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逆転判決!?Spinnin’ Recordsの設立者がMartin Garrixとの契約に関する判決を控訴!

逆転判決!?Spinnin’ Recordsの設立者がMartin Garrixとの契約に関する判決を控訴!

Martin GarrixがMatisse & SadkoとMichel Zitronがコラボした新曲“Hold On”が2019年12月27日(金)にリリースされることが正式に決定しました!

年内ラストに朗報が入りファンとしてはとても嬉しく思いますが、Martin Garrix本人は現在少し面倒な問題に直面しています。

Martin GarrixはSpinnin’ Records及び、マネジメント会社 Music All-Stars(MAS)と契約や楽曲の著作権等を巡って訴訟を起こし、2017年に勝訴してSpinnin’ RecordsとMASを抜け、後に自身のレーベル STMPD RCRDSを立ち上げたというのは有名な話。

 

2015年8月にMartin GarrixはFacebookにて、Spinnin’ RecordsとMASと決別したことを発表し、2017年9月にも残りの申し立てもMartin Garrixに有利な判決が下され、“Animals”などを含む自身の楽曲の著作権を取り戻すことができました。

Martin Garrix – Animals (Official Video)

 

この件はすでに収拾したかのように思えましたが、昨日、オランダのレーワルデンにある上級裁判所は、Martin Garrixが契約の要件に従っていなかったとしてSpinnin’ RecordsとMAS側勝訴の判決を下したのです。

レーワルデンの上級裁判所が出した声明によると、Martin Garrix (Martijn Garritsen)がSpinnin’ RecordsとMusicAllStars Managementとの契約を期間を満たすことなく破棄する正当な権利はなく、Martin GarrixとSpinnin’ Records及びMusicAllStarsとの間のプロダクション/マネジメント契約は、正しく適切に結ばれていたという判決が確定。

契約自体は2015年半ばに期間満了となっていますが、Martin Garrixによる契約が不合理だという非難は却下され、Martin Garrixは2012年から2013年に不当な契約をしたわけではないと結論づけられる、と伝えました。

当時、Spinnin RecordsとMASの取締役だったEelko van Kootenはこの判決について、「Martijnとは有効な契約だったとする上級裁判所の判決を嬉しく思っている。裁判所の声明は我々への不当や詐欺だといった非難は全く根拠がないことを示している。すでにSpinnin’ RecordsとMusic All-Starsを売却したが、これらの非難は私個人的な問題でもあった。今となってはMartijnとの素晴らしい協力を誇りに思っているし、彼の今後のキャリアの更なる発展を祈っているよ。」とコメントしています。

この判決によってMartin Garrixは今後、レーベルとマネジメント会社が本来得るはずであった楽曲の収益の損失分を払い戻さなければならない可能性もあるとのことですが、まだMartin Garrix側からはコメントは出されていません。

Martin Garrixの弁護士 OktayDüzgünは判決を研究中で、Martin Garrixは現在海外ツアー中であるためコメントを控えていますが、今後、Martin Garrix側から声明が出されましたら追記したいと思います。


【2019.12.27 追記】

現地時間で12月26日(木)、Martin Garrixがこの件に関してTwitterで簡潔にコメントしました。

Martin Garrixのコメントによると、自身のレコードの所有権は全て自分にあり、各メディアは裁判所からの声明を誤って解釈していると報告。

この報告を聞いたファンたちは、「Ed Sheeranとの”Rewind Repeat It”やHardwellとの”Music Box”などもリリースされる可能性があるのでは?」とネット上で盛り上がっていますが、前者はEd Sheeranのレーベル側の問題でしたし何とも言えませんね。

いずれにせよ、近々Martin Garrix側から正しい翻訳文が出されるとのことなので、発表され次第、こちらでも追記致します。


【2019/12/28 追記】

Martin Garrixのマネジメント側から公式声明が出されましたので追記します。

この声明文では、2015年に共同マネジメント会社であったScooter Braun Projectsとその弁護士がMartin Garrixの契約とレコードの著作権に関して上手く折り合わなかったため、Spinnin’ Records及びMusic All-Starsとこのような裁判を行うことになってしまった、と事の成り行きを説明。

Eelko van KootenはSpinnin’ Records/Music All-Starsとの契約をキャンセルするための合理的な協力を一切拒否したため、Martin Garrixの弁護士は様々な準備を行い、最終的に2017年の判決でMartin Garrixのレコードの所有権はSpinnin’ Recordsではなく全て本人にあるという判決が下されました。

今回の上級裁判所からの判決で唯一変更となった点は、MASは2015年1月から7月30日までの未払いのアイテムに関して補償を受ける権利があるものの、Spinnin’ Recordsは一切の補償を受けないという点のみで、Martin Garrixのレコードの所有権に関しては変わらずMartin Garrix自身にあることが明らかとなりました。

Martin Garrixは他の若いアーティストたちもちゃんと自分の音楽の権利を主張できることを望んでいるため、レコードの所有権が自分自身に戻ってきたということがかなり重要で、4年前からすでに後のミュージシャンたちを擁護する意味でも大事な裁判だと語っており、この結果を喜んだそうです。

誤った解釈をそのまま載せてしまったこと、お詫び申し上げます。

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