本日紹介するDJ、Jauz(ジョーズ)はもうすぐ開催される「Ultra Japan(ウルトラ・ジャパン)」にも出演するので予習がてら読んでいただけたら幸いです!
「サメがトレードマーク」、「ファンファン音」というのがキーワードですよ!
それでは早速、Jauz(ジョーズ)の紹介に参りたいと思います!
目次
- 1 Jauzとは
- 2 フレンドリーさも魅力のひとつ!
- 3 母親に感謝の気持ちを忘れない!
- 4 Jauzのオススメ曲
- 4.1 Tiësto & Jauz – Infected
- 4.2 Jauz – Deeper Love
- 4.3 Jauz x Eptic – Get Down
- 4.4 Jauz & Marshmello – Magic
- 4.5 Jauz and Ephwurd – Rock The Party
- 4.6 Skrillex & JAUZ – SQUAD OUT! feat. Fatman Scoop
- 4.7 Jauz x Ghastly – Ghosts N’ Sharks
- 4.8 Jauz x Netsky – Higher
- 4.9 Kiesza – No Enemiesz (Jauz Remix)
- 4.10 Knife Party – PLUR Police (Jauz Remix)
- 4.11 おわりに
Jauzとは
Jauz(ジョーズ)とは、アメリカ・LAを拠点に活動する現在22歳のDJ / プロデューサーで、本名はSam Vogel(サム・フォーゲル)。
音楽のジャンルはディープ・ハウスやダブステップ、トラップなどをブレンドさせたサウンドですが、「ノージャンル」を掲げているように特にサウンドにこだわらず常にグッドミュージックを届けています。
また彼曰く2つ以上のジャンルをフュージョンさせることには無限の可能性があり、今後もまだ皆が聴いたことのない新しい音を追求していきたいそうです!
昔メタルバンドのギターをしていたこともあるJauzは、EDMのメタルとも言われるダブステップに興味を持ったのがはじまりで、自分のパソコンで自分の曲を作りたい!と思いプロデューサーを目指します。
EDMシーンで影響を受けた人物はSkrillex(スクリレックス)とKill the Noise(キル・ザ・ノイズ)で、はじめて衝撃を受けた曲はUK出身のダブステップ・プロデューサー、Ruskoの“Woo Boost”とのこと。
「Icon Collective music production school」という4年制の音楽スクールに通い、なかでも「Art of Flow」というクラスが好きだったJauz。
はじめは自分も当時憧れであったアメリカ出身のMust Die!(マスト・ダイ)やLA出身のProtohype(プロトハイプ)、カナダ出身のExcision(エクシジョン)のようになりたいという想いから入学し、ダブステップ・プロデューサーになるための術や知識を学んでいました。
しかし、入学して2年経ったくらいから不満が爆発。
というのも毎日15時間以上作業していているのに、Must Dieの新曲を聴いたときに自分にはこんな良い曲を作れない!と感じ意気消沈したそうです。
そんなときに救いとなったのが「Art of Flow」のクラスだそうで、この授業を受けることで心が安らぎ不満や悩みが吹き飛んだといいます。
そのクラスで学習したジョーゼフ・キャンベルの「The Hero’s Journey」がきっかけで、誰かを追いかけてひとつのジャンルばかり作るのはやめて自分が作って楽しいサウンドを追い求めることに切り替えたことで道が開けたと語っています。
3学年になってビジネスやマーケティングのコースも選択したJauzは、クラスのプロジェクトで自分のジャンルレスな音楽ブランドを作り上げます。
当時周りのクラスメートたちからどんな音楽を作っているのか聞かれることが多かったのですが、「自分は作る曲のジャンルは○○とは一切決めてないから、コンピュータが分類したのを見てくれ。」と皆に言っていたそうです。
その後、一般的にフューチャー・ハウスと呼ばれるトラックをリリースするとアメリカ出身のDJ、Kennedy Jones(ケネディ・ジョーンズ)がはじめてJauzの曲(Zed’s Deadの“Ratchet”リミックス)をかけるなどしてサポート。
Kennedy Jonesが自分のマネージャーにも紹介し、それがきっかけでイスラエル出身のDJ、Borgore(ボルゴア)のレーベル『Buygore』から曲をリリース、さらにBorgore自身ともステージで共演まで果たします!
BorgoreはEDMにハマりはじめた頃に聴いていたお気に入りのアーティストのひとりで、そんな彼と今では一緒に曲を作ったりツアーに同行するだけでなく、プライベートでもXboxをして遊ぶなど仲の良い友人のひとりでもあります。
その後出した“Feel the Volume”はJauzの名前をはじめて世に知らしめた曲ともいえ、天才プロデューサーのDiplo(ディプロ)の耳にも届くなど多くのトップDJたちへのアピールにも繋がりました!
「Mad Decent Block Party」はじめ色んなフェスでDiplo(ディプロ)やDJ Snake(DJ スネーク)、Skrillex(スクリレックス)といったビッグネームDJたちと共演するなど、すっかりDiploのレーベル『Mad Decent』の一員でもあります!
現在は「Ultra Music Festival」や「EDC Las Vegas」など世界中のビッグフェスに軒並み出演しているほか、2015年には初来日を果たし「ageHa」でもパフォーマンスするなど世界から注目を浴びる新星プロデューサーなのです!
まだ有名ではないものの才能を秘めているアーティストたちともよくコラボしており、OokayはじめEpticやHabstrakt、JVST SAY YES、JoyRydeの名前を挙げ彼らから多くのことを学ばせてもらい良い刺激になるのだそう。
今力を入れているのがコラボレーションで、自分の友人や尊敬するDJたちとのコラボ曲で誰とコラボしたかは分かりませんがすでに曲はできており発表も近いとのことで、今後のコラボ曲も楽しみです!
世界中に熱狂的なShark Squadがたくさん!
Jauzは自分についてくれてるファンのことを「Shark Squad(シャーク・スクワッド)」と呼んでいます。
※Squadは「仲の良いグループ」みたいな感じの意味のスラング。
そもそも「Jauz(ジョーズ)」というステージネームは、今でこそサメの「Jaws(ジョーズ)」とかけられPVにはサメのキャラクターが登場したりライブでスクリーンにサメが現れたりと彼のテーマにもなっていますが、はじめはそんなつもりは全く無かったのです!
この「Jauz」とは自分の高校でみんなよく使っていたフザけた意味のスラング(意味は「bullshit」と同じ)からきています。
短くキャッチーな響きが気に入ってこの名前にしたつもりが、周りがサメのジョーズとかけてきて当初は困惑していたものの、自身をなにか実体のあるものと掛けたほうがファンにとっても親しみやすいだろうと考えサメのテーマを受け入れました。
ちなみにファン想いの一面もあるJauzが今まで一番嬉しかった出来事は、ツアーでタイに行ったときだと即答しています。
何人かのファンが自分の宿泊するホテルで自分が来るのをずっと待っていて、そのうちの1人でブログでJauzに関することを紹介するほど熱狂的なファンが自分が現れたときに感激のあまり泣き崩れたのを見て言葉にできないほど嬉しかったと語っています。
このようにShark Squadは世界中にたくさんいます!
MNNもShark Squadのひとりになるのも時間の問題かもしれません!笑
フレンドリーさも魅力のひとつ!
憧れであったBorgoreやDiploと今では一緒にふざけ合ったりゲームするなど、打ち解けるのが早くフレンドリーなことでも有名なJauz。
過去にDillon Francis(ディロン・フランシス)と“Lean On”のリミックスを制作したことがあり、彼もまた友人のひとりなのですが同時に恩人でもあります。
Major Lazer
価格: 250円
posted with sticky on 2016.8.22
ずっとDillon Francisと一緒に曲を作りたいという願望があったJauz。
当時ローンや税金でいっぱいいっぱいになっていて車を売ろうとしていたときに、急にDillon Francisから電話が入ったそうです。
思いやりのあるDillon Francisは電話で自分の状況や人生について真剣に聞いてくれ、車は売らない方が良いとアドバイス。
その後すぐ一緒にリミックスを作ることにもなり、今では人生の相談もするような間柄になりました。
また今後コラボしたいアーティストとして2名のDJを挙げおり、1人目がOliver Heldens(オリバー・ヘルデンス)。
彼とは絶対に良いサウンドを生み出せるはずと確信しており、最近一緒にスタジオにいる写真をあげていたのでコラボ曲がリリースされるかもしれません!
もう1人がMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)なのですが、彼とは力強くハグし合うほどの仲。笑
marshmello(マシュメロ)とMartin GarrixとJauzはステージでも一緒にパフォーマンスすることも多くかなりの仲良し感も伝わってきます!
彼ら3人は「Ultra Japan(ウルトラ・ジャパン)」最終日の9月19日(月)に登場するので、3人揃ってのパフォーマンスも見られるかもしれませんよ!
MNNも9月17日(土)に香港で開催される「Road To Ultra(ロード・トゥ・ウルトラ)」に参加し、同じく3人が出演することになっているのでそれぞれの生パフォーマンスをこの目に焼き付けてきます!
「Road To Ultra(ロード・トゥ・ウルトラ)」のレポ的な記事も書く予定にしているのでこちらも楽しみにしていて下さい!
母親に感謝の気持ちを忘れない!
クラブイベントでスペシャルゲストとして自分の母親を登場させるDJは多くはないでしょう。
Jauzは今の自分があるのも母親(名前はリサ)の大きなサポートがあったおかげだと断言しており、そんな感謝の気持ちからステージに母親を登場させたこともあります。
メタルバンドをしていた頃から将来バンドで世界中をツアーで回りたいという大きな夢を持っていた息子を将来ちゃんと生活できるのか心配しつつも、音楽の道に進むため大学を中退したときも理解してくれずっと見守ってきた母親にSNSを通して何度も感謝の気持ちを表しています!
自分のナンバーワンのファンでありサポーターである母親に素直な気持ちで綴られた長文メッセージから家族愛を感じることができ胸が熱くなりました!
現在はサポーターがもう一人増え、彼女であるJoann Wallker(ジョアン・ウォーカー)も彼の大きな支えとなっています。
海外のイベントにも連れて回り、一緒にその国で観光を楽しんでいる様子が伺えます!
2人のSNSにはラブラブな写真がいっぱいアップされており、見ていてこちらまで微笑ましくなっちゃいます!
この下の写真なんかロマンチックで素敵ですよね!
母親が彼女に嫉妬してないといいのですが。笑
Jauzのオススメ曲
Tiësto & Jauz – Infected
オランダ出身のDJ、Tiësto(ティエスト)とのコラボ・ナンバー。
とにかくヘビーなドロップが魅力なのですが、Jauzのトレードマークでもあるベースハウス・スタイルが歪んだシンセとバウンシーなハウス・ビートと上手く融合されています!
また「感染」というタイトルの通り、PVはサウンドを聴いた人や動物、物が次々とモフモフの毛の集合体みたいなものに変わっていく様子が面白いです!
PVの終わり方も「to be continued…」的な感じで良いですね!
Jauz – Deeper Love
アメリカ出身のソウル歌手、Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)のクラシック“A Deeper Love”を大胆にサンプリングしています!
Aretha Franklinのソウルフルでパワフルな歌声がインパクトのあるフューチャー・ハウスに仕上がっています!
Jauz x Eptic – Get Down
ベルギー出身のDJ、Eptic(エプティック)とのコラボ・ナンバー。
クールなブレイクビーツにいい意味で狂った電子音とエレクトロ・エフェクトが重なってクレイジーさを倍増させています!
PVの内容もコミカルで、Jauzのキャラクターであるサメも登場していますね!
Jauz & Marshmello – Magic
https://www.youtube.com/watch?v=2HOaN8z0ghc
プライベートでも仲が良い謎多きDJ、Marshmello(マシュメロ)とのコラボ・ナンバー。
メロディはMarshmello、ベースビートはJauzらしさが表れています!
なんと説明していいか分かりませんが、このフワフワしたサウンドが心地よいんです!
Jauz and Ephwurd – Rock The Party
DatsikとBais Hausから成るアメリカ出身のEDMデュオ、Ephwurdとのコラボ・ナンバーで、色んなフェスでもプレイされまくったJauzの人気曲のひとつ!
ジャンルは一応ベース・ハウスになるのでようか。
この曲が好きな方はTiësto(ティエスト)とTony Junior(トニー・ジュニア)の“Get Down”も好きなはずなので聴いてみて下さい!
Skrillex & JAUZ – SQUAD OUT! feat. Fatman Scoop
アメリカのエレクトロミュージシャン、Skrillex(スクリレックス)とのコラボで、アメリカのラッパー、Fatman Scoop(ファットマン・スクープ)をフィーチャーしたナンバー。
こういったサウンドにもFatman Scoopの掛け声は合うものなんですね!
アニメーション風のクレイジーなPVも見どころ満載なのですが、金髪のキャラはGetter(ゲッター)でゴーストはGhastly(ガストリー)でしょうか。笑
Jauz x Ghastly – Ghosts N’ Sharks
LA出身のDJ、Ghastly(ガストリー)とのコラボ・ナンバー。
タイトルはそえぞれの持つイメージ(Ghastlyはゴースト、Jauzはシャーク)をタイトルにしています!
メロディアスなサウンドとクレイジーなドロップのギャップが秀逸です!
Ghastlyは来日したこともあり、2016年の6月18日に東京の「SOUND MUSEUM VISION」でプレイし会場を大いに沸かしてくれました!
Jauz x Netsky – Higher
ベルギー出身のプロデューサー、Netsky(ネットスカイ)とのコラボ・ナンバー。
まさかのコラボですが、Netskyの味も出ており全く違うサウンド同士が融合し面白い化学反応を起こしています!
Netskyはドラム&ベースシーンではかなり有名なアーティストで、数々のアワードで「将来最も有望な若手プロデューサー」に選ばれています!
Kiesza – No Enemiesz (Jauz Remix)
カナダ出身のシンガーソングライター、Kiesza(カイザ)のナンバーをリミックスしています。
彼女のパワフルな歌声と中毒性のあるファンファン音が見事にマッチしています!
Knife Party – PLUR Police (Jauz Remix)
オーストラリア出身のダブステップ・デュオ、Knife Party(ナイフ・パーティー)のナンバーをリミックスしており、Jauzの曲のなかでもアグレッシブな方なダブステップに仕上げられています!
この曲はKnife PartyのEP『TRIGGER WARNING』に収録されています。
おわりに
いかがでしたか。
Jauz(ジョーズ)がどういった人物で、彼の特徴的なサウンドであるファンファン音というのが理解していただけたでしょうか。
ちなみに彼のシンボルでもある「(^^^)」のマークはサメが口を開いている姿という解釈で間違いないでしょうか?笑
あとよく手を三角形っぽく合わせているのはサメの背びれを表しているんですよね?笑
そこらへん不確かですが、とりあえず「Ultra Japan」3日目に参加される方は楽しんでくださいね!!
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