タイトルの通り伝説的なEDMユニット、Swedish House Mafia(スウィディッシュ・ハウス・マフィア)のメンバー全員が認め、特にヨーロッパでは爆発的な人気を誇るレーベル「Axtone」の要注目人物、Shapov(シャポフ)。
Hard Rock Sofaが好きな方ならすでにご存じでしょうが、あまり知らないという方は是非覚えていって下さい!
それでは今最も勢いのあるDJのひとり、Shapov(シャポフ)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Shapovとは
- 2 Hard Rock Sofaについても知っておこう!
- 3 Swanky Tunesとは深い関係!?
- 4 Shapovのオススメ曲
- 4.1 Axwell & Shapov – Belong
- 4.2 Shapov – Some People
- 4.3 Shapov vs Amersy – Vavilon
- 4.4 Shapov – Future Rave
- 4.5 Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Everybody
- 4.6 Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Dream About It
- 4.7 Shapov feat. Justin Tranter – Our World
- 4.8 Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Party People
- 4.9 Shapov – Disco Tufli
- 4.10 Shapov – Runic
- 4.11 CamelPhat feat. A*M*E – Paradigm (Shapov Remix)
- 4.12 Afrojack ft. Mike Taylor – SummerThing! (Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. Remix)
- 5 おわりに
Shapovとは
Shapov(シャポフ)とは、ロシア出身のDJ / プロデューサーです。
ロシア出身のDJと言えば、Zedd(ゼッド)や、Swanky Tunes(スワンキー・チューンズ), M.E.G & N.E.R.A.K.(メグ&ネラク), Amersy(アマーシー), Dropgun(ドロップガン)など意外と多いんです!
ちなみにAlexander Shapovalov(アレックス)とDenis Chepikov(デニス)のよるデュオ、Hard Rock Sofa(ハード・ロック・ソファ)の片割れ、Alexander Shapovalovが2015年からスタートしたソロプロジェクトが「Shapov」です。
ステージネームはラストネームであるShapovalovを省略しただけなので分かりやすいですね。
“Vavilon”や“Runic”は映画のサウンドトラックにインスパイアされ壮大なサウンドを取り入れたいと思って制作したそうですが、Shapovの音楽はHard Rock Sofaの音楽を継承している部分もあれば、新たにサウンドを進化させた面も聴いて取ることができます。
曲を出してはヒットするほどプロデュースに行き詰ることなどなかったHard Rock Sofaですが、「もっとクレイジーなトラックを作りたい、もっと自分のサウンドを大きくそして自由に成長させたい!」という意志からShapovとしてソロの道を選びました。
Hard Rock Sofaとして沢山の曲をリリースし、ワールドツアーも行うなどの経験が今のソロプロジェクトにも大きく繋がっているとのこと。
ソロプロジェクトをスタートしましたが、Denisとは今でも同じビルで仕事をしており、もちろん友情関係も全く変わらないそうです。
しかし、Hard Rock Sofaの名前でDenisひとりだけの写真を見ると少し悲しい気持ちになってしまいますね。
Hard Rock Sofaで活動していたときから、元Swedish House Mafia(スウィディッシュ・ハウス・マフィア)のメンバーで、スウェーデン出身のDJ、Axwell(アクスウェル)のレーベル「Axtone Records」と契約していますが、ShapovとしてもAxtoneから曲をリリースすることに協力しています。
AxtoneはShapovとして何を成し遂げたいのかを理解してくれ常にバックアップしてくれるそうです。
2015年にはオランダで開催されたAxtoneとダンスミュージックのレコードプール、Beatportがコラボしたボートパーティー「Axtone x Beatport ADE」にも参加し、Chocolate Puma(チョコレート・プーマ)やDave Winnel(デイブ・ウィネル), Kryder(クライダー), Marcus Schössow(マルクス・ショッサウ), NEW_ID(ニュー・アイ・ディー), Tom Staar(トム・スター)らと共演したのも印象的でした!
2016年にはAxwell, Dirty South, Hard Rock Sofa, Klahr, Kryder, MEG & NERAK, NEW_ID, Sick Individuals, Tom Staar, Dave Lambert, Delafinoらとともに、TomorrowlandのAxtoneステージにも出演しました!
このようにAxwellも推す「Axtone」の看板DJでもあるのですが、元Swedish House Mafiaのメンバー、Sebastian Ingrosso(セバスチャン・イングロッソ)もまた同じように推しており、Axwell Λ Ingrossoがヘッドラインを務めるギグでは常に名前を見るほど気に入られているんです!
Axwell Λ Ingrossoがイビサ島の人気クラブ、UshuaiaでクロージングパーティーをしたときにShapovをいきなりステージに上げて夢の共演を果たしたのも感動的でした!
ちなみに下の写真はAxwell Λ Ingrossoと一緒にワインを飲みながら、スウェーデンで行われるSummerburst Festivalに向けて新しい音楽について話し合ってるシーンだそうです。
ステージ上だけでなく、2016年には“Blong”という曲でずっと夢であったAxwellとのコラボも実現したのです!
長年の夢を叶えた今、次なる夢はDJ Snake(DJ スネイク)やHard Rock SofaとしてはコラボしましたがソロでもMatisse & Sadko(マティッス & サドコ)とコラボすることだと語っています。
さらに2016年にAxtoneステージでパフォーマンスし、TomorrowlandデビューをしたShapov。
そんな彼はなんと2017年のTomorrowlandではメインステージでの出演が決まっています!
今回7月21日(金)から23日(日)と7月28日(金)から30日(
Hard Rock Sofaについても知っておこう!
Shapovについてもっと知るために、Hard Rock Sofa(ハード・ロック・ソファ)についても簡単に紹介したいと思います!
Hard Rock Sofaとはロシア出身のEDMデュオで、Alexander ShapovalovとDenis Chepikovによって2005年に結成されました。
地元Smokenskでお互いDJや家でプロデュースをしていた2人ですが、Alexandeはもともとヒップホップのプロデュース、DenisはDJとして地元のクラブで活動しており、クラブで仲良くなった末にデュオを結成し今では10年以上の付き合いでお互いを理解し合えるような仲とのこと。
そんな2人のエレクトロやプログレッシブ、テックハウスといった色んなモダンハウスを混ぜたユニークなスタイルはあっという間に多くの人たちの心を掴みました!
ちなみに「Hard Rock Sofa」というステージネームに深い意味はなく、プロジェクト名を考えていたときに聞こえも良く面白いと思って付けたそうです。
デュオと言いましたが、実ははじめSergey Zuevというメンバーも含めた3人で活動しており2012年の暮れくらいにメンバーを抜けています。
彼らは2011年にSt. Brothersとコラボした“Blow Up”をAxtoneからリリースしたことをきっかけに有名になったといっても過言ではないでしょう。
BeatportのTOP100で最高2位にもなったこの曲はあのSwedish House Mafia(スウィディッシュ・ハウス・マフィア)からもサポートされ、レーベルオーナーのAxwellも気に入ってThomas Gold(トーマス・ゴールド)とリミックスを作ったほか、Hook N Sling(フック・ン・スリング)など多くのDJたちもリミックスしました!
ハード・ロック・ソファ & St. Brothers
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同年アメリカのロックバンド、The Stooges(Iggy and the Stooges)の同タイトル曲をサンプリングしたSwanky Tunesとのコラボ曲“I Wanna Be Your Dog”をSpinnin’ Recordsからリリース。
この頃位からSize RecordsやSpinnin’ Records, Refune Records, Protocol Recordingsなどの大手レーベルから次々にシングルやリミックスを発表。
2012年に制作したDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)の“Just One Last Time”リミックスに関しては、BeatportのTOP100で数日間に渡って不動の1位をキープするほど売れました!
デヴィッド・ゲッタ
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ちなみにDavid Guettaとは彼がイビサ島で開催している人気イベント「F*** Me I’m Famous」で共演したりと、David Guettaからもその実力を買われています!
同じく2012年、時間をかけて制作したという“Quasar”は思い入れも強く、2012年のUltra Music Festivalで最もプレイされた曲にもなりました!
2013年には再びSwanky Tunesとコラボした“Here We Go”をリリース。
この曲は、Sebastian IngrossoとSteve Angelloからも非常に良いフィードバックをもらい、2012年のCoachellaではSwedish House Mafiaがかけたことで大きな話題となりました!
それだけでなく日本でも大人気のカーアクションムービー『ワイルド・スピード EURO MISSION』でも起用されたので、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
フェスやイベントではSander Van Doorn(サンダー・ヴァン・ドーン)やNicky Romero(ニッキー・ロメロ), Hardwell(ハードウェル)らともラインナップされ、2012年にはageHaで行われたEDMに特化したパーティー「EDM States」の記念すべき第1回目のゲストとして登場するなど日本含め世界じゅうで人気を博したグループ、それがHard Rock Sofaなのです!
Swanky Tunesとは深い関係!?
Vadim ShpakとDmitry Burykin、Stanislav Zaytsevの3人で結成したロシア出身の人気トリオ、Swanky Tunes(スワンキー・チューンズ)をご存知でしょうか。
そんなSwanky TunesとShapovならびにHard Rock Sofaは関係が深くロシアの同じ町出身ということもありますが、なによりShapovとSwanky TunesのVadimが従兄弟同士でもあるからなんです!
そんな繋がりもあってか、Hard Rock Sofaのときに何度もコラボしてきました!
というのもSwanky Tunesと一緒に作業するの本当に楽しく、全員で5人のプロデューサーがスタジオに集まることになるため、その分多くのアイデアが集まりスムーズにプロデュースが進むそうです。
上で紹介した“I Wanna Be Your Dog”や“Here We Go”だけでなくリミックスも含めたら結構な数あるので、そのうちのいくつかを挙げておくので聴いみて下さい!
- Hard Rock Sofa & Swanky Tunes – Apogee
- Hard Rock Sofa & Swanky Tunes – Stop In My Mind
- Swanky Tunes & Hard Rock Sofa – The Edge
- Hard Rock Sofa, Matisse & Sadko, Swanky Tunes – Chemistry (Turn The Flame Higher)
ハード・ロック・ソファ, Matisse, Sadko & スウァンキー・チューンズ
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- Swanky Tunes & Hard Rock Sofa – Feedback
- R3hab & Swanky Tunes ft. Max’C – Sending My Love (Hard Rock Sofa Remix)
R3hab & スウァンキー・チューンズ
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また2013年のUltra Music FestivalではHard Rock Sofa × Swanky Tunesで同じステージでパフォーマンスもしたのも深く記憶に刻まれました!
またいつかこの5人による共演が実現して欲しいですね!
Shapovのオススメ曲
Axwell & Shapov – Belong
スウェーデン出身の、Axwell(アックスウェル)とのコラボ・ナンバー。
Shapovといえばこの曲が一番有名なのではないでしょうか!
ソフトなギターのサウンドに美しい男性ヴォーカルが素晴らしく、ドロップのパンチの効いたドラムとアップリフティングなシンセのハーモニーも最高です!
この曲にはAxwellとノルウェー出身のDJ、Years(イヤーズ)によるRemodeバージョンもあるのですが、要はリミックスのようなものでよりシンセが強調されています!
Shapov – Some People
https://www.youtube.com/watch?v=p0kb3jw2Qrw
恐らくYears(イヤーズ)かBeverley Pills(ビバリー・ピルズ)とのコラボだと言われている未発表曲。
2016年のTomorrowlandのAxtoneステージに出演した際にかけていたのですが、“Belong”よりの美メロ路線でヒット間違いなしでしょう!
正式なリリースが楽しみです!!
Shapov vs Amersy – Vavilon
同じくロシア出身のDJ、Amersy(アマーシー)とのコラボ・ナンバー。
メソポタミア地方の幻の古代都市「バビロン」にインスパイアされて作ったというこの曲は、バイオリンも使用してオーケストラっぽいサウンドを再現したそうです。
力強いビートとドロップのエネルギッシュなエレクトロ音の組み合わせは嫌でもテンションが上がります!
Shapov – Future Rave
ヒップホップとエレクトロを混ぜたようなサウンドにダークなシンセをミックスさせたカッコ良いナンバー。
今までのShapovのスタイルとは一味違う新しいサウンドに挑戦した1曲と言えます!
Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Everybody
ロシア出身のEDMデュオ、M.E.G. & N.E.R.A.K.(メグ&ネラク)とのコラボ・ナンバー。
M.E.G. & N.E.R.A.K.とともに制作したEP『Everybody』のタイトルナンバーでもあるこの曲はヒップホップ×ハウスを意識しており、ヴォーカルチョップを多用したメロディも印象的です!
Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Dream About It
こちらもM.E.G. & N.E.R.A.K.とともに制作したEP『Everybody』収録曲のひとつ。
中毒性のあるピアノとドラムのセッションがダークなクラブの雰囲気を創出します!
Shapov feat. Justin Tranter – Our World
アメリカのポップシンガー、Justin Tranter(ジャスティン・トランター)とのコラボ・ナンバー。
Justin Tranterの力強いヴォーカルがアクセントとなっており、キャチーなシンセと拍動するドラムを含んだ神秘的なメロディも感無量です!
Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Party People
自身初のEP『Shapov』収録曲のひとつで、M.E.G. & N.E.R.A.K.とのコラボ・ナンバー。
が2015年、2016年のTomorrowlandはじめ色んなセットでもかけていたので聴いたことがある方も多いかもしれません。
90年代のエレクトロニックミュージックを彷彿とさせるようなグルーヴィー感がたまりません!
Shapov – Disco Tufli
EP『Shapov』収録曲で、ラテンチックなオーケストラによるダンス・サウンド
1978年のクラシック、Giorgio Moroder(ジョルジオ・モロダー)の“Chase”をサンプリングしているだけに、オールドスクールな雰囲気もありグルーヴィー感も感じられます!
ちなみにヴォーカルはアメリカで生まれた大人数のバンド、The salsoul orchestra(ザ・サルソウル・オーケストラ)の名曲をサンプリングしています。
Shapov – Runic
この曲がリリースするされる2年前にまだ未完成形だったバージョンを2013年のフェスでSebastian Ingrosso(セバスチャン・イングロッソ)がかけたのが始まり。
その後ファンがこの曲に“Runic”というタイトルを付けてそのまま正式タイトルとなりました!
ラテン?アラビアン?チックなヴォーカルサンプルも入ったユニークな1曲です!
CamelPhat feat. A*M*E – Paradigm (Shapov Remix)
イギリス出身のハウスデュオ、CamelPhatのナンバーをリミックスしています。
エレクトリックでハイエナジーなサウンドへとアレンジされたこのリミックスは、 Danny Howard(ダニー・ハワード)によってBBC Radio 1で初オンエアされ話題になりました!
Afrojack ft. Mike Taylor – SummerThing! (Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. Remix)
オランダ出身のDJ、Afrojack(アフロジャック)のナンバーをM.E.G. & N.E.R.A.K.とともにリミックスしたナンバー。
このドロップのメロディ、どこかで聴いたことあるなぁと思ったら、Tritonal(トライトーノル)とParis Blohm(パリス・ブローム)の“Colors”に若干似ていますね!
でもオリジナルよりこっちのリミックスの方が好きです!
こうやって見るとShapovがどれだけM.E.G. & N.E.R.A.K.と親密でスタジオで一緒に作業しているのか分かりますね!
アフロジャック
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おわりに
いかがでしたか。
Shapov(シャポフ)がどんな人物なのか、またHard Rock Sofa(ハード・ロック・ソファ)に関する知識が少しは付きましたか。
Shapovとして今後ずっとソロでやっていくとは言っていないので、今後自分のレベルを十分高めた後にまたHard Rock Sofaとして2人で活動再開するということも十分考えられます!
Hard Rock SofaのDenis ChepikovとShapov、2人がどのように進化していくのか非常に楽しみです!
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