広く作っています。

https://soundcloud.com/craysounds/1up

 

CRAY – Infinity Signs

 

彼女の可愛らしい見た目からは想像できないようなエネルギッシュなDJパフォーマンスも魅力的で、すでにSkrillexやAnna Lunoe, Kayzoといった人気アーティストたちのツアーやイベントにも同行したこともあります。

CRAYがDJ/プロデューサーになるきっかけとなったのは、当時付き合っていたボーイフレンド。

そのボーイフレンドは自分で音楽を作っていたのですが、その様子をそばで見ているうちに徐々に興味が沸いてきたCRAYは、自分も音楽の制作をスタートし、YouTubeに楽曲をアップしたのが全ての始まりなのです。

ブレイクを目指す若いアーティストたちは早い段階で有名なアーティストとのコラボに頼りがちなところがありますが、CRAYに関しては現在全くコラボすることなく100パーセントソロの楽曲のみリリースしています。

これは特に意識してソロの楽曲にこだわっているわけではなく、他のアーティストとコラボする前にもっと自分だけのサウンドをしっかりと確立したいと考えているとのこと。

CRAYはこのように今の自分に決して満足しておらず常に自分を高めているのが分かります。

そのため今はとにかく多くのシングルを出すことが1番で、もっとアーティストとして自身が確立させてからEPを出そうと思っており、EPにしろアルバムにしろリリースは早くても2019年になるだろうとのことです。

純粋に音楽を作ること、歌うことが好きなCRAYは特別このアーティストにインスピレーションを受けたというのはなく、自分が心から作りたいと思ったサウンドを作ることが全てで、ジャンルに関しても特別固執していません。

強いて言うなら沢山の映画を観たり本を読んだり音楽を聴いたりすることでインスピレーションを高めているそうです。

まだキャリアをスタートして間もないものの、HARD SummerやHoly Shipといった人気フェスに出演。

2018年には初めてUltra Music Festivalに出演し、 Electric ZooやAudiotisticはじめ、この夏すでに沢山の出演予定が入っているとのことで彼女の更なる飛躍に期待したいですね!

またCRAYは「Diplo & Friends」や「NEST HQ」に出演した際、ミニミックスも披露したのですが、トラップやヒップホップ、さらにはインディーポップとエレクトロニックミュージックをクロスオーバーした曲も含めたミックスも聴いてみて下さい。


Tracklist:
Bitch Don’t Know The End (Vincent Edit)
By Your Side – CRAY
Crowd Ctrl – Flosstradamus & Dj Sliink
Fortune – CRAY
Street (ID Edit)
M.A.A.D City (feat. MC Eiht) – Kendrick Lamar
Fired Up (feat. NGHTMRE) – Flosstradamus
Make A Move (Skrillex Remix) – Torro Torro
Wylin (Original Mix) – Cesqeaux
Beautiful (Rustie Edit) – A. G. Cook
Mosh Pit (feat. Casino) – Flosstradamus [Remedy Edit]
Slasher – Rustie (ID Edit)
Burial (Moody Good Remix) – Yogi
Burn Out – NGHTMRE
Up In Smoke – CRAY
Tell Me (Baauer Edit) – RL Grime & What So Not
It’s Strange – Louis The Child (Boombox Cartel Remix)
ID – CRAY
Real Friends (feat. Ty Dolla $ign) – Kanye West

持ち前の美声でヴォーカルも担当!

高校時代、学校の合唱団に所属しミュージッククラブにも通っていた経験を持ち、最近になって詩を書くことにハマったというCRAY。

そのため楽曲を制作するときに他のヴォーカリストを探すのではなく、どうせなら自分で歌ってみよう!と思い立ち実際チャレンジ!

これが評判も良かったので、以降自身のヴォーカルを入れるようにしたのです。

初めてヴォーカルを入れた曲をリリースするのに1年以上の歳月をかけたそうですが、それは歌やピアノのレッスンを毎日行い自分で満足いくまで上達した後に、完璧なものを出したいという強い想いがあったからなのです。

海外のインタビューで今後の目標を聞かれていましたが、Tomorrowlandなど大きなステージへの出演ではなく、なんとライブバンドを結成すること!

DJやエレクトロニックミュージックはもちろん、歌うことも大好きな彼女はクールなバンドを結成してイベントなどでショーを行い、そのアフターパーティーでDJセットを披露するのが大きな目標だと語っています。

自分も勇気付けられたように他の女性アーティストをサポートしたい!

少しずつフィメールDJたちが徐々に色んな場所で活躍していってはいますが、まだまだこのシーンは男性アーティストが多くを占めています。

CRAYは活動し始めて間もない頃、Anna Lunoeの力強いフォーマンスに自信をもらった部分が大きいので、自分ももっと多くのステージで活躍することで他の女性アーティストたちを勇気付けたいと語っています。

2016年にはそんな憧れのAnna Lunoeがホストを務めるの人気イベント「HYPERHOUSE」のフォールツアーに参加。

そこでAnna LunoeやNina Las Vegasなどとともにパフォーマンスを披露したのですが、CRAYは初めてDJをしたとき不安と恐怖でいっぱいだったそうです。

しかしこのツアーに同行させてもらい、多くの女性アーティストに囲まれて彼女たちの圧巻のプレイを間近で見て、自分の音楽に、そして自分自身に自信を持つことができたのです。

音楽が男性女性で評価されるのに大反対しているCRAYは、今後も自分のありのままの姿をさらけ出し自分がやりたいように音楽も作っていくので、”女性だから”というのはなしに評価してくれるのが彼女にとって大事なのです。

Skrillexらと行った来日公演は大盛況!

CRAYは、2017年12月にSkrillexのレーベル「OWSLA」と人気イベントオーガナイザー集団「Brownies & Lemonade」プレゼンツのイベントでSkrillexらとともに初来日を果たしました。

Skrillexのレーベル「OWSLA」主催ということでOWSLAを代表するアーティストの一組、Point Pointも出演しましたが、そんなメンツのひとりとしてCRAYがピックアップされたのは本当に凄いことです!

東京と京都で開催された公演は即日完売するほど人気で、このショーでCRAYを初めて知ったという方も多かったのではないでしょうか。

このイベントはSkrillexが以前から「OWSLA」のイベントで何度か一緒に仕事したことのある「Brownies & Lemonade」に話を持ちかけて実現したのですが、CRAYと「Brownies & Lemonade」もまた以前一緒にショーをしたことがあり、先日の日本公演で何日間も一緒に日本で過ごしたことでさらに仲が深まり、現在はファミリーのような存在なのだそうです。

CRAYはSkrillexからも一目置かれているのは事実なので、今後彼女がサウンドを確立した後コラボ曲を制作するとき、ぜひSkrillexとのコラボ曲を作って欲しいですね!

2017年12月の来日したときの写真を幾つか載せておきますね!

CRAYのオススメ曲

CRAY – Lotus

Cray – Lotus

 

サウンド、ミュージックビデオともに幻想的な雰囲気を漂わせています。

そのサウンドはただ美しいだけでなく中毒性も持っており何度も聴いてしまいます!

CRAY – Peaches

Cray – Peaches

 

普段のトラップサウンドとは違う繊細でユニークなナンバーとなっています。

また自身でヴォーカルも務めているのですが、彼女の透き通るような歌声もサウンドとマッチしています!

CRAY – BTFU

CRAY – BTFU

 

上の2曲を聴いた後にこの曲を聴くと本当に同じアーティストが作っているのか疑問に思うのではないでしょうか。

もともとベースミュージックが好きだったというCrayは、2016年にこの風変わりなトラップナンバーを制作・リリースしました!

マリオのゲームでお馴染みのあのコイン音も使われていますね!

CRAY – Up In Smoke

CRAY – Up In Smoke

 

こちらも良い具合に外しの効いたトラップとなっています。

この曲でもマリオのゲームでお馴染みのあのコイン音も使われています!お気に入りの音なのでしょうか?笑

CRAY – 4never

CRAY – 4never

 

ピアノのメロディと神秘的なヴォーカルが独特の雰囲気を醸し出しているチルな1曲となっています。

美しいチルな曲からアグレッシブなベースミュージックまで、Crayは幅広い音楽を作るのが分かります!

CRAY – Infinity Signs

CRAY – Infinity Signs

 

鳥のさえずりからスタートする美しい出だしも素敵で、メロディアスなフューチャーベースになるのかと思いきや、力強さを感じるドロップと良い意味で裏切られました。

このギャップも面白いですよね!

Ray Volpe – By Your Side (CRAY Remix)

https://soundcloud.com/craysounds/by-your-side-cray-remix

 

アメリカ出身のDJ、Ray Volpeのナンバーをリミックス。

ヴォーカルチョップの効いたドロップやエキサイティングなツイストが特徴的なトラップとなっています!

Princess Nokia – Tomboy (CRAY Remix)

https://www.youtube.com/watch?v=QJZAaQYt05c

 

アメリカ出身のラッパー/R&Bシンガー、Princess Nokiaのナンバーをリミックス。

この原曲が好きだったため、自身でトラップにアレンジしたのですが、ドープ過ぎるサウンドがカッコイイです!

おわりに

いかがでしたか。

CRAY(クレイ)がどのようなアーティストか少しは分かっていただけたでしょうか。

MNNではまだまだ才能溢れる素敵なフィメールDJ/プロデューサーを紹介しきれていないので、フィメールDJというカテゴリーで今後も定期的に紹介して行きたいと思います!

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