
最近、MNN宛てにたくさんのアーティストリクエストを頂いており嬉しい限りです!
みなさん、本当にありがとうございます!
もしこのDJを紹介して欲しい等の要望ありましたら、お問い合わせやTwitter、Facebookのメッセージなどからもリクエストお待ちしております!
本日もそんな読者の方からリクエストがあったEDMデュオ、Chocolate Puma(チョコレート・プーマ)について紹介します!
目次
- 1 Chocolate Pumaとは
- 2 ステージネーム変更率はナンバーワン!?
- 3 Laidback Lukeの才能を発掘!
- 4 Chocolate Puma来日情報!
- 5 Chocolate Pumaのオススメ曲
- 5.1 Firebeatz & Chocolate Puma feat. Bishøp – Lullaby
- 5.2 Chocolate Puma – Listen To The Talk
- 5.3 Sander van Doorn & Chocolate Puma – Raise Your Hands Up
- 5.4 Chocolate Puma & Firebeatz – I Can’t Understand
- 5.5 Oliver Heldens & Chocolate Puma – Space Sheep
- 5.6 Chocolate Puma – Popatron
- 5.7 Chocolate Puma – I Could Be Wrong
- 5.8 Laidback Luke & Chocolate Puma – Snap that Neck
- 5.9 Michael Calfan – Treasured Soul (Chocolate Puma Remix)
- 5.10 Kryder – Selecta (Chocolate Puma Edit)
- 6 おわりに
Chocolate Pumaとは
Chocolate Puma(チョコレート・プーマ)とは、オランダ出身のハウス・ミュージック・デュオです。
Gaston Steenkist (Dobre)とRené ter Horst (DJ Zki)で構成されており、彼らが初めて曲を出したのが1991年なので、なんとこの道25年以上の大ベテランDJなのです!
それまでに何度もステージネームを変更しているのですが、それは後ほどお話します。
80年代から10年間くらいそれぞれソロでDJ / プロデューサー活動をしていた2人は1991年にデュオ、The Good Menを結成。
彼らの代表曲には1993年にThe Good Men名義で出した出した“Give It Up”や2001年にRiva名義で出した“Who Do You Love Now?” などがあります。
Riva
価格: 150円

posted with sticky on 2016.8.4
ブラジルのミュージシャンSérgio Mendesにインスパイアを受けて作ったという“Give It Up”はサンバ要素も取り入れたラテン・ハウスに仕上がっており、 アメリカの「Billboard Hot Dance Club Play」のチャートで1位を獲得、イギリスのシングル・チャートでも5位を記録しました!
Kylie Minogueの姉妹であるDannii Minogueをフィーチャーし世界的にヒットした“Who Do You Love Now?”は、2001年のイギリスのシングル・チャートで3位にランクインし、9つのリミックス・バージョンが入ったEPも出しています。
彼らは過去に「JP Records」や「Psst Records」、「Fresh Root Records」、「Groove Alert」といった自身のレーベルを立ち上げましたが、現在はこれまた自身のレーベルである『Pssst Music』から主にリリースしています。
ここで、みなさん疑問に思っているであろう「Chocolate Puma」という変わったステージネームの由来ですが、Chocolate Puma名義で初めてリリースしたナンバー“I Wanna Be You”をリリースする頃のストーリーがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=zADxDrxtZ-E
“I Wanna Be You”と言う曲を作ったものの、だれも彼らの曲を生産・発売したがらなかったため、自分たちで行うことを決意!
ジャケットを考える際、何かユニット名が必要だと思い、本人たちも何故だか分からないのですが、この「Chocolate Puma」という言葉が思い浮かんだそうです。
もしかしたら、そのときプーマのスニーカーを履いていたからかもしれないし、チョコレートを食べていたからかもしれないけれど、なんで思い付いたのかは忘れたそうです。笑
ちなみにプーマのシルエットを模ったトレードマークは、名前が決まった後René ter Horstがデザインしたらしいですよ。
そして最終的に自分たちで出したこの曲は、翌年2002年にNigel & Marvin(ナイジェル & マーヴェン)の“Follow Da Leader”という曲でサンプリングされるなど注目を集めました!
今ではイビサ島の人気クラブ「Ushuaia Ibiza」で開催されているHardwellがレジデントのイベントにレギュラーとして参加しているほか、Tomorrowlandをはじめ世界中のフェスやイベントに出演するなど幅広い層から絶大の支持を得ています!
現在Chocolate Pumaが注目しているアーティストとして、Oliver Heldens(オリバー・ヘルデンス)やCurbi(カービ)、Wiwek(ウィーウェック)の3人の名前を挙げています。
Oliver Heldensとはコラボが実現したので、今後CurbiとWiwekとのコラボレーションが聴ける日も近いかもしれません!
DJ3名とも過去にMNNでも紹介しているので見てみて下さい!
また不定期でアップされる彼らのポッドキャスト「Throwing Some Tunes Together」はSoundCloudから聴けるので、こちらも要チェックですよ!
ステージネーム変更率はナンバーワン!?
1990年代から現在に至るまで色んなステージネームで数々のヒット曲を生み出してきたChocolate Puma。
はじめにスタートさせた「The Good Men」名義で1994年にアルバム『Father in the Bathroom』もリリースしていますが、The Good Men名義で活動する一方、2人の名前から取った「René Et Gaston」としてのプロジェクトも開始し、1993年に“Vallée de larmes”などのヒット曲を飛ばしました。
それだけでなく、同時期に「Klatsch!」名義で“Oh Boy”や“God Save the Queer”などの曲も発表。
さらにドイツのテクノ、アシッド・ハウスユニット、Hardfloor(ハードフロア)のメンバー、Ramon Zenker(ラモン・ツェンカー)との共同フプロジェクト「F-Action」も始動させ、”Let’s Get Closer Baby”などのクラシックも生み出しています。
その後も「Basco」や「Jark Prongo」(1999~2004年)、「Tomba Vira」(2000~2002年)、「Rhythm Killaz」(2001年)、上でも挙げた「Riva」や「Zki & Dobre」などのステージネームでも活躍しました!
2001年に出した“I Wanna Be U”制作中に「Chocolate Puma」というプロジェクトを始めたのですが、なんでもこの曲が当時進めていたプロジェクト「Jark Prongo」のサウンドにフィットしなかったために新しく作ったそうです。
「Chocolate Puma」と今までのプロジェクトの違う点は、ひとつのジャンルに固執することなく、テクノ系やヴォーカルメインの曲、フューチャー・ハウスなどいわば「何でもあり」のスタイルだということです。
はじめの頃は2週間おきにトラックを作り上げるほどプロデュースに精力的だったものの、やはり何かひとつのジャンルに絞って突き進む方がベストなのは分かっていたため、それぞれのジャンルごとに名前(プロジェクト)を変えて曲を作ることにし、その中で最も成功したのが「Chocolate Puma」だったこともあって、今はこの名前で長く続けているそうです。
現在はこの「Chocolate Puma」のみで活動していますが、音楽キャリア25年以上のなかでこのように何度もステージネームを変えていますが、ずっと人気を保っているのが凄すぎますよね!
Laidback Lukeの才能を発掘!
フィリピン系オランダ人DJで、以前MNNでも紹介したことのあるLaidback Luke(レイドバック・ルーク)。
Steve Aoki(スティーヴ・アオキ)とのコラボ曲“Turbulence”などのヒット曲は日本でも有名で、2015年の『DJ Mag TOP 100 DJs』で64位にランクインするなど世界的に人気の高いDJですが、はじめに彼の才能を見出したのがChocolate Pumaなのです。
スティーヴ・アオキ
価格: 200円

posted with sticky on 2016.8.4
正確にはGaston Steenkistが見出したのですが、きっかけはGaston SteenkistがLaidback Lukeの学校でDJをしていたときに彼から直接デモテープを受け取ったことがはじまりとのこと。
Gaston SteenkistとLaidback Lukeは同じ高校の先輩と後輩でもありました!
デモテープのクオリティはヒドかったそうですが、そのなかには自分らしさという個性が宿っており不思議と惹かれたと言います。
その後スタジオで一緒にスタジオで音楽を聴いたり、プロデュースの仕方から音楽への情熱など沢山話し合ったりするほどの仲になりました。
そしてLaidback Lukeが18歳のときに、当時Gaston Steenkistが立ち上げたレーベル「Groove Alert」と契約しアルバムも2枚リリースしています。
そういった繋がりもあって、Laidback LukeがTomorrowlandなどで行うアメコミの変装をしてパフォーマンスする人気イベント「Super You&Me」にChocolate Pumaが過去に何度も登場しているのです!
Chocolate Puma来日情報!
2013年12月31日(火)に、東京の表参道にあったクラブ「ORIGAMI」でカウントダウンパーティーに出演し、去年2015年の10月3日(土)には東京・新木場の「ageHa」でプレイするなど、すでに何度か来日したことのあるChocolate Puma。
そんな彼らが、なんと来週8月13日(土)に東京・渋谷の「CLUB CAMELOT」に出演することが決定しました!
今回の来日では「CLUB camelot」のみでのパフォーマンスとのことなので、この機会絶対に見逃せませんよ!
Chocolate Pumaのオススメ曲
Firebeatz & Chocolate Puma feat. Bishøp – Lullaby
オランダ出身のEDMデュオ、Firebeatz(ファイアビーツ)とのコラボで、アメリカ出身の女性シンガー、Bishøp(ビショップ)をフィーチャーしたナンバー。
長いイントロ部分で好奇心をくすぐらせてきてからの中毒性の高いサウンドのドロップがたまらない、ミステリアスなエレクトロ・チューンとなっています!
ヴァイオリンの音が良い味を出していますね!
Firebeatz & Chocolate Puma
価格: 200円

posted with sticky on 2016.8.4
Chocolate Puma – Listen To The Talk
エネルギッシュなギターのコードと重低音が効いたヴィンテージなクラブ・ハウスに仕上がっています!
ちなみにこの曲はアメリカ出身の女性シンガー、Brenda Lee(ブレンダ・リー)が1964年に出したクラシック“Is It True”をサンプリングしています!
Sander van Doorn & Chocolate Puma – Raise Your Hands Up
オランダ出身のDJ、Sander van doorn(サンダー・ヴァン・ドーン)とのコラボ・ナンバー。
クールなドラムと規則的なリズムで鼓動するベースラインによって無機質なバイブスを表現したヘビーでオールドスクールなハウス・チューンとなっています!
この曲はTiësto(ティエスト)がUltra Music Festivalで(ウルトラ・ミュージック・フェスティバル)かけたこともあって、すでに「DMC Buzzchart」で1位を獲得しました!
Chocolate Puma & Firebeatz – I Can’t Understand
Firebeatzとは、上で紹介した“Lullaby”以前にもこの“I Can’t Understand”でコラボしていたんです。
曲調は90年代の雰囲気を全面に出したオールドスクールなハウス・ミュージック!
はじめの方はピアノの旋律メインの軽い曲なのかと思いきや、こちらもグルーヴィーなビートに重低音を効かせた1曲となっています!
Oliver Heldens & Chocolate Puma – Space Sheep
Chocolate Pumaも一目置くオランダ出身のDJ、Oliver Heldens(オリバー・ヘルデンス)とのコラボ・ナンバー。
メロディックなビートと昔のアーケードゲーム風なサウンドを融合させたサウンドが面白い1曲!
Oliver Heldensたちが営む農場の羊たちが毛皮を刈られるために飼われていることにうんざりし、新しい惑星へ移るものの人口増加ならぬ羊増加のため、新しい惑星への移住を考え最終的に地球も征服するというストーリー仕立てのPVも面白いです!笑
Chocolate Puma – Popatron
ほぼつむじ風のようなサウンド・エフェクトのみで構成された独特なナンバーで、賛否両論はあるかと思います。
しかし「ULTRA EUROPE 2015」の公式アフタームービーでも使われており(5:30あたり)、映像を見ながら聴くと、この曲もフェスなんかで聴くとかなり盛り上がりうだろうなぁと容易に想像できます!
Chocolate Puma – I Could Be Wrong
ピアノの音色と女性ヴォーカルが小洒落た雰囲気を出していますが、ドロップの音は予想外の斬新なサウンド!
この曲のヴォーカルですが、1994年にアメリカ出身の女性シンガー、Brandy(ブランディ)が出した“I Wanna Be Down”をサンプリングしています!
このようにChocolate Pumaは過去の名作をサンプリングしている作品が幾つかあるのですが、そのチョイスはどれも秀逸です!
Laidback Luke & Chocolate Puma – Snap that Neck
Chocolate Pumaとは深い絆で結ばれているフィリピン系オランダ人DJ、Laidback Luke(レイドバック・ルーク)とのコラボ・ナンバー。
「Mysteryland NL 2015」の公式アフタームービーで使われているのを聴いて、そのカッコよさに惚れました!(2:50あたり)
Michael Calfan – Treasured Soul (Chocolate Puma Remix)
フランス出身のDJ、Michael Calfan(マイケル・カルファン)のナンバーをリミックスしたナンバー。
ヴォーカルとメロディは原曲の状態を活かしつつ、ヘビーなビートとダーティなエフェクトを加えたChocolate Pumaらしさの出たアレンジとなっています!
Kryder – Selecta (Chocolate Puma Edit)
イギリス・マンチェスター出身のDJ、Kryder(クライダー)のナンバーをエディットしています。
ツイストしまくりのエフェクトやバックスピンまで使ったディープなリミックスに仕上がっています!
オルガンのシンセがアクセントになっています!
おわりに
いかがでしたか。
簡単ではありましたが、Chocolate Puma(チョコレート・プーマ)にこの名前が定着するまでの軌跡が少しはお分かりいただけたでしょうか。
彼らのサウンドが気に入った方は、是非8月13日(土)に「CLUB camelot」に行って、Chocolate Puma(チョコレート・プーマ)の圧巻のプレイを生で体感して下さい!
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