本日はちょっとジャンルを広げてエレクトロ・ポップよりのアーティストの紹介をしたいと思います。
みなさん、Dragonette(ドラゴネット)はご存知ですか。
過去にMartin Solveig(マーティン・ソルヴェグ)やDon Diablo(ドン・ディアブロ), Kaskade(カスケイド)など人気DJたちともコラボしているのでその名を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか!
そんなDragonette(ドラゴネット)が4年ぶりにニューアルバムをリリースしたので、この機会に彼らについて紹介したいと思います!
目次
Dragonetteとは
Dragonette(ドラゴネット)とは、カナダ・トロント出身の3人組エレクトロ・ポップ・バンドです。
紅一点のメイン・ボーカル、Martina Sorbara(マルティナ・ソーバラ)を中心にプロデューサーのDan Kurtz(ダン・カーツ)、そしてドラマーのJoel Stouffer(ジョエル・ストウファー)から構成されています。
ちなみにMartina Sorbaraといえば、Galantis(ギャランティス)の人気ナンバー、“Peanut Butter Jelly”のヴォーカルも担当しており、色んな曲にヴォーカルで参加するなどその魅力的な歌声は多くのアーティストたちからも絶賛されているんです!
2005年にバンド結成後、『Galore』(2007年)、『Fixin to Thrill』(2009年)、そして『Bodyparts』(2012年)の3枚のアルバムをリリース。
カナダのグラミー賞にあたる「Juno Awards(ジュノー章)」では〈ダンス・レコーディング賞〉に輝く等、Martina Sorbaraのキュートなボーカルと、卓越したメロディメイキングは多方面で高い評価を受けています!
またこれまでBasement Jaxx(ベースメント・ジャックス)、Kaskade(カスケイド)、Don Diablo(ドン・ディアブロ)、Big Data(ビッグ・データ)、Philip George(フィリップ・ジョージ)、Zak Waters(ザック・ウォーターズ)等と共演!
特にMartin Solveig(マーティン・ソルヴェグ)との共演作“Hello”は世界的大ヒットを記録しました!
Martin Solveigとは“Hello”だけでなく、“Boys & Girls”や“Big In Japan”でもコラボしています。
この“Big In Japan”に関してはPVはがっつり日本で撮影されただけでなく、日本のアイドルグループ、アイドリング!!!もフィーチャリングとして迎えたこともあって大きな話題となりました!
マーティン・ソルヴェイグ, Dragonette & アイドリング!!!
価格: 250円posted with sticky on 2016.12.23
そのほか“Let It Go”などもここ日本でも高い人気を誇りました。
その後も大手ダンス・レーベル、Spinnin’ Recordsより出されたMike Mago(マイク・マゴ)との“Outlines”は2014年のフロアヒットを記録する等、感度の高いダンス・アクトのみならず世界中のポップス・シーンからも注目を浴びています!
最近ではDiplo(ディプロ)主宰のレーベル「Mad Decent」などでも活躍するカナダ出身のEDMデュオ、Zeds Dead(ゼッズ・デッド)の“Neck and Neck”にフィーチャリングとして参加していましたね!
その他にも数々のヒット曲を飛ばしてきた彼らですが、久しぶりにアルバムをリリースということで注目を集めています!
4年ぶりニューアルバムがついに発売!
そんな世界的ダンスヒットを数々生み出してきた、Dragonetteが前作『Bodyparts』以来、約4年ぶりとなる4枚目のアルバム『Royal Blues (Japan Deluxe Edition)』が遂に本日12月23日(金)リリースしました!
ロサンゼルスを拠点に、数多くのトッププロデューサー達と制作を共にしたという本作では、フロントボーカルのMartina Sorbaraのキュートなボーカルとキャッチーなメロディメイキング、プロデューサーのDan KurtzとJoel Stoufferによる先進的なダンス・トラックはネクスト・レベルへと進化しています。
“Outlines”以来、Mike Magoと再びタッグを組んだ“Secret Stash”はじめ、本作からのリードシングル群はいずれも世界中で話題を集めており、本国カナダで一足早くリリースされた本アルバムは、Lady Gaga(レディー・ガガ)らの新作と共にiTunesのポップアルバムチャートでトップ5入りを果たしました!
ダンスミュージック色の強かった前作までとは一転、最先端で上質なポップ・アルバムと各方面から賞賛をうけている本作は、なんと日本のファンの為だけのスペシャル楽曲3曲が追加収録されており、文字通りデラックスな内容となっています!
新作『Royal Blues』リリース記念インタビュー!
ニューアルバム『Royal Blues』をリリースということで、Manhattan Recordsが彼らにインタビューしました!
--4年ぶりとなる新作『Royal Blues』がついにリリースされました。タイトルにはどんな意味が込められているのでしょうか?
マルティナ・ソーバラ:完成するまでに時間も労力もかかったわ。タイトルは、すごくハッピーなんだけど、なんだか憂鬱っていう心情の意味よ。
--今作はポップでダンサブルなサウンドは残しながらも、あなた達の初期作品に比べると、ソフトなサウンドに仕上がっていますね。Taylor SwiftやLady Gagaのように、ジャンルのシフトチェンジをし、成功を収めているアーティストがいる中、ポップにこだわる理由はなぜでしょうか?
マルティナ:ポップの世界は幅広くて、ジャンルも増えてきてるわ。私達はポップ・ミュージックの最先端を追い求めてきたし、常に違うサウンドでプレイしてきた。自分たちがポップという括りに縛られているとは全く感じていないし、ポップ・ミュージックを作り続けていることで、何か心配することは一つもないわ。
--Charli XCXの”Boom Clap”を手掛けたプロデューサー、Stefan Gräslund(ステファン・グラスランド)がシングル”Lonely Heart”のプロデュースを務めていますね。彼との出会いを教えてください。
マルティナ:別のライターとプロデューサーと一緒にLAで曲を書いていたときに、彼と知り合ったの。すぐに意気投合したわ。この曲は、これまで書いたことのないような作品に仕上がっているわね。新しいクリエイターとの出会いの良いところって、自分たちでは想像もつかないような作品が完成するところよ。
--本作ではMike Magoや、オランダのポップバンド、Dada Ante Portasをフィーチャーした曲も収録されていますね。
マルティナ:彼らとは過去に共演しているの。その時だけの関係で終わらずに、その後も一緒に作品を作る関係を築き上げるのって素晴らしいわよね。それに互いの制作プロセスをよく知ることが出来るわ。
--カナダ出身で、恋愛や失恋を歌うポップ・アーティストという点では、Tegan and Sara(ティーガン&サラ)と共通する部分があるなと感じました。
マルティナ:彼女達との仲は、もうかれこれ20年以上になるわ。初めて会った時から、お互いを励まし合ってきたし、新曲を出す前に相談にも乗ってくれるの。私にとって、ものすごく大切な関係よ。
--皆さんの出身地、トロントは世界でも有数な多文化都市ですが、この背景が皆さんの音楽に何か関係していますか?
マルティナ:トロントって今すごくクールな場所よ。素晴らしく独創的で、文化的で、社交性に溢れているものがたくさん生まれているわ。それらには、街の多様性が十分関係しているっていうのは確かね。トロントから誕生するミュージックやアートのほとんどに多大な影響を与えているのは間違いないわ。
--現代の音楽の聴き方について、どうお考えでしょうか?音楽ストリーミングサービスが主要となってきたこの頃、より多くのリスナーに知ってもらえるメリットもあれば、CDセールス数が落ちているというデメリットもあります。このような状況にどう対処していきますか?
マルティナ:現在の音楽業界って、とても面白くて、消費の本質や音楽の聴き方も絶えず変化している。私はその変化を恐れたり、それが良いか悪いか熟考したりするのは何の役にも立たないと思う。ただ今は、そのやり方が主流っていうだけで、私達は今まで通りプレイして、曲を作って、その時の変化に任せるだけよ。
--最近おすすめの作品はありますか?
マルティナ:フランス人シンガー・ソングライターのChristine and the Queens(クリスティン・アンド・ザ・クイーンズ)と、スウェーデン出身のデュオ、Niki & The Dove(ニキ&ザ・ドーヴ)がおすすめ。私の今年のベスト・アルバムの2枚よ。
--最後に、日本について、どう思っていますか?
マルティナ:まだ一回も日本でプレイしたことがないの。ジャパニーズ・ミュージックについても、そんなに詳しくないけど、まだまだ私の知らない世界がたくさんあるって感じね。さて、どこからスタートしようかしら!
『Royal Blues』のシングル曲をピックアップ!
Dragonette – Body 2 Body
Dragonette – Sweet Poison feat. Dada
Dragonette – Lonely Heart
Mike Mago & Dragonette – Secret Stash
Dragonette – Let The Night Fall
Dragonette – 21st Century *ジャパン・ボーナス
その他アルバム収録曲は以下のとおりとなっています。
■トラックリスト
1. Let The Night Fall *シングル曲
2. Body 2 Body *シングル曲
3. Lonely Heart *シングル曲
4. Royal Blues
5. Sweet Poison (Feat. Dada) *シングル曲
6. Secret Stash (Feat. Mike Mago) *シングル曲
7. Save My Neck
8. Darth Vader
9. High Five
10. Detonate
11. Love Can’t Touch Me Now
12. Lost Teenagers
13. Future Ghost
14. Resistor *ジャパン・ボーナス
15. My Computer *ジャパン・ボーナス
16. 21st Century *ジャパン・ボーナス
iTunes (モバイル / PC)やManhattan Records, Amazonからも購入できます。
おわりに
いかがでしたか。
Dragonette(ドラゴネット)がどんな音楽を作っているか少しは分かっていただけましたか。
ニューアルバムの『Royal Blues』も要チェックですが、彼らが今後EDMアーティストたちとどんなコラボを見せてくれるのかにも注目したいですね!
公式サイト : www.dragonetteonline.com
Facebook : https://www.facebook.com/dragonette
Instagram : https://www.instagram.com/dragonetteband/
Twitter : https://twitter.com/dragonette
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