みなさん、Future House (フューチャー・ハウス)というジャンルをご存知ですか。
本日はこのジャンルで大活躍するOliver Heldens(オリバー・ヘルデンス)というDJについて紹介します!
これからのEDMシーンにおいて、このフューチャー・ハウスがくる!と言われているので曲にも注目して聴いてみて下さい!
目次
- 1 新トレンドの「Future House」とは?
- 2 Oliver Heldensとは
- 3 別名義プロジェクト「HI-LO」としても活躍!
- 4 HI-LOのオススメ曲
- 5 自身のラジオショー「Heldeep Radio」も大人気!
- 6 ageHaの15周年パーティーに登場!!
- 7 Oliver Heldensのオススメ曲
- 7.1 Tiësto, Oliver Heldens – The Right Song ft. Natalie La Rose
- 7.2 Oliver Heldens – Melody
- 7.3 Zeds Dead & Oliver Heldens – You Know
- 7.4 Oliver Heldens & Shaun Frank – Shades Of Grey (Ft. Delaney Jane)
- 7.5 Oliver Heldens – Bunnydance
- 7.6 Oliver Heldens X Becky Hill – Gecko (Overdrive)
- 7.7 Oliver Heldens – Last All Night (Koala) feat. KStewart
- 7.8 Oliver Heldens & Throttle – Waiting
- 7.9 Oliver Heldens – I Don’t Wanna Go Home
- 7.10 Oliver Heldens & Chocolate Puma – Space Sheep
- 7.11 Sander van Doorn & Oliver Heldens – THIS
- 7.12 Oliver Heldens, Mr. Belt & Wezol – Pikachu
- 7.13 Martin Garrix – Animals (Oliver Heldens Remix)
- 7.14 Calvin Harris – Outside (Oliver Heldens Remix) ft. Ellie Goulding
- 7.15 Lady Bee ft. Rochelle – Return Of The Mack (Oliver Heldens Remix)
- 8 おわりに
新トレンドの「Future House」とは?
そもそもFuture House (フューチャー・ハウス)とはどんなものなのか、知らない方もいると思うので簡単に説明します。
フューチャー・ハウスは、EDMのなかで“エレクトロ・ハウスとディープ・ハウスの中間”とも言われています。
ファンキーなエレクトロ・ハウスとダークでアングラなディープ・ハウスの両面を持つ、つまりダーク過ぎない程よい明るさを持ったオシャレサウンドのことです。
もともとあったジャンル・言葉ではなく、フランス出身のDJ、Tchami (チャミ)が造ったのがはじまりとされています。
TchamiがSoundcloudで自分の楽曲に“#Future House”と冗談でタグ付けしたことがジャンル創造の起源。そして彼はDeep House系統の音楽を作曲していたので、Deep House系でビルドアップやドロップの強い曲がたまたまFuture Houseと認識されるようになった。
出典:STONEY ROADS
このようにして生まれ、現在EDMのメインストリームにまでなったフューチャー・ハウスの大本命と言われているのが今からご紹介するOliver Heldensなのです!
Oliver Heldensとは
Oliver Heldens(オリバー・ヘルデンス)とは、オランダ出身のEDMプロデューサー/DJです!
1995年2月1日生まれの現在22歳という若さですが、22歳とは思えないほど落ち着いていますね。
髭のせいでしょうか?Martin Garrix(現在21歳)と1コ違いには見えません。笑
物心付いた頃から音楽プロデューサーになりたかったのではなく、小さい頃の夢は発明家やデザイナー、建築家だったというOliver Heldens。
しかし彼の父親が大の音楽好きで特にテクノやドラムンベースを好んで聴いたり、自身でも色んな楽器も演奏していました。
そんな父親の影響で11歳の頃からキーボードを習わされたものの全く面白みを感じませんでした。
しかしそれと同時期にダンスミュージックに興味を持ち始め、12歳になり高校に通い始め大きなスクールパーティーが開かれたときに「自分がプロデューサーでDJもしていたら、ここで自分の曲を披露して皆を熱狂させられるのに!」と心から思ったそうです。
この日をきっかけにキーボードを止めて、代わりにFL Studioを購入し、ひたすらプロデュースに励む日々が始まります。
12歳の頃から音楽のプロデュースをスタートしたOliver Heldensは、15,6歳になるとより自分を追い込みサウンドに磨きをかけました。
いろんなジャンルの音楽を作っていましたが、2012年の終わり頃、Julio Bashmore, Disclosure, Shadow ChildといったUKのディープハウスシーンにインスパイアを受けます。
それらのサウンドは自身のルーツとも言える2006-2009年のクラブサウンドを呼び起こし、UKディープハウスとミックスしてみたところ、“Gecko”や“Koala”といった曲が出来上がったそうです。
そして2013年にEDM最大手のレコード・レーベル「Spinnin’ Records」と契約し、プロとして本格的にDJ活動をスタート。
2013年にリリースし大ヒットを記録した“Gecko”は、オランダ出身のベテランDJ、Tiesto(ティエスト)にも気に入られ、Tiestoのレコード・レーベル「Musical Freedom」とも契約し、この曲にBecky Hillのヴォーカルが加わったバージョンもリリースしました!
2014年には自身の公式SoundCloudページにて『Heldeep Mixtape』を公開。
この『Heldeep Mixtape』は、ディープハウスやテックハウスなどEDMの様々なジャンルの曲をミックスしたものとなっており、多方面から高い評価を得ており、現在Vo.1からVo.5まで公開されており、2017年には『Ibiza 77 Mixtape』の第一弾も発表しました!
今までTomorrowlandやEDC、Electric Zoo、Lollapalooza、Glastonburyなど数々のビッグフェスのメインステージに登場し、イビサ島はじめ世界各国のクラブでプレイするなど引っ張りだこ状態!
世界中をまわって1年で200以上のショーをこなしつつ、毎週自身のラジオショー「Heldeep Radio」を行うなかで、Oliver HeldensとしてもHI-LOとしても曲をリリースするなどとにかく多忙なスケジュールを上手く管理しています。
自身で完璧主義者と公言しているだけに、それだけ過密なスケジュールのなかで毎週色んなアーティストから数十曲のデモが送られ締め切りに追われることも多々あるそうですが、自分が本当に納得できる曲のみをリリースし続けているのです!
またDJ Magの世界の人気DJランキングTOP100では初登場にして34位にランクイン、2015年のランキングでは12位、2016年のランキングでは8位と大躍進を遂げています!
昔発明家になりたいと思っていただけに今までにない新しい曲を作り出すことは性に合っているそうで、自分の最終的な目標はDJ Magのランキングで1位になることでもなく、自分自身をハッピーにそして興奮させてくれるような曲を生み出すことだと語っています。
彼曰く、次々作られる新しいプラグインやソフトウェアに変えたり新しいサンプルパックを探したりする時間がないそうで、ずっとベーシックな機械を使い続けているのですが、「料理を生かすも殺すもキッチンの設備ではなくシェフの腕次第。それと同じさ。」という名言も有名です!笑
2017年のTomorrowlandのフルセットを載せておくので、見て少しでも雰囲気を掴んで下さい!
別名義プロジェクト「HI-LO」としても活躍!
Oliver Heldensは2015年から「HI-LO(ハイ・ロー)」という別名義でテックハウスやテクノといったディープな曲のプロデュースもスタートしました!
当初はOliver Heldensの別名義だと非公表で活動していましたが、イギリス出身のプロデューサー Wildchildが1995年に出したヒットシングル“Renegade Master”をサンプリングした“Renegade Mastah”をリリースしたタイミングと同時期、UKFのインタビューで自身のプロジェクトだということを明かしました。
ちなみにこの「HI-LO」は、Oliverの“Oli”の部分と名字であるHeldensの頭文字“H”を取った「OLIH」を逆にして語呂良く「HI-LO」としています。
またOliver Heldensは自身のレコード・レーベル、「Heldeep Records」を立ち上げているのですが、「HI-LO」名義で自身のレーベルからいくつかリリースしています!
ただ“Gecko”のリリースによって彼は「ハウスシーンに新しい風をもたらしたパイオニア」という強いイメージが付き、それが理由でハウスミュージックは絶対「Heldeep Records」から出したい!というアーティストが激増し、かなりの数の曲が送られてくるとのこと。
若手プロデューサーから昔憧れの存在であったChocolate PumaやVato Gonzalezらからも送られくるそうです。
2017年のTomorrowlandでは、Oliver Heldensがホストを務める「HELDEEP」ステージまで設けられ、Laidback LukeやChocolate Puma, Chris Lake, Mike Magoといった人気アーティストたちが出演したことからも、レーベルの人気度も伺えます!
HI-LOのオススメ曲
HI-LO – The Answer (Oliver Heldens Edit)
HI-LOのサウンドにOliver Heldensとしてのスタイルもブレンドさせた1曲。
ディープなベースラインと中毒性のあるビートがたまりません!
HI-LO & Sander van Doorn – WTF
オランダ出身のDJ、Sander van Doornとのコラボ・ナンバー。
HI-LOのダークなサウンドとSander van Doornのディープな一面が上手くマッチしており、スチールドラムの音もクセになります!
HI-LO – Crank It Up
アメリカ出身のDJ、Diploのレーベル「Mad Decent」からリリースしたナンバー。
Zeds DeadやGreen Velvet, Curbi, Umek, Knife Party, Kaskade, DJ Snake, Flux Pavilionなど多くのアーティストからサポートされました!
HI-LO & Chocolate Puma – Steam Train
オランダ出身のデュオ、Chocolate Pumaとのコラボ・ナンバー。
HI-LOらしさ溢れるダークなバイブスとChocolate Pumaのハウスサウンドが上手くマッチしており、クールなドラム音にキャッチーなリズム、低音の効いたベースラインが絶妙にハマっています!
HI-LO & ALOK – Alien Technology
ブラジル出身のDJ、Alokとのコラボ・ナンバー。
ダーティなベースラインと力強いキックのコンビネーションが良いですね!
HI-LO – Ooh La La
ディープなテックハウスのバイブスを感じる1曲。
トライバルなビートやダークなベースラインがムードを出しています!
自身のラジオショー「Heldeep Radio」も大人気!
Oliver Heldensは、毎週更新される「Heldeep Radio」という自身のミックスショー番組を持っています。
「Heldeep Radio」では、Oliver Heldensがオススメする曲の最新ミックスや流行りのFuture Houseの曲やアーティストもたくさん扱っているので、これを聴けば、最先端のFuture Houseを押さえられます!
YouTubeからも最新エピソードを聴けるほか、iTunesからも無料でダウンロードできるので是非聴いてみて下さい!
ageHaの15周年パーティーに登場!!
2016年のFUJI ROCK FESTIVALで初来日し、その年の10月に東京・大阪・名古屋をまわる単独ツアーを行ったOliver Heldensが約1年ぶりに日本に帰ってきます!
9月29日(金)、15周年イヤーの日本ナンバーワンクラブageHaに出演が決定!
2016年のDJ Mag Top 100 DJsで8位という高順位を記録し、2017年のTomorrowlandではメインステージと自身のレーベルがホストを務める「HELDEEP」ステージと2回プレイし、世界中の観客を沸かせました。
そんな爆発的な人気を誇り、フューチャーハウスの重鎮とも言えるOliver Heldensのプレイをクラブで見られる機会は今後さらに難しくなってきます。
この貴重なギグを是非お見逃しなく!
またWATERエリアで開催されている3カ月連続の限定パーティー「Sound of Sunrise」は、今回がラスト!
至高のダンスミュージックを聴きながら、屋外で海を眺めつつ夏の最後の日の出を迎えてみては?
さらに最高のナイトリゾートを満喫できるPARKエリアもこの週末で夏最後のオープンとなりますので、PARKエリアに限定オープンしている「MUMM LOUNGE」を堪能してみて下さい!
【ageHa 15th year’s of THE BEST Presents OLIVER HELDENS in TOKYO Supported by G.H.MUMM&iFLYER】
2017.09.29.FRI
- Oliver Heldens
- BABY-T
- TJO (Takeru John Otoguro)
DOOR : TBA
International Coupon :¥4,000
(All Foreign I.D Holders)
FES割:¥3,500 フェスリストバンド及び半券をお持ちの方。
(with Wristband of Festival or Tickets)
ADVANCED TICKET (優先入場/FAST LINE)
General Advance Ticket(通常チケット):¥3,480
iFLYER [ご購入はこちらから/Ticket Available]
e+ [ご購入はこちらから/Ticket Available]
公式サイト: http://www.ageha.com/schedule/event/?id=292059
Oliver Heldensのオススメ曲
Tiësto, Oliver Heldens – The Right Song ft. Natalie La Rose
オランダ出身のDJ、Tiëstoとのコラボで、オランダ出身の女性シンガー、Natalie La Roseをフィーチャリングしたナンバ-。
Oliver Heldensの代表曲にして人気曲のひとつ!
ダークな雰囲気を保ちつつリスミカルなメロディとNatalie La Roseの透き通るヴォーカルが良い味を出しています!
ちなみにこの曲は、Tiëstoのレーベルからリリースした“Wombass”にヴォーカルが加わったバージョンです!
Oliver Heldens – Melody
メロドラマティックな弦楽器のサウンドとリズミカルなピアノの旋律が合わさった、これぞフューチャーハウス!といった1曲です。
Zeds Dead & Oliver Heldens – You Know
カナダ出身のデュオ、Zeds Deadとのコラボ曲。
Oliver Heldensらしいベースラインとエフェクトのかかったヴォーカルがマッチしたトラックです。
Beatportのチャートで1位を獲得しています!
Oliver Heldens & Shaun Frank – Shades Of Grey (Ft. Delaney Jane)
カナダ出身のDJ、Shaun Frankとのコラボで、カナダ出身の女性シンガー、Delaney Janeを迎えたナンバー。
この曲めっちゃお洒落だと思いませんか。
聴いていて飽きることがない美容室とかでかかってそうな心地よいサウンドが特徴です!
オリバーヘルデンス & Shaun Frank
価格: 250円
posted with sticky on 2015.10.18
Oliver Heldens – Bunnydance
90年代風なブレイクビーツが特徴で、Oliver Heldensにより未来的なクールでディープに仕上げたトラックです。
PVのウサギがかなり不気味です。笑
Oliver Heldens X Becky Hill – Gecko (Overdrive)
2013年にリリースした“Gecko”に、イギリス出身のシンガー、Becky Hillのヴォーカルが加わったのがこの“Gecko (Overdrive)”です。
Tiestoのレーベル「Musical Freedom」から再度リリースされたOliver Heldensの代表曲のひとつです!
Oliver Heldens – Last All Night (Koala) feat. KStewart
“Koala”という曲にイギリス出身の女性シンガー、KStewartのヴォーカルが加わったバージョンです。
2014年に出したこの曲は、イギリスのシングルチャートで5位にランクインしました!
Oliver Heldens & Throttle – Waiting
オーストラリア出身のDJ、Throttleとのコラボ・ナンバー。
リズミカルなメロディとファンキーなディスコサウンドが魅力的で、アップリフティングなコードとスイートなコーラスも良い雰囲気を出しています!
Oliver Heldens – I Don’t Wanna Go Home
ファンキーなベースラインと耳障りの良いヴォーカルサンプルが心地よいグルーヴ感を出しています!
この曲は自身のレーベル「Heldeep Records」からリリースしました!
後にリミックスパックも出たのですが、中でもBaron Familyの一員でもあるオランダ出身のデュオ、Moksiによるリミックスバージョンもオススメです!
Oliver Heldens & Chocolate Puma – Space Sheep
オランダ出身のデュオ、Chocolate Pumaとのコラボで、メロディックなビートと昔のアーケードゲーム風なサウンドを融合させたサウンドが面白い1曲!
Oliver Heldensたちが営む農場の羊たちが毛皮を刈られるために飼われていることにうんざりし、新しい惑星へ移るものの人口増加ならぬ羊増加のため、新しい惑星への移住を考え最終的に地球も征服するというストーリー仕立てのPVも面白いです!笑
Sander van Doorn & Oliver Heldens – THIS
オランダ出身のDJ、Sander van Doornとのコラボ曲。
アングラ感の強いディープな1曲となっています!
Oliver Heldens, Mr. Belt & Wezol – Pikachu
オランダ出身のデュオ、Mr. Belt & Wezolとのコラボで、あのポケモンの「ピカチュウ」をテーマした斬新な1曲。
ディープなベースラインと「ピカ!」という鳴き声がマッチした面白いトラックです!笑
Martin Garrix – Animals (Oliver Heldens Remix)
オランダ出身のDJ、Martin Garrixの名曲“Animals”をリミックスしたもの。
前述した『Heldeep Mixtape 1』に収録されている曲で、多くの支持を得ている曲です!
2015年のUltra Music Festivalでも流れ、大盛り上がりでした!
Calvin Harris – Outside (Oliver Heldens Remix) ft. Ellie Goulding
スコットランド出身のDJ、Calvin Harrisの“Outside”のリミックスも手掛けました。
ソフトな雰囲気の原曲にもOliver Heldens節が入り、サウンドが色々変化するのが面白いです!
カルヴィン・ハリス
価格: 250円
posted with sticky on 2015.10.18
Lady Bee ft. Rochelle – Return Of The Mack (Oliver Heldens Remix)
オランダ出身の女性シンガー、Lady Beeのしっとりした曲もOliver Heldensによるリミックスで、全くテイストの違う曲に変わっています!
う~ん、やっぱりお洒落です!!
おわりに
いかがでしたか。
一気にスパースターDJになり上がったOliver Heldensですが、自分ではまだスタートしたばかりと感じているとのこと。
当時“Gecko”や“Koala”を作ったとき以上に現在大きなインスピレーションを持っており、ヴォーカル重視の曲やディスコやファンク要素を取り入れた曲、テクノ要素が入ったクラブナンバーなど色んなアイデアで溢れているとのことで、まだまだ今後のサウンド展開が楽しみです!
このようにまだまだインスピレーションに満ち溢れており、ファンに対しても今後もたくさんの素晴らしい音楽を心待ちにしていて欲しいと強気の発言をする彼の今後の活躍にも期待です!
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