本日は、Martin Garrix主宰のレーベル STMPD RCRDSと契約しているアーティストの中で日本での人気も高く、2022年12月に初来日公演も行ったVluarrについて、簡単ではありますが紹介したいと思います!
Vluarrとは
Vluarr(フルアー)とは、オランダ・アムステルダム出身のDJ/プロデューサー。
本名はVladimir Nicolaj de Grootといい、1998年4月17日生まれの現在25歳で、1番好きな料理はオーストリアの肉料理である仔牛のカツレツ「スニッチェル」だそうです。
ヴァイオリン奏者の母親とコントラバス奏者の父親の影響あって、4歳のときにチェロを習い始め、その後、ピアノ、ギターも弾くなど、幼い頃からクラシック楽器を触っていたバックグラウンドが現在の音楽スタイルにも活かされており、”They Don’t Know”などを聴いても分かるように、オーケストラ楽器とエネルギッシュなエレクトロニックサウンドを組み合わせたサウンドが魅力です。
16歳までは専らクラシック音楽ばかり聴いたり演奏したりして過ごしたそうですが、Martin GarrixやJulian Jordanなどを輩出したことでも知られる、オランダ中部のユトレヒトにあるプロダクションスクール Herman Brood Academieで音楽制作について学びました。
SoundCloudページを見ると、2018年から自身のオリジナル・トラックを出していますが、Vluarrが注目され始めるきっかけのひとつとなったのは、2020年末の大晦日に開催されたTomorrowlandのバーチャルフェスにMartin Garrixが出演した際、Seth HillsとVluarrがコラボしたID(後の”Calling Out”)をプレイしたことではないでしょうか。
そして、2021年2月に満を持してリリースされた”Calling Out”で、Martin Garrix主宰のレーベル STMPD RCRDSからデビューし、同年8月にリリースした”ANTA”で Monstercatからの初リリースも飾りました。
2022年にはTomorrowlandへの出演(これがVluarrにとって初のフェス出演!)も果たしたのですが、その年は1週目はソロで、2週目はSeth HillsとのB2Bと2回にわたって登場したほか、その年は、Ushuaïa Ibizaで行われたMartin Garrixがレジデントを務めたイベントにレーベル代表メンバーとして出演するなど、STMPD RCRDSの常連メンバーと言っても過言ではありません。
イベント、フェスへの出演だけでなく、この年はMestoとのコラボ曲やSeth Hillsとの2度目となるコラボ曲などを含む6つのハイクオリティな楽曲をリリースするなど、2022年はVluarrにとって大きな飛躍の年となりました!
その6つの作品のうちのひとつ”Sober”でコラボしたBrooksについて、お互いのサウンドに共通点があることもあって一緒に仕事をするのが楽しかったと語っており、間違いなく将来一緒に沢山の音楽を作ると断言!
そしてつい先日、Martin GarrixがTomorrowlandのメインステージ出演時に、BrooksとVluarrによる新たなコラボIDを投下しました!
ブレイクダウンにMartin Garrix要素を感じられることから、Martin Garrix(GRX)も参加しているのではないかと一部ファンの間で推測されていますが、リリースが待ち望まれます!
ちなみに、1001Tracklistsが毎年分析・発表しているダンスミュージック・レポート”A State Of Dance Music”において、”Sober”は【TOP FUTURE HOUSE TRACKS】(2022年最もDJにサポートされたフューチャー・ハウス・トラック)で44位にランクインしたほか、Mestoとコラボした”Where Do We Go”についても【TOP ELECTRO HOUSE TRACKS】(2022年最もDJにサポートされたエレクトロ・ハウス・トラック)で12位にランクイン。
そんなMestoとはSpinnin’ Recordsからリリースされた”Better Days”のオフィシャルリミックスでも再共演しています。
また、Vluarrにとって2022年のラストリリースとなった”Higher”では、自身で得意のチェロを演奏しただけでなく、ボーカルにも挑戦するなど才能の幅を広げています!
すでにMartin Garrixと複数回コラボ済み!
2022年4月、Martin Garrixのデビュー・アルバム『Sentio』にも収録された”Reboot”で、レーベルボスとの初コラボを実現させたVluarr。
Martin GarrixがLollapalooza Chileで初披露したこの”Reboot”で優れたコンビネーションが証明されただけなく、STMPD RCRDSの新星であるVluarrに一気にスポットライトが当てられたのは間違いなく、この曲自体もクラブバンガーとして各方面から高い評価を受けました。
そして、2023年6月にはMartin Garrixの別名義 GRXとThomas NanとZANAとの共作”No More”で2度目のコラボを果たしました。
この2度目のコラボ曲は、Martin GarrixがDean Lewisとコラボした”Used To Love”のアカペラと併せて初披露してから約1年後にリリースされましたが、UshuaïaでのショーやTomorrowland, インドツアー, Ultra Miami, そしてBrooklyn Mirageでのショーと様々なセットでかけるなどMartin Garrix本人も重宝していただけでなく、STMPD RCRDSで最もリリース要望の高かったIDのひとつでもあります!
Martin Garrixからもその才能を認められ、短期間で2度のコラボまで果たしたVluarrの今後の活躍にも注視してください!
最後に、Vluarrが曲作りのプロセスやプロデューサーたちへのアドバイスをインタビューで語っていたので載せておきます。
トラックを作り始める上で重要なことは、最初から良いものを作ろうと自分に強制しないことです。私の場合、本当に自分に刺さるものが見つかるまで、だいたい最初の2時間くらいは、ただいじってるだけです。(刺さるアイデアさえ見つかれば、)そのひとつのことに取り組むのはとても簡単です。後はとにかく楽しみながら、いじくり回すだけです!
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