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「ULTRA JAPAN 2018」に出演!DJ SnakeやTchamiと親交が深い正体不明のDJ、Malaaとは!

「ULTRA JAPAN 2018」に出演!DJ SnakeやTchamiと親交が深い正体不明のDJ、Malaaとは!

ついに先日、「ULTRA JAPAN 2018」の第1ラインナップが発表されましたね!!

去年もしましたが今年も、開催される9月15日(土)・16日(日)・17日(月・祝)までに、出演するアーティストでまだMNNで紹介したことのないアーティストの記事を書いていきたいと思います。

まず本日は、日本でもコアなファンを持つMalaaについて紹介します!

Malaaとは

Malaaとは、黒の目出し帽を被った謎のDJ/プロデューサー。

音楽のジャンルはフューチャーハウスやダークでヒップホップ要素も含んだゲットーハウス(Ghetto House)と呼ばれることもあります。

2015年から活動をスタートしたMalaaはTchamiのレーベル Confessionと契約しており、同レーベルから2015年にリリースしたシングル“Notorious”が大ヒットし、一気に知名度を上げました。

Malaa – Notorious

同年7月にはDJ Snakeがフランス・パリで行ったショーにAazarとともにサポートとして出演したのが、Malaaにとって初のショーとなりました。

その年、Tchamiのツアーにも同行し、豪華客船上で開催される人気パーティー「Holy Ship!」にも出演したほか、フランスやトルコ、イギリスで自身のイベント「Where is Malaa ?」を開催。

さらにTchami, DJ SNAKE, Mercerとともに「Pardon My French」のイベントを開催した後、2016年1月には自身初となるツアー「Who is Malaa ?」を行ったりと、デビューして早々多忙なスケジュールをこなしています。

デビューしてわずか1年後の2016年にはついに「Ultra Music Festival」デビューまで果たし、「Pardon My French」ツアーにも参加。

「Ultra Music Festival 2016」ではWorldwideステージに出演したのですが、そのときMalaaと同じように目だし帽を被った複数の人物をステージに登場させるという独特のパフォーマンスも記憶に残っている人は多いのではないでしょうか!

前回のツアーが好評だったこともあり、同じ年に今後はアメリカの各都市を回る「Who is Malaa – North America Tour」を行った後、「Creamfields Ibiza」に出演したり、人気フィメールDJのひとり、REZZとともに「Lunatic」ツアーを行ったりと出演の機会をさらに増やしました。

そして2017年9月にはTchamiとともにアメリカ各地をまわる「No Redemption」ツアーを敢行。

その後ヒップホップとハウスミュージックを融合させた“Summer 99”などをリリースした後、2018年4月に2人でコラボしたEP『No Redemption』を発表しました。

EPがリリースされた後にリミックスEPがリリースされるのが一般的だと思いますが、このEP『No Redemption』に関しては逆で、先にリミックスEP『No Redemption Tour (Exclusive Remixes)』の方がリリースされたことでも話題になりました。

 

これはMalaaとTchamiが自身の「No Redemption」ツアーをユニークなショーにしたいと考えており、先に色んなアーティストにリミックスを依頼していて、ショーではファンに今まで聴いたことのない曲を味あわせたいという想いからこの発想に至ったそうです。

またフューチャーハウスの生みの親として知られているTchamiは前々から誰かとコラボしてダークなサイドを出したプロジェクトを行いたいと考えており、そんなときにお互いの音楽を完璧に理解しあっているMalaaと組んで、ツアーやEP等含めた「No Redemption」プロジェクトを始動させました。

さらに「Ultra Music Festival 2018」でもTchamiとのB2Bセット【No Redemption Live Set】を披露するなど、一気にメインステージアーティストへと急成長を遂げたのです。

MalaaはSoundCloudで「Who Is Malaa」というミックスシリーズを定期的にアップしているのでこちらもチェックしてみて下さい!

 

色んな憶測が飛ぶも正体は未だ不明!

Malaaは自身のアイデンティティを全く明かしていないため、一時期Tchami、もしくはMercerのサイドプロジェクトや、DJ SnakeとTchamiによるユニットなどの噂が出ました。

というのもそれぞれのアーティストのマネジメントが同じということ、またファンがSNSで「MalaaはDJ SnakeとTchamiによるサイドプロジェクト」と投稿したところ、DJ Snake本人がイイネしたり、それぞれリミックスで頻繁に共演したり、ツアーやイベントでそれぞれの日程被ることがなかったため、そのような憶測が飛び交いました。

しかし、TchamiとMalaaはその後「No Redemption」ツアーで一緒のステージでパフォーマンスを行ったり、DJ Snakeが「Ultra Music Festival 2018」でステージ上にTchamiやMercer, そしてMalaaを呼んだことからこれらの可能性はかなり低くなっています。

MalaaはDJ SnakeやTchami, Mercerなどとともに「Pardon My French」に所属していて一緒にツアーなども回っていることから、フランス出身のアーティストだとは思われます。

そのほかにもフランス出身のDJ、Sebastien BenettもまたMalaaの有力候補のひとりとして挙がっており、なんでもSebastien Benettの友人でもあるMercerがFacebookで「MalaaとはBenettのニックネームのことだ」とコメントしたことがあるのですが、この投稿をすぐに削除したことから浮上しました。

シルエットなども確かにMalaaに似ていると言われれば似ています。

同じくフランス出身のDJ、Aazarにも似てなくはないですがどうでしょうか。

ちなみにSebastien Benettが自身のSoundcloudに最後にした投稿および活動と、Malaaが初めて登場した期間が一致することからSebastien Benettの新たなプロジェクト説が有力ではあるものの、結局のところ素性は分かっていません。

Tchamiとの「No Redemption」セットが圧巻!

MalaaとTchamiは「No Redemption」ツアーや「Ultra Music Festival 2018」等でも行ったB2Bの「No Redemption」セットが素晴らしいんです!

まずブースからしてもTchamiとMalaaそれぞれが持つ世界観がしっかりと表れており、Tchamiは教会の祭壇を意識した白っぽいブースなのに対して、Malaaはダークでアンダーグラウンドな雰囲気漂わせる黒っぽいブースとなっています。

Red Rocks等のときのような個別のLEDブースというパターンもありますが、どんなステージであれフューチャーハウスやベースハウス、ゲットーハウスを織り交ぜた心地良いセットに昇天すること間違いなしです。

そして「ULTRA JAPAN 2018」にTchamiとMalaaが出演しますが、「No Redemption」セットも日本発上陸となります!

去年「ULTRA JAPAN 2017」ではTchami単独で出演し、同じ時間帯のメインステージではThe Chainsmokersがまわしていたにも関わらず、かなり多くのファンが集まり盛り上がりましたが、今年はさらにパワーアップしてMalaaも加わったB2Bセットということで非常に楽しみです!

「ULTRA JAPAN 2018」ではブースが2つ登場するのか、ひとつのブースで行うのかまだ分かりませんが、いずれにせよハウスミュージック好きとしてはこの貴重なセットを見逃せません!

Malaaのオススメ曲

Tchami & Malaa – Summer 99

Tchami & Malaa – Summer 99

 

Tchamiとのコラボ・ナンバー。

TchamiとのコラボEP『No Redemption』収録曲で、Malaaによるストリートなバイブスを持ったオールドスクールとTchamiによる未来的なサウンドが融合したゲットーハウスに仕上がっています!

Tchami & Malaa – Kurupt

Tchami & Malaa – Kurupt

 

Tchamiとのコラボ・ナンバー。

こちらもEP『No Redemption』収録曲ですが、最初Malaaがツアーの最中に「attention BANGER」という件名でTchamiにメールで送ったそうで、件名どおり素晴らしいものにしあがっていたので、Tchamiはほんの少しだけ手を加えて完成したそうです!

Tchami & Malaa – The Sermon

Tchami & Malaa – The Sermon

 

こちらもEP『No Redemption』収録曲ですが、この曲がリリースに至るまでに約4年の歳月がかかったそうで、何年もこの曲の進行に行き詰っていたTchamiがある日、Malaaに途中段階のこの曲を聴かせたところ、たったの15分で曲の残りを作ってしまい完成しました!

Tchami & Malaa – Prophecy

Tchami & Malaa – Prophecy

 

Tchamiとのコラボ・ナンバー。

力強いベースラインとソフトなシンセ、シンプルながらも壮大なドロップがハーモニーを成した1曲です!

Malaa – Bling Bling

Malaa – Bling Bling

 

TchamiとMalaaが「EDC Las Vegas 2018」に出演した際にもかけていましたが、ダークな雰囲気を漂わせたハウスって感じでカッコイイです!

この曲はMalaaが今秋(2018年)にリリース予定のアルバム『Illegal Mixtape Vol. 2』のファーストシングルでもあります!

Malaa – Pregnant

Malaa – Pregnant

 

“Somebody gon’ get pregnant”というディープで男らしいヴォーカルサンプルとRun-DMCの”It’s Tricky”からサンプリングしたクラップがアクセントになった1曲となっています!

エコー写真かと思いきや、1950年代を連想させるようなアートワークも面白いです!

Malaa & Dombresky – Hostyl

Malaa & Dombresky – Hostyl

 

フランス出身のDJ、Dombreskyとのコラボ・ナンバー。

Dombreskyの上品なハウスとMalaaのゲットーフュージョンしたディープでダークなベースハウスとなっています!

Malaa x Noizu – Music Sounds Better With You

 

アメリカ出身のプロデューサー、Noizuとのコラボ・ナンバー。

この曲はフレンチハウスバンド、Stardustが1998年にリリースした同タイトルのクラシックをサンプリングしています!

Music Sounds Better With You (Stardust)/Running (Mini Mix) – Leftovers

 

ちなみにこのStardustは、Daft Punkのメンバーのひとり、Thomas BangalterがAlan BraxeとBenjamin Diamondとともに始動したサイドプロジェクトでもあります。

Mercer – Satisfy feat. Ron Carroll (Malaa Remix)

MERCER – Satisfy (feat. Ron Carroll) [Malaa Remix] (Official Audio)

 

Mercerが2018年1月に出したナンバーをリミックス。

キャッチーでグルーヴィなハウスに仕上がった原曲も素敵ですが、Malaaによるリミックスバージョンもアメリカ出身のシンガー、Ron Carrollのソウルフルなヴォーカルとマッチしています!

MERCER ft. Ron Carroll – Satisfy (Official Audio)

Skrillex & Diplo – Mind feat. Kai (Malaa Remix)

Skrillex & Diplo – Mind (feat. Kai) [Malaa Remix]

 

アメリカ出身のプロデューサー、Skrillexと同じくアメリカ出身のプロデューサー、Diploのコラボ曲をリミックス。

このリミックスはビルドアップ部分が個人的にお気に入りなのですが、ドロップ部分のMissy EllotとCiaraのコラボ曲“Lose Control”を若干彷彿とさせるような不気味な音も面白いです!

Missy Elliott – Lose Control ft. Ciara & Fat Man Scoop [Official Video]

Major Lazer & DJ Snake – Lean On feat. MØ (Malaa Remix)

 

Diploらによるユニット、Major LazerとDJ Snakeがコラボした大ヒット曲もリミックスしました。

原曲と雰囲気は残しつつ、ドロップ部分のディープな音が気持ちよいフューチャーハウスにアレンジされています!

おわりに

いかがでしたか。

Malaaがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたか。

「ULTRA JAPAN 2018」の予習がてらこの記事を読んで、またオススメの曲等を聴いてから当日参加してみて下さい!

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