DJ Magのランキングを見ても分かるりますが、まだまだEDMシーンで活躍しているフィメールDJはそう多くはありません。
過去にKrewella(クルーウェラ)やNarvo(ナーヴォ), Eva Shaw(エヴァ・ショウ), Miss K8(ミス・ケイト), DJ Soda(DJ ソーダ), Juicy M(ジューシー・エム), Callie Reiff(キャリー・リーフ)を紹介しましたが、圧倒的に男性アーティストの紹介の方が多いです。
そこでMNNでは先日から“フィメールDJ”というカテゴリーを作ったので、彼女たちを応援を兼ねてまだ知られていないフィメールDJたちも積極的に取り上げていこうと思います!
本日は人気急上昇中のフィメールDJ、Tigerlily(タイガーリリー)について紹介します!
目次
- 1 Tigerlilyとは
- 2 カッコイイけど内面は可愛らしい女の子!
- 3 ファンタジーワールド「Kiss My Tigerlily」
- 4 KITSUNE KYOTOに出演決定!
- 5 Tigerlilyのオススメ曲
- 5.1 KSHMR & Tigerlily – Invisible Children
- 5.2 Nick Martin – Skyline feat. Tigerlily
- 5.3 Tigerlily – Paradise ft. Meghan Kabir
- 5.4 Tigerlily – Feel The Love ft. Nat Dunn
- 5.5 Tigerlily & 2Less – Faith feat KA$H
- 5.6 Tigerlily & The Only – Daylight
- 5.7 Tigerlily – Zombie
- 5.8 Mashd N Kutcher – My Sunshine [Tigerlily Remix]
- 5.9 Galantis – Runaway (U & I) ft. Emeni (TIGERLILY DΘPΞ remix)
- 6 おわりに
Tigerlilyとは
Tigerlily(タイガーリリー)とは、オーストラリア出身のDJ / プロデューサーです。
本名はDara Kristen Hayesといい、1992年3月27日生まれの現在24歳、オーストラリア出身ということでカンガルーの手懐け方も御手の物!
Tigerlilyといえばこの鮮やかな水色のヘアカラーで有名ですが、彼女専属のヘアメイクチームがいて、マニックパニック(通称:マニパニ)で染めているとのこと。
現在は金髪にしていますが、どちらもに似合っています!笑
ちなみにTigerlilyは3姉妹(Gee HayesとGreta Hayes)の一番上なのですが、3人揃って美女で仲良しなのも微笑ましいです!
両親に連れられ4歳の頃からミュージックスクールに通い始めた彼女は、ピアノの弾き方から歌の練習、作曲などをみっちり学びました。
いつも音楽ばかりでたまには嫌になることもあったそうですが、今となっては音楽を英才教育で学ばせてくれた両親にとても感謝しているそうです。
その後も高校のときにトロンボーンを演奏したり、学校が終わってからも友人たちと組んだバンドの活動に熱心に取り組むなど幼い頃から音楽に親しんでいたTigerlilyは、18歳のときにDJをスタート。
Afrojackの“Take Over Control”やDavid Guettaの“When Love Takes Over”などの曲が好きだったそうですが、1番は15歳のときに聴いたdeadmau5の“Strobe”にインスピレーションを受けたのだとか。
デヴィッド・ゲッタ & ケリー・ローランド
価格: 250円posted with sticky on 2017.1.6
18歳になってクラブに通い出したときからずっと「いつか自分もDJをしたい!」と思っており、幸運なことにターンテーブルを持っている友人がいたので、それを使わせてもらって自分の部屋で何か月も練習をしました。
昔はポップスターになるのが夢だったそうですが、deadmau5やDavid Guetta, Afrojackなどの影響でEDMの世界に惹きこまれたそうです。
シドニー大学でマーケティングと社会学を専攻していたしていたTigerlilyは、メディアとコミュニケーションにおいて学士まで取得。
大学で勉学に励みつつプロデュースやツアーもこなすという多忙な日々を送っており、心が折れそうになるときもありましたが、家族やファンのみんなのサポートがあったおかげで乗り越えることができました。
彼女は2011年に開かれたオーストラリアで最も有名なDJスキルを競う大会「Your Shot」で準優勝し、オーストラリアのエレクトロニックミュージックコミュニティ「InTheMix」の人気DJ投票では2013年に12位に、2014年は5位にランクインしました!
ちなみにこの「InTheMix」の人気女性DJでは3年連続ナンバーワンを獲得しています!
才能豊かなDJやプロデューサーが多いオーストラリアのシーンでこの高順位は本当に凄いことで、これをきっかけにもっと若い女の子たちがDJやプロデュースに興味を持ってくれたり、フィメールDJたちの励みになって欲しいと語っています。
2015年には Island Records Australiaと契約し、現在はオーストラリアの各都市だけでなくインターナショナルツアーも行いその活躍の場を世界に広げ色んなフェスやイベントにも出演!
さらにラスベガスの有名クラブ「Hakkasan」のレジデントを務めたこともあるほか、あのTiestoが自身の北アメリカツアーでメインのサポートアクトに彼女を直々に指名したことも有名です!
2016年にはデビューEPを発表しましたが、このEPのなかの数曲は自身でヴォーカルも務め、また新しいサウンドにも挑戦した新境地となっています。
EDMシーンにはまだまだ活躍している女性DJが少ないですが、「女性DJはシーンのトップになりづらい、ワールドツアーでハードなスケジュールが厳しい」といったジェンダーに対する偏見を壊し全てにチャレンジし、Ultra Music FestivalやTomorrowlandのメインステージで必ずプレイすると意気込んでいます!
カッコイイけど内面は可愛らしい女の子!
女の子なのでやはり美容にも気を遣っており、ツアーで各国を旅すると肌が乾燥しがちなのでオーガニックのアーモンドとクルミ油で必需品で顔や身体を常に潤いを保たせているとのこと。
そのほかUrban Decay(アーバンディケイ)のコスメも気に入っており、ショーの前には必ずセットスプレーを顔にふりかけ、プレイ中に汗をかいてもメイクが落ちないようにし、またショーが終わったらどんなに疲れていてもオーガニックのメイク落としでしっかり化粧を落としてから就寝するよう心がけているそうです。
プレイはかカッコよくてもやっぱり内面は女の子ですね!
そのほかにもヨガやマラソンなどのエクササイズも欠かさず行っており、日ごろの努力が彼女の美容と激しいパフォーマスをこなす体力に繋がっているのでしょう。
Tigerlilyは「ルックスが可愛いからブッキングされたんだろう。」と結構言われることがあるそうですが、そういう人たちには「一度プレイを見てから決めて欲しい!」とはっきり言っており、「自分のミックスやパフォーマンスを見た後は彼らの考えも変わるはず!」と断言する自信ぷりには脱帽です!
確かにフィメールDJだと分母が少なく珍しいため知ってもらいやすいかもしれませんが、ただ単にプロモーターが“女性のDJ”に興味があるだけというパターンもあるそうで、そういうのが嫌いだそう。
外見、容姿は成功とはなんの関係もなく、一番大事なのはスキルと情熱、そしてとにかく努力することのみだと自身で理解しています。
また彼女のファンベースは未成年の男の子・女の子が多いため、SNSに写真をアップする際、セクシャルさをアピールするような写真をあげないように気を付けているというTigerlily。
とはいえ、十分セクシーなのですが。笑
そんな若いファンのために、デイイベントや交流会も頻繁に行うというファン想いな面も彼女の魅力のひとつです!
音楽そして自分のショーを通してポジティブなメッセージをより多くに人たちに届け、自分自身ももっと素晴らしいアーティストになれるよう成長していくのが目標だそうです!
ファンタジーワールド「Kiss My Tigerlily」
Tigerlilyといえば「Kiss My Tigerlily」も外せませんよね!
「Kiss My Tigerlily」とはTigerlilyがクラブのPacha SydneyとブティックプロダクションのThe Squared Divisionらとタッグを組んで、彼女のクレイジーなマインドや理想とするファンタジーワールドを具現化したライブショーおよびDJパフォーマンスです。
自分の夢を現実にしたようなショーをしてみたいと思い、スタートしたこの「Kiss My Tigerlily」。
マネージャーとずっとこのショーを開催する機会を探していたところ、上記のPacha SydneyとThe Squared Divisionがこの機会を提供してくれ、実現することができたそうですが、彼女の独特な世界観がたまりません!
下の写真は昔のハロウィンのときのパフォーマンス衣装なのですが、これまた可愛いですね!
彼女のこういったユニークな服装にも注目してみて下さい!
KITSUNE KYOTOに出演決定!
2016年はツアーが多かったので、2017年はツアーは減らし体調管理をしつつチャリティ活動やスタジオでのプロデュースに力を入れたいと語っているTigerlily。
しかし2月10日(金)に来日し、京都のクラブ「KITSUNE KYOTO」でプレイすることが決定しました!
以前2015年の11月に「V2 TOKYO」でパフォーマンスをしたことがありますが、再来日を待ち望んでいたファンも多いのではないでしょうか。
Tigerlilyのショーには同じように水色のヘアカラーにしてきたり、彼女の顔のタトゥーを腕にしていたりと熱狂的なファンが多いのですが、この日は皆さんも水色のヘアカラーで臨んでみてはいかがでしょうか。
彼女に気付いてくれる可能性大ですよ!
Tigerlilyのオススメ曲
KSHMR & Tigerlily – Invisible Children
Tigerlilyのことを知らなかった方もこの曲で名前を知ったという人は多いのではないでしょうか!
インディア系アメリカ人DJ、KSHMR(カシミア)とのコラボということで、かなり話題になりました!
KSHMRらしいインディアン要素の入ったメロディにハードなキックとトゥワークビートも入っていたりと面白い1曲となっています!
KSHMR自身がリミックスを加えた違うバージョンもあるのですが、オリジナルとはまた違った良さがあります!
Nick Martin – Skyline feat. Tigerlily
アメリカのミュージシャン、Nick Martin(ニック・マーティン)のナンバーにフィーチャリングとして参加しています。
この曲を聴けば、TigerlilyがDJだけでなくシンガーとしての才能もズバ抜けているのが分かりますね!
美しいメロディにTigerlilyのヴォーカルも加わって、エモ―ショナルな1曲に仕上がっています!
Tigerlily – Paradise ft. Meghan Kabir
アメリカ出身の女性シンガー、Meghan Kabir(メーガン・カビール)をフィーチャリングしたナンバー。
「あなたと一緒に行く場所は全てがパラダイス」という愛する男性への恋愛ソングなのですが、どこか逃避行的な危なさを感じるサウンドとなっています!
ドロップ部分のどこか切ないメロディや海からやってきて海へ帰るPVにも何か意味が隠されているのかもしれません。
Tigerlily – Feel The Love ft. Nat Dunn
オーストラリア出身の女性シンガー、Nat Dunn(ナット・ダン)をフィーチャリングしたナンバー。
曲、PVともに美しく、ハウスとビッグルームしたサウンドは聴いていて元気が湧いてきます!
Tigerlily & 2Less – Faith feat KA$H
ドイツ出身のデュオ、2Less(トゥーレス)とのコラボで、女性シンガーのKA$Hをフィーチャーしたナンバー。
モダンだけどどこかクラシックなエモ―ショルなサウンドにKA$Hのヴォーカルがマッチしています!
Tigerlily & The Only – Daylight
オーストラリア出身のEDMデュオ、The Only(ザ・オンリー)とのコラボ・ナンバー。
メロディ、ビート、ヴォーカルどれをとっても素晴らしいキャッチーな1曲となっています!
オーストラリア出身のDJ、Krunk!(クランク)によるメルボルンバウンスにしたリミックスバージョンもオススメです!
Tigerlily – Zombie
この曲は2013年にリリースしているので、当時まだ彼女は21歳なのですがその若さでこんなドープな曲を作るとは流石です!
メロボルンバウンスシーンをリードするSCNDL(スキャンダル)によるリミックスバージョンや、オーストラリア出身のDJ、A-Tonez(エートーンズ)によるドラムンベースを取り入れたリミックスバージョンもあるので聴き比べてみて下さい!
Mashd N Kutcher – My Sunshine [Tigerlily Remix]
オーストラリア出身のデュオ、Mashd N Kutcher(マッシュド・ン・カッチャー)のナンバーをリミックスしています。
Tigerlilyが独自のメロディを加えており、正直オリジナルよりもこっちの方が好きです!
Galantis – Runaway (U & I) ft. Emeni (TIGERLILY DΘPΞ remix)
https://www.youtube.com/watch?v=e5oLYn6wrz4
Tigerlily自身もお気に入りソングだったというスウェーデン出身のEDMデュオ、Galantis(ギャランティス)の人気ナンバーをカバーしています!
オリジナルはもちろん素敵ですが、こちらのカバーバージョンも素敵です!
おわりに
いかがでしたか。
Tigerlily(タイガーリリー)の溢れんばかりの魅力が伝わりましたでしょうか。
彼女は間違いなく今後のEDMシーンを代表するフィメールDJのひとりとなるので、今後の活躍から目を離さないで下さい!
まずは2月10日(金)に「KITSUNE KYOTO」でTigerlily(タイガーリリー)の生パフォーマンスを体感してみてはいかがでしょうか!
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