イビサの老舗パーティー「Cocoon」で有名!レーベルオーナー兼テクノ界の重鎮、Sven Väthとは!

イビサの老舗パーティー「Cocoon」で有名!レーベルオーナー兼テクノ界の重鎮、Sven Väthとは!

本日は「ULTRA JAPAN 2018」に出演するSven Väth(スヴェン・ヴァス)をピックアップします!

35年以上と非常に長いキャリアを持つためざっくりではありますが、彼のカリスマ性やどういった音楽を作っているのか、また自身が立ち上げたレーベルや会社、パーティー等を紹介したいと思います。

Sven Väthとは

Sven Väth(スヴェン・ヴァス)とは、ドイツ出身のDJ/プロデューサー。

1964年10月26日生まれの現在53歳で、アナログのターンテーブルを用いてテクノを中心にハウスやエレクトロ、トリップホップを織り交ぜたセットが世界中の人々を魅了しています。

彼は母国ドイツだけでなくイビサ島のアンダーグラウンドなエレクトロニックミュージックシーンの活性化に貢献した人物のひとりと言っても過言ではないでしょう。

若い頃よく2人で踊りに行ったりするほど音楽好きの両親のもとで生まれたSven Väth。

彼の父親は夢であった自分のパブを開くのですが、このパブは小さなダンスフロアを有する音楽好きのためのパブでもあり、ここで流れるロックンロールやディスコサウンドなど幅広い音楽を聴いて育ちました。

1980年の夏、スペインにあるパーティーアイランド、イビサ島へ初めて訪れたことで彼の人生は大きく変わることになります。

当時、求職中だったSven Väthはなけなしの金を持ってヒッチハイクでスペイン・バルセロナからイビサ島へ向かいました。

約3ヶ月かけてイビサ島に辿り着いたSven Väthはホテルに泊まれるお金もあるわけがなく、夜はビーチに置いてあるイスで眠り、昼間はクラブのためにフライヤーを配って回るバイトをして生計を立てていましたが、この島の人々とや自然、雰囲気に魅せられいつか自分もDJになってこの島のクラブで回したいという夢を抱くようになります。

すっかりイビサ島に魅了されDJになることを決意したSven Väthはドイツに戻って、両親の経営するパブでDJをするようになります。

彼が17歳のときの出来事です。

それから約1年経った1982年には、ドイツ・フランクフルトの人気クラブ、Dorian GrayからレジデントDJを依頼されるまでになり、そこで出会ったユーロダンスの創始者であるドイツ出身のデュオ、Michael MünzingとLuca Anzilotiの影響で音楽プロデュースにも関心を持つようになります。

1985年にはMichael MünzingとLuca Anziloti、そしてSven Väthの3人で「OFF(Organisation For Fun)」というプロジェクトを結成視し、“Bad News”をリリース。

Bad News OFF (Original)

 

翌年1986年にはデビューアルバム『Organisation For Fun』のなかでも人気のナンバー“Electrica Salsa”を発表すると、これが100万枚以上売れるなどヨーロッパ中で大ヒットし、Vanessa Paradis and Axel Bauerといったフランス出身の人気シンガーらと共演するなどポップ界の新星の仲間入りを果たしました。

Electrica Salsa OFF (Original)

 

Michael MünzingとLuca Anzilotiは1989年に新しいプロジェクト「Snap!」をスタートするまで多数のシングルやセカンドアルバムをリリースしましたが、1990年に出した“Move Your Body”でOFFは解散しました。

1991年にはHeinz RothとMatthias Hoffmanとともにレコードレーベル「Eye Q Records」をスタート。

1992年には「Eye Q Records」のサブレーベルとして「Harthouse Records」もスタートさせ、「Barbarella」という別名義としても幾つか曲をリリースしました。

Barbarella – Barbarella Secret Life Of Dreams

 

どちらのレーベルもSven Väthが新しいプロジェクトに着手したことと財政問題で1997年に操業停止しましたが、Sven Väthの人気アルバムとして名高い『Accident in Paradise』『The Harlequin, the Robot, and the Ballet-Dancer』等をリリースするなど自身のキャリアにおいても大きく貢献しました。

以降彼のキャリアを列挙していくとかなり長くなるので割愛させて頂きますが、他のアーティストたちに影響を与える側の存在となり、90年代から25年近いキャリアを持ち、EDMシーンでもトップに君臨するあのTiestoが、「Sven Väthをインスパイアを受けた1番最初のDJだ」と公言しています。

また世界の人気DJランキング「DJ Mag Top 100 DJs」では、2004年に34位で登場し、最高23位を獲得したこともあり、2011年まで8年連続でランクイン。

毎年イビサ島で開催されている「DJ Awards」では“最優秀テクノDJ”“最優秀イビサセット”で4度も受賞したことがありますが、1998年から2018年までの間に30回近くノミネートされていることからも35年以上のキャリアを持ちながら、今尚最前線を走り続けているのが分かります。

そんなSven Väthのことをファンたちは愛情を込めて“Papa Sven”と呼んでいます。

レコードショップが大好きで相当数のレコードを所有しているSven Väthは、毎日それらのレコードを眺めたり聴いたりしてインスピレーションを高めており、現在も常にフレッシュ且つエキサイティングなセットを披露しているのです。

余談になりますが、Sven Väthは世界各国のクラブやイベントで多忙なスケジュールをこなしたり、30時間という驚愕のDJセットを行ったこともあったりと心身への負担は大きいですがなるべく健康な身体を維持するため、インドのゴアで出会った施術者の影響でアーユルヴェーダの訓練を習い、10月から1月のイビサ島のオフシーズンはアーユルヴェーダに沿った食事療法を守り、肉や砂糖、アルコールを摂取しないようにしているそうです。

また息子のTiga君(プライベートでも仲の良いカナダ出身のDJ、Tiga James Sontagから名前を取っています。)を溺愛しており、最近ではDJを教える姿もSNS等で目撃されています。

すでに1994年の時点で初来日を果たし、現在に至るまで東京だけでなく沖縄、仙台、名古屋、福岡、京都、札幌など各地でプレイしたこともあります。

Sven Väthは今回「ULTRA JAPAN 2018」に出演しますが、自身のイベントで共演したことがあるNina KravizやCarl Craig, Eats Everything, Popofも同じく「ULTRA JAPAN 2018」に出演が決まっているので、タイムテーブルによっては彼の人気パーティー「Cocoon」を日本で味わえる貴重な機会となりそうです!

クラブやブッキング会社、レーベルまで経営!

Sven Väthは母国ドイツで2つのナイトクラブと「Cocoon」という会社まで経営している(していた)ことでも有名です。

まずクラブについてですが、1988年に自身が24歳のときにMichael MünzingとMattias Martinsohnとともにフランクフルトに「Omen」というナイトクラブをオープン。

ちなみに「Omen」ができる前は「Vogue」というクラブがあり、ここでもSven VäthはレジデントDJも務めていました。

「Omen」は後にGroove Magazineによる投票で、ドイツのベストクラブにも選ばれ、ドイツにおいてテクノが生まれた場所としても認識されるようになりますが、人気絶頂期だった1998年に、地主や市当局との問題でゴタゴタがあり閉店することを決意。

「Omen」閉店前のラストパーティーには世界中からパーティーフリークが集結し、クラブの外にまでスピーカーが設置され路上もクラブ化したものの、警察も騒ぎを大目に見るなど伝説の一夜となりました。

O.M.E.N. FRANKFURT – Closing Party 18.10.1998 #1

 

O.M.E.N. FRANKFURT – Closing Party 18.10.1998 #2

 

O.M.E.N. FRANKFURT – Closing Party 18.10.1998 #3

 

次にSven Väthが運営する会社についてですが、「Cocoon」ではブッキングエージェンシーやレコードレーベル、さらにはイベント会社「Cocoon Event」としての業務を行っています。

「Cocoon」という名前はスペインの前衛パフォーマンス劇団「La Fura dels Baus」からきているのですが、Sven Väthが1994年にベルリンで彼らのショーを見たときに空中に吊るされた繭(Cocoon)の光景に衝撃を受け、変化・変形といった意味合いを込めて付けたそうです。

1996年からパーティーシリーズとしてスタートした「Cocoon」は、1999年にブッキングエージェンシーと会社を設立した後、2000年にはレコードレーベル「Cocoon Recordings」まで発足。

自身の楽曲だけでなくMartin ButtrichやLoco Dice, Roman Flügel, Guy Gerberなど多くのトップDJたちのプラットフォームとして活用されました。

「Cocoon Recordings」のモットーは大手レコードレーベルにあるような制約は一切取っ払ってプロデューサーたちが自由に曲を発信する場を提供することで、2013年には100枚目のリリースを記念してコンピレーションアルバム『Cocoon 100』をリリースしています。

COCOON 100 – COR12100

 

パーティーシリーズとしての「Cocoon」も人気を集め、2000年から自身の原点であるイビサ島のの人気クラブ、Amnesiaで「Cocoon Ibiza」として約18年間Amnesiaの月曜日を盛り上げてきました。

今年19年目を迎える2018年の「Cocoon Ibiza」では会場をAmnesiaからPachaへと移すことが発表されており、老舗クラブと「Cocoon」がどのようなコラボを見せてくれるのか楽しみです!

Cocoon at Pacha Ibiza 2018 Teaser

 

Sven Väthが経営するもうひとつのクラブですが、2004年にドイツのフランクフルトに「Cocoon」をオープンさせ、Richie HawtinやArmin van Buuren, Above & BeyondなどトップクラスのDJたちを呼ぶ人気クラブとなりましたが、悔しくも2012年に閉店しました。

ちなみにこのクラブでは「Cocoon(繭)」という名にちなんで壁に繭型のくつろげるスペースを設けるという遊びも効いていました。

Sven Väthのオススメセット

Awakenings Festival, Netherlands 2018

Awakenings Festival 2018 Sunday – Liveset Sven Väth @ Area V

 

Boiler Room x Eristoff Into The Night, Marseille 2018

Sven Väth | Boiler Room x Eristoff ‘Into The Dark’ Marseille

 

Mixmag Cover Mix 2018

 

Caprices Festival, Switzerland 2017

Sven Väth @ Caprices Festival – LIVE Mix (1h 05m long, 09.04.2017)

 

Tomorrowland, Belgium 2016

Tomorrowland Belgium 2016 | Sven Väth

 

おわりに

いかがでしたか。

Sven Väth(スヴェン・ヴァス)がどんなアーティストか少しは分かっていただけたでしょうか。

今年2018年でキャリア37年目となるSven Väthの最終目標は、人々を楽しませ、また一緒になって楽しむことだそうで、まだまだ未完成の状態とのこと。

今後もどんな新しい仕掛けで私たちを楽しませてくれるのか楽しみですね!

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