本日はベースハウスいや、独自のジャンル「BROHOUSE」を推し進めている3人組、BROHUGについて紹介します!
日本での人気も高まりつつある今、今後来日する前に知っておいて下さい!
目次
- 1 BROHUGとは
- 2 メンバーの過去のプロジェクトを紹介!
- 3 自身のレーベル「BROHOUSE」を設立!
- 4 BROHUGのオススメ曲
- 4.1 Tchami x BROHUG – My Place ft. Reece
- 4.2 BROHUG – Be Somebody
- 4.3 BROHUG – Charlie
- 4.4 BROHUG – Ambush
- 4.5 BROHUG – If I’m Wrong
- 4.6 Autoerotique x BROHUG – Brains
- 4.7 BROHUG – Be BROHUG
- 4.8 BROHUG – Guerilla
- 4.9 Kaskade, BROHUG & Mr. Tape – Fun feat. Madge
- 4.10 Martin Garrix & Troye Sivan – There For You (BROHUG Remix)
- 4.11 Major Lazer – Know No Better ft. Travis Scott, Camila Cabello & Quavo (BROHUG Remix)
- 5 おわりに
BROHUGとは
BROHUGとは、John DahlbäckとChristopher LundeとNiklas Lundeからなるスウェーデン出身のDJ/プロデューサートリオ。
もともと3人ともそれぞれDJ/プロデューサーをしていて仲良くなったのを機にグループを結成したのですが、その際エレクトロニックミュージックがだんだんどれも似たような流行りの音になっているのを危惧し、もう一度自分たち自身が聴きたいと思う音や今までになかった音をシーンに持ってこようと決意しました。
彼らのSoundCloudページの概要欄には「we are BROHUG and we are here to fuck shit up!」とあるのですが、これもそれぞれソロでキャリアを積んでいましたが、「今のシーンをぐちゃぐちゃにかき混ぜてやろう!そのためにBROHUGは誕生した!」といった意味が含まれているのです。
ちなみにステージネームの「BROHUG」は、3人が以前していたプロジェクトの名前をミックスさせたもので、Christopher LundeとNiklas Lundeは兄弟でデュオ「Lunde Bros」を組んでおり、John Dahlbäckはいくつもプロジェクトを行っていましたが「Hugg & Pepp」のときの名前からきています。
※John Dahlbäckのニックネームは「Hugge」。
スウェーデン・ストックホルムの複合施設でスタジオが隣同士だったことから仲良くなり、今では3人とも兄弟のような関係となったBROHUG。
3人とも色んなジャンルを聴いて育ったそうですが、なかでもヒップホップからは特に多くのインスピレーションを受け、ラジオ受けの良さは一切気にせずクラブやフェスで威力を発揮する彼ら独特のベースハウス「BROHOUSE」が誕生しました。
そして2016年にデビューシングル“In the Morning”をTchamiのレーベル、Confessionからリリース。
人とは違ったサウンドを作るアーティストを尊敬しており、フューチャーハウスという新しいジャンルを開拓したTchamiもまたそのひとりでした。
2017年にはSteve Aokiのレーベル、Dim MakからEP『Giggle Juice』を出したり、Tiestoのレーベル、Musical Freedomから“Ambush”を出し、その合間にもSpinnin’ Recordsから曲を出していますが、3,4つのレーベルからローテーションのように曲を出して、それぞれのオーディエンスに自分たちの曲が届くようにしています。
オリジナル曲だけでなく、Alessoの“Falling”やMartin GarrixとTroye Sivanのコラボ曲“There For You”, Major Lazerの“Know No Better”などをリミックスも数多く手掛けています。
また1001 Tracklistsが2017年からスタートしたプロデューサーランキング「Top 101 Producers of 2017」では、6位という高い順位にもランクインしました!
現在はUltra Music FestivalやTomorrowland, EDC, Electric Forestなど各国のビッグフェスに出演しており、どこへ行くときもBROHUGとして出演するときは3人揃ってパフォーマンスするようにしています。
フェスでは同じ様な音ばかり溢れていることもあるから、アーティストは安全牌をいこうとせず、リスクを負うことを恐れずどんどん新しいことにチャレンジし、客は色んなフェスに行って新しい音楽を聴いてもらうことがシーンの活性化に繋がると熱弁しており、自分たちのショーにくるファンがかける曲の9割を知っているというより、一体誰の何の曲だと思ってくれるようなセットを目指したいとのこと。
だいたいどのメディアも「コラボしたいアーティストは誰ですか?」という質問を行いますが、BROHUGはその質問に対して「今のところいない。BROHUGだけで十分だ。」と回答しているのもカッコイイです!
ちなみにBROHUGは2018年9月14日(金)に新曲“The Hunt”をSpinnin’ Recordsからリリースするので、こちらもチェックしてみて下さい!
メンバーの過去のプロジェクトを紹介!
上でも話しましたが、Christopher LundeとNiklas Lundeは実の兄弟でデュオ「Lunde Bros」として2015年まで活動していました。
Lunde BrosはHardwell, David Guetta, Afrojack, Laidback Luke, Fedde Le Grand, Nicky RomeroなどトップDJたちからもサポートされ、今までにBig Beat, Sosumi Records, Ministry Of Sound, Mutants Records, Toolroom Records, Cr2 Records, Flamingo Recordingsといったレーベルから曲を出してきました。
John Dahlbäckに関しては、現在もBROHUGと並行して行っているソロプロジェクト「John Dahlbäck」以外に、過去「Hug」や「Huggotron」、「Jetboy of Beckster」、「Kaliber」、「Hugg & Pepp」、「Pepp & Kaliber」などとにかく色んな名義で活動してきました。
John Dahlbäckの兄であるJesper Dahlbäckもまたテクノ系のDJ/プロデューサーとして活動しており、彼もまたLenkやDahlback, Dick Track, Faxid, Groove Machine, Janne Me’ Amazonen, The Pinguin Man oder DKなど多くの名義を持っています。
なかでも「Hugg & Pepp」と「Pepp & Kaliber」はJohn DahlbäckとJesper Dahlbäckがデュオを組んだプロジェクトで、ディープハウスやグルーヴハウス、テクノの曲を作っていました。
John Dahlbäckは2017年のTomorrowlndにソロで出演したり、2018年に入ってからも定期的に新曲も出しています。
John DahlbäckについてはMNNで紹介記事を書いたことがあるのでこちらも読んでみて下さい!
Lunde BrosとJohn Dahlbäckは色んなイベントでも一緒になることが多く、一緒に何か新しいものを作ってみようとなり「BROHUG」が生まれたのです。
お互いの過去のプロジェクトが今の斬新なサウンドにも影響を与えているのが分かりますね。
自身のレーベル「BROHOUSE」を設立!
BROHUGは自分たちのハウスサウンドを「BROHOUSE」と付けていましたが、後に同じ名前の自分たちのレーベル「BROHOUSE Records」も立ち上げました。
今までSpinnin’ RecordsやConfession, Dim Mak, Musical Freedomから曲を出してきましたが、この「BROHOUSE」からも定期的にリリースしています。
また自分たちの曲だけでなく、他のアーティストのためのプラットフォームになうようデモも受け付け、素晴らしい曲があれば積極的に契約しているのですが、なかでも定期的にデモを送ってくるポーランド出身のデュオ、LOUD ABOUT US!もオススメしています。
同レーベルからコンピレーションEPも出しており、現在(2018年9月)では第3弾までリリースされており、LOUD ABOUT US!はじめ、AnimateやKrooner, MADDOW, Dario Rodriguez, New Northernなど色んなアーティストの楽曲が収録されているので是非聴いてみてください!
BROHUGのオススメ曲
Tchami x BROHUG – My Place ft. Reece
フランス出身のDJ、Tchamiとのコラボで、女性シンガーのReeceをフィーチャーしたナンバー。
しっとりしたメロディと重低音の効いたドロップのギャップが面白いBPM128のダンスナンバーで、Tchamiのレーベル Confessionからのリリースです!
BROHUG – Be Somebody
リリース前からDimitri Vegas & Like MikeやAfrojack, Blasterjaxx, Tiestoらがサポートされており、今年のTomorrowlandで本人たちがセットのラストでもかけていましたが、力強い女性ヴォーカルがアクセントとなったユニークな1曲です!
BPM89のトラップ/フューチャーベースで、Tiestoのレーベル Musical Freedomからのリリースです。
BROHUG – Charlie
ディスコサウンドを取り入れた間奏部分がユニークなナンバー。
リズム感が楽しいBPM126のエレクトロハウスで、Tiestoのレーベル Musical Freedomからのリリースです!
BROHUG – Ambush
クールなメロディとユニークなベースハウスのドロップが特徴的な1曲。
BPM128のエレクトロハウス/ベースハウスで、こちらもTiestoのレーベル Musical Freedomからのリリースです!
BROHUG – If I’m Wrong
女性ヴォーカルが入ったお洒落なフューチャーハウスかと思いきや、ドロップでいきなりベースハウスに豹変するのが最高です!
BPM125のフューチャーハウス/ベースハウスで、Tchamiのレーベル Confessionからのリリースです。
Autoerotique x BROHUG – Brains
カナダ出身のDJ、Autoerotiqueとコラボしたナンバー。
力強いキックとアップリフティングなビルドアップ、そしてエネルギッシュなドロップがバランスよく集約されたBPM126のエレクトロハウス/ベースハウスで、Spinnin’ Recordsからのリリ-スです!
BROHUG – Be BROHUG
ベースハウスよりのサウンドとなっており、以前JauzとEphwurdのコラボ曲“Rock The Party”でも使われていた同じサンプルが使用されています!
BROHUG – Guerilla
クセのあるシンセのリードとパワフルなキックが特徴的な1曲。
BPM125のエレクトロハウスで、Spinnin’ Recordsからのリリ-スです!
Kaskade, BROHUG & Mr. Tape – Fun feat. Madge
アメリカ出身のDJ、Kaskadとラトビア出身のDJ、Mr. Tapeとコラボしたナンバー。
Kaskadeが「Ultra Music Festival 2018」でかけて話題となりましたが、BPM123のフューチャーハウス/ベースハウスで、Kaskade自身のレーベル Arkadeからのリリースです!
Martin Garrix & Troye Sivan – There For You (BROHUG Remix)
オランダ出身のDJ、Martin Garrixと南アフリカ出身、
めちゃくちゃメロディアスなサウンドも作れるんだと感心していると、ドロップのパンチの効いたベースの音にやられました!
Major Lazer – Know No Better ft. Travis Scott, Camila Cabello & Quavo (BROHUG Remix)
Diplo率いるプロデューサーデュオ、Major Lazerのナンバーを公式リミックス。
DBPM125のエレクトロハウス/ベースハウスにアレンジしており、iploのレーベル Mad Decentからのリリースです!
おわりに
いかがでしたか。
BROHUGがどんなアーティストか分かっていただけましたでしょうか。
BROHUGもそうですが、ソロで活動しているJohn Dahlbäckもオススメなので、この先双方の活動に注目してみて下さい!
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