本日は、今界隈で最も盛り上がっているアーティストと言っても過言ではないMatrodaについて紹介します。
すでにMatrodaを知っている方も多いかと思いますが、エレクトロニックミュージックの道に進んだ理由やデビューのきっかけなどもまとめたのでチェックしてみて下さい!
目次
- 1 Matrodaとは
- 2 もとはデュオ「NOVKA」として活躍
- 3 Matrodaのオススメ曲
- 3.1 Wax Motif & Matroda – Lose Control
- 3.2 Matroda – Walk In The Spot
- 3.3 Matroda & Loge21 – Raise Em Up
- 3.4 Matroda x Wess – Drugz
- 3.5 Matroda – On My Mind
- 3.6 Matroda – Shut It Down
- 3.7 QUIX & Matroda – Lambo
- 3.8 Matroda – The RED Tape
- 3.9 JOYRYDE – I Ware House (Matroda Remix)
- 3.10 Malaa – Bling Bling (Matroda Remix)
- 4 おわりに
Matrodaとは
MatrodaことMatija Rodicとは、クロアチア出身のDJ/プロデューサー。
幼い頃はフットボール選手になるのが夢だったMatrodaですが、幼少期から習っていたヴァイオリンやドラム、キーボードによって音楽の知識を培い、どんどん音楽への情熱が大きくなり、プレイステーション1のMusic2000というゲームがきっかけで音楽のプロデュースにのめり込むのようになります。
ちなみにフットボールは長年続けており、コーチまで務めたことがあり、2019年4月にはチャリティのフットボール大会にも参加しました。
実の兄が昔から毎月のようにハウスやテクノ、トランスのCDを買っていて、8歳くらいのときに兄が不在のときにそれをよく聴いていたことで、エレクトロニックダンミュージックへの好奇心が芽生えました。
当時からクラシックなミュージックを聴いて育ち、Led ZeppelinやThe Doors, The Beatlesといったロックミュージックやポピュラー/ジャスシンガーのFrank Sinatraが好きだそうで、今でもエレクトロニックミュージック以外のジャンルの曲からインスピレーションを受けることが多いそうです。
また新しいサウンドを開拓することが好きだというMatrodaは、音楽のプロデュースをスタートした当初はグリッチホップやニューロファンク、トラップの楽曲を制作しており、今ではガラージやハウス、ベースミュージックを融合させたスタイルに変わったりと常にクリエイティブで新しいスタイルに挑戦していることが分かります。
デビューのきっかけですが、2015年にSNBRNの“California”をChris Lakeと共同でリミックスしたバージョンがBeatportのチャートで1位を獲得し、SirusFMが選ぶ2015年を代表する1曲にもなり一躍注目を集めます。
SNBRN
価格: 255円posted with sticky on 2019.12.24
このリミックスは最初、Chris Lakeから一緒にハウスを作ろうというメールが入り、Skypeで何日間も話し合った結果、この“California”のリミックスを作ることが決まったそうで、当初はここまでヒットするとは思わなかったそうです。
このリミックスの成功がきっかけでSpinnin’ Recordとの契約に至り、その後もDim MakやMad Decentなどの大手レーベルと契約を果たし、DJ SnakeやCalvin Harris, Diplo, Major Lazer, Tiesto, Dillon Francis, Pete Tong, Ac Slaterなどのトップアーティストたちからもサポートされました。
2016年にSpinnin’ Recordから出した“Chronic”もMartin GarrixやAvicii, Hardwell, Porter Robinson, Knife Partyなどもセットやラジオでかけるなど、Matrodaの革新的なサウンドはあらゆるジャンルのアーティストから支持され、それを証明するように1001Tracklistsが発表した2019年最もサポートされたDJ/プロデューサーのランキングでは76位にランクイン。
このように音楽のスタイルを変化させ続けているMatrodaですが、コラボしたいアーティストとして、Rick RubinやPharrell Williams, Hans Zimmer、最近のインタビューではTchamiやMalaa, Justice, Noisiaの名前を挙げており、彼らとの共作でどんな化学反応を起こすのか聴いてみたいですね!
もとはデュオ「NOVKA」として活躍
Matija Rodicが「Matroda」として活躍する前は、同じくクロアチアの首都ザグレブ出身のDJ/プロデューサー、DekovaとともにDJ/プロデューサー・デュオ「NOVKA」として活動していました。
※正確には「NOVKA」として活動する傍ら、ソロプロジェクト「Matroda」も始動させ、2015、6年頃に2人とも完全にソロプロジェクトに移行した形になります。
NOVKAとして活動していたときも、Heldeep RecordsやUKFといったレーベルから曲をリリースしたこともあります。
ちなみにMatrodaがMad Decentから出した人気曲のひとつ“Dat Vibe Pt. 2”は、NOVKAとして出した“Dat Vibe”の続編的な作品になります。
ちなみにDekovaはクロアチアの人気クラブであるOpera ClubやAquarius Clubなどでレジデントを務めたこともあるほか、2019年に中国のPYROによって1位に選ばれたクラブとレジデント契約を結び、上海のSpace Plusでもレジデントを持っているため、現在は上海を拠点に活動しています。
DekovaもまたHeldeep RecordsやGold Digger Records, Uprise Musicなどから曲を出しているので聴いてみて下さい。
MatrodaとDekovaそれぞれソロで活動してからもOpera Clubなどで共演したりと今でも親交はあるようです。
Matrodaのオススメ曲
Wax Motif & Matroda – Lose Control
オーストラリア出身のプロデューサー、Wax Motifとのコラボ曲。
Missy Elliotが2005年に出した同タイトル曲のヴォーカルをサンプリングした、BPM125のオールドスクール感もあるグルーヴィーなテックハウスとなっており、Wax Motif自身のレーベル Divided Soulsからのリリースです!
Matroda – Walk In The Spot
破壊力のあるディープでユニークなハウス×ベースミュージックとなっており、Tiestoのレーベル Musical Freedomからのリリースです!
Matroda & Loge21 – Raise Em Up
フランス出身のデュオ、Loge21とコラボしたナンバー。
不安を煽るような風代わりなメロディとフィルターをかけたヴォーカルサンプル、中毒性のあるハウスのキックが印象的なベースハウスとなっており、Diploのレーベル Mad Decentからのリリースです!
Matroda x Wess – Drugz
クロアチア出身のプロデューサー、Wessとのコラボ・ナンバー。
MatrodaとWessは以前もDim Makから出した“Get Down”でコラボしたことがありますが、骨の隋まで響くようなダークでパワフルなベースハウスとなっています!
Matroda – On My Mind
グルーヴィーなドロップが面白いお洒落なベースハウスに仕上げてあり、Oliver Heldensのレーベル Heldeep Recordsからのレーベルです!
Matroda – Shut It Down
MatrodaがMonstercatから初めてリリースしたシングル。
ディープなベースラインとピッチダウンさせたヴォーカルが印象的なフェス向きのベースハウスに仕上がっています!
Matrodaは同レーベルからこの曲も収録したEP『Shut It Down』も発表しており、全5曲のゲットーハウスやベースハウスを堪能できます!
QUIX & Matroda – Lambo
ニュージーランド出身のプロデューサー、QUIXとのコラボ・ナンバー。
出だしのジャングルのようなサウンドスケープからのディープなシンセとダークなベースのメロディがカッコ良いダイナミックな1曲で、Dim Makからのリリースです!
Matroda – The RED Tape
2019年8月にSteve Aokiのレーベル Dim Makから出したアルバム。
このプロジェクトには数ヶ月かかったそうで、それぞれの曲を独自の方法で尚且つ新しい何か違うものを作ることを意識して制作されました!
ベース色の強いユニークなハウスが多数収録されており、ソーシャルメディアの投稿なども全て赤色に統一したのも斬新でした!
JOYRYDE – I Ware House (Matroda Remix)
イギリス出身のプロデューサー、JOYRYDEのナンバーをリミックス。
ブレイクをオリジナルより更にダークにアレンジし、Matrodaらしいベースカットが随所に入ったエネルギッシュなリミックスとなっています!
Malaa – Bling Bling (Matroda Remix)
フランス出身のプロデューサー、Malaaのナンバーをリミックス。
Matroda自身がコラボを切望しているMalaaと公式リミックスで共演しましたが、いつかMalaaとのコラボ曲もConfessionからリリースされることを願いたいですね!
おわりに
いかがでしたか。
Matrodaがどんなアーティストか少しは分かっていただけたでしょうか。
Matrodaは2017年11月に初来日を果たしましたが、当時より更に日本での人気も高まっている今、再び来日して欲しいとの声が多いアーティストのひとりなのではないでしょうか!
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