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デモはレーベルよりDJに送るべし!Mike Williamsが送る5つの大事なヒントとは!?

デモはレーベルよりDJに送るべし!Mike Williamsが送る5つの大事なヒントとは!?

先日、Mike Williamsが「Viberate」による最新インタビューで、自身の経験に基づいたDJ/プロデューサーのためのヒントや2020年の目標などについて語っていたので、簡単にまとめてみました!

デモはレーベルではなくDJに送るべし

Mike Williamsは、まず自分の作った曲をちゃんとした人の手にたどり着かせることの重要性について説明しており、音楽プロデューサーを目指している人たちは自分のデモをレーベルではなく、名の知れたDJに送るべきだという持論を展開。

特に大きなレーベルとなると毎日膨大な量のデモが送られてくるため、埋もれてしまう可能性が高いことに加え、まだ名前も知らないプロデューサーだとしても、すでに有名なDJに曲をサポートされていたりすると、契約に非常に近づきやすくなると断言しました。

SNSは自分自身で投稿すべし

つづいてソーシャルメディアについても言及しましたが、Mike Williamsは現在、ソーシャルメディアを自分自身で必ず投稿・管理するようにしていると断言。

2019年の数ヶ月の間はスケジュールが多忙だったこともあり、マネジメントにもソーシャルメディアに関わってもらったことがあったそうですが、その期間でエンゲージメントが下がってしまったとのこと。

これはマネジメントが悪いというわけではなく、ファンだったら投稿が不自然なことや、Mike Williams本人による投稿ではないことくらい簡単に気付くと後々反省したそうで、それ以来、フライヤーなどの宣伝以外は必ず自分で投稿することを心に誓ったそうです。

ファンのために有益な動画を提供

Mike Williamsのファンの方はすでにチェック済みと思いますが、ここ数年間、自身のYouTubeチャンネルにツアー先でのオフショットなどを含んだ動画シリーズ『On Tour With Mike Williams』を続けたり、最近は自身の楽曲制作のチュートリアル動画シリーズ『In the Studio with Mike Williams』までスタートしています。

On Tour With Mike Williams S02E02 – Flood in Thailand

 

In the Studio with Mike Williams #003

 

今の時代、楽曲制作に関するチュートリアル動画というのは非常に有益な情報のひとつで、他のDJが自分の楽曲制作の説明をしたり、スタジオでの様子をアップしているのを見て、Mike Williamsもやってみようと決意したそうです。

もともと多くのファンから楽曲制作の、特にテクニカルな面に関する質問が沢山届いていたので、ちょうどいい機会でもあったそうで、こういう動画を提供してファンの要望にも応えるのも大事なことだと言えます。

ギグでの視覚的要素は熟考すべし

Mike Williamsはギグを行うとなったとき、アーティストは前もって可能な限り多くの魅力的な要素を考えるべきだとも伝えています。

素晴らしいクルーを持つことも大事で、ショーにおいて視覚的要素などの技術面も非常に重要となっており、特に自分の曲とビジュアルをシンクロさせることは欠かせないと強調。

普通クラスから大きなクラスのショーを行う場合、Mike Williamsは必ず自分の全楽曲やどこで曲を切り替えるか等全てを把握しているVJのGioという人物を同行させるようにしているくらいで、1番は音楽だというのは揺るがないものの、視覚的要素も交えて人々を感動させることも大事だと語りました。

自分だけのサウンドを見つけよ

幼い頃からピアノを習っていたMike Williamsは、楽曲制作の基盤として今でもピアノ音源のド定番とも言える「Ivory」シリーズを使用しています。

Mike Williamsと言えば、2016年にTiëstoにその才能を見出され、コラボまで実現させ、瞬く間にワールドクラスのDJ/プロデューサーに成り上がりました。

この間にも自身のサウンドに磨きをかけては数多くのヒット曲を生み出してきましたが、そのアーティストだけのオリジナルのサウンドを見つけることが大事だと強調。

 

AC/DC, Pearl Jam, Guns N’ Rosesといったバンドを例に出し、シンガーの場合、曲のタイトルは分からなくても、歌声を聴けばそれが彼らの曲だと分かるように、音楽プロデューサーもその曲を聴けば、どのプロデューサーの曲か分かってもらえるようにならなければならないと説明しました。

エレクトロニックミュージックシーンだと、Martin GarrixやTimmy Trumpet、テクノシーンだとPaul KalkbrennerやUMEKのように、独自のユニークなサウンドを持つべきだと語っており、今ではみんなが「これはMike Williamsのサウンドだ!」とよく言ってくれるそうですが、当の本人はMike Williamsのサウンドどんなものなのかよく分からないそうです。

というのも、Mike Williamsは自分の気持ちや感情に素直になって自分が好きで作りたいものを作っているため、意図して独自のサウンドを目指しているわけではなく、自然に生まれたものだと説明。

だから無理に凝り過ぎたユニークなものを目指す必要はなく、自分の気持ちに素直になって作ってみるのもまたひとつの手で、いつかそれが自分のサウンドと言われる日がくるかもしれませんね。

Mike Williamsの今年の目標

このインタビューの最後に2020年の目標を尋ねられたMike Williamsは、幾つか目標を設定しているけど、とにかく大きなショー、大きなフェスティバルに出演することをメインに挙げました。

まだ詳細は発表できないものの、今年中に初となる大規模な単独公演を行う予定で、現在そのために色々動いていることも暴露。

さらにヨーロッパのDJがアメリカのシーンに入っていくのはなかなか難しいですが、いつかCoachellaに出演することも目標のひとつにしているそうです。

Mike Williamsは先週、SLAM!に出演してDJセットを披露したときもIDをプレイしましたが、現在、コラボ曲を含む複数のIDを抱えているので、これらの正式リリースも楽しみに待ちましょう!

Mike Williams (DJ-set) | SLAM!

(上の動画の15:07あたりから)

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