今や飛ぶ鳥を落とす勢いのISOxoを紹介しないわけにはいかないでしょう。
下の動画は先日、ニューヨークの路地で開催したポップアップパーティーの様子ですが、シークレットで開催されたにもかかわらずこの盛り上がりよう!当日は警察も出動したり、停電まで起きたりと色んな意味で波乱を呼んだようです!
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では早速、ISOxoの紹介に入りたいと思います!
目次
- 1 ISOxoとは
- 2 SkrillexとB2B、さらにコラボまで実現!
- 3 ISOxoのオススメ作品
- 3.1 ISOxo, Ninajirachi – SHYPOP
- 3.2 ISOxo – dontstopme!
- 3.3 ISOxo, FrostTop – Angels Landing
- 3.4 G Jones, ISOxo – Say What
- 3.5 ISOxo – inhuman
- 3.6 RL Grime, ISOxo – Sting
- 3.7 ISOxo – REDloop
- 3.8 PEEKABOO, ISOxo – POWERMOVE
- 3.9 Boombox Cartel, Kaaris, Mr Carmack – Chargé (ISOxo Edit)
- 3.10 ISOxo, Knock2 – niteharts
ISOxoとは
ISOxo(アイソーエックスオー)ことJulian Isorenaは、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ出身のDJ/プロデューサー。
ステージネームの「ISOxo」ですが、「In Search of Hugs & Kisses(ハグやキスを求める)」の略だと思っているファンもいるそうですが、中学2年生のときにこの名前を思い付き、自身の姓であるIsorenaの最初の3文字を取って、後ろにxoを付けると韻が踏めて、カッコいい響きだったので、そのままステージネームとして使うことにしたそうです。
2012年の終わり頃、ISOxoがまだ中学生だった12、3歳のときに音楽制作をスタート。
ちにみに2016年、まだ16歳のときに地元のイベントで毎週金曜日に開催されていたレイヴ「Electronic Friday’s」に申し込んだのですが、当日、自分の目の前でプレイしていたのが、同じカリフォルニア州サンディエゴ出身のDJ/プロデューサー、Knock2で、それ以来、とても仲の良い親友とのことです。
2019年にリリースした”Ground”やKnock2とのコラボ曲”Radial”で、ベースミュージックシーンに衝撃を与えましたが、Knock2とはその後、何度もコラボやB2Bで共演しているだけでなく、この記事をアップした数日前にアナウンスをしたばかりのISOxoとKnock2によるダブルヘッドライン・ショーは数分で完売し、追加で設定された2ndショーもすぐに完売し、さらに3rdショーまで設けられるほどの人気ぶりです!
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ちにみに、”Radial”に関しては、Knock2がRL Grimeのレーベル Sable ValleyでA&Rの仕事をしていたときに、Graves経由でリリースできる曲を探しているという情報を聞き、自分で作成したサンプルパックを元に制作した音源をKnock2に送りフィードバックを求めたところ、「これだよ!」となってRL Grime本人からもフィードバックをもらいながら磨きをかけて正式リリースに至ったそうです。
この曲は、RL Grimeのお気に入りソングとなり、当時ほぼ全てのセットでかけていたことから、必ずプレイすると踏んで、RL Grimeがプレイする”Radial”を聴くためだけにKnock2と一緒にHARD Summerに行ったのだとか。(当日、RL Grimeはミックスしたようなものをかけ、予想外にもGravesがオリジナルをプレイしたそうです。)
2021年にはレーベルボスのRL Grimeと”Stinger”でコラボを果たすと、この曲は”その年に最もDJにサポートされたトラック”に選出されただけでなく、人気サッカーゲーム「FIFA 22」の新モード「VOLTA Football」のサウンドトラックにも抜擢されました!
その直後に発表したデビューEPで、”Beam”や”Aarena”といったヒット曲を収録した『Nightrealm』も、業界のあらゆる方面から称賛を受け、SkrillexやAlison Wonderland, Excisionといったアーティストたちからも支持されました。
2021年10月にLAで開催のBrownies & Lemonade主催のヘッドラインショーを発表すると、チケットは4時間で完売し、その後すぐに大きな会場へと移りましたが、こちらも2週間経たずして完売。アメリカ4か所で開催されたNightrealmツアーに関しても各日程ともソールドアウトさせたのです!
ビジュアルから舞台装置、さらには衣装チェンジやID満載のセットまで、ISOxo自らが完全にデザインしたショーは多くのファンを惹きつけ、ソーシャルメディアでもバズりまくるなど、人気急上昇中の今最も注目されているDJ/プロデューサーと言っても過言ではありません。
今年、2023年内に待望のデビュー・アルバム『KIDSGONEMAD』を88risingからリリース予定で、すでに”dontstopme!”と”SHYPOP”の2枚のリードシングルを発表しています。
SkrillexとB2B、さらにコラボまで実現!
デビュー・アルバム『KIDSGONEMAD』からの1stシングルでもある”dontstopme!”は、SkrillexもブルックリンのAvant Gardnerでプレイしたことがありますが、それだけでなく、サンディエゴで開催されたOMFG! NYE 2023にてサプライズB2Bセットを行ったり、Skrillexのアルバム『Quest For Fire』の中の”Good Space”で、マスタリングとミキシングを担当したりと、Skrillexからも一目置かれています。
ISOxoが10代の頃、初めて聴いたEDMの曲はSkrillexだったそうですが、そんな2人はすでにコラボ曲も制作済みで、今年に入って何度かお互いのセットでもプレイしています!
2023年1月には、Skrillexがバンコクのクラブでも未発表のISOxoとのコラボ曲を披露しましたが、以下の動画からSkrillexのアノ象徴的なフレーズ”yes, oh my god”がミックスされているのが聴けます。
okay, this is the last one from me. Skrillex & ISOxo – ID live in Bangkok…yup, i wouldn’t shut up
by u/vuthasear in skrillex
この象徴的なフレーズが実際の曲にも入っているかどうかは不明ですが、ISOxoのヘヴィなトラップとSkrillexの新鮮なダブステップを完璧にブレンドさせていて、ただただカッコ良く、恐らくSkrillexが『Quest For Fire』と『Don’t Get Too Close』に次いで2023年にリリース予定のニュー・アルバムの方に収録されるのではないかと予想されています。
10 years ago when i was 12 years old i told my parents i want to be like skrillex. last night i had the honor to do a b2b with him in my hometown and play some new music. my goat. my hero. thank u @Skrillex pic.twitter.com/QWgmtIbb7T
— ISOxo (@ISOxo_) January 1, 2023
ISOxoは2023年9月現在、まだ22、3歳くらいだと思いますが、12歳のときに憧れの存在だったSkrillexと10年後にコラボを実現させたりと、この実力は将来が末恐ろしいです!
B2B surprise hier soir entre @Skrillex et @ISOxo_ à San Diego 🤯 pic.twitter.com/q2uaB9ZBfl
— Guettapen (@Guettapen) January 1, 2023
ISOxoのオススメ作品
ISOxo, Ninajirachi – SHYPOP
今年、ロサンゼルスで開催されたHARD Summerで大観衆を沸かせた最新曲。
この曲では160BPMのハードダンスに挑戦しており、オーストラリア出身のフィメールプロデューサー、Ninajirachiの煌めくようなシンセとダイナミックなボーカルレンジとの独特な組み合わせが至高なので、是非聴いてみて下さい!
ISOxo – dontstopme!
2021年にロサンゼルスで行った初のヘッドラインショー中に初披露したIDのひとつ。
猛烈なブレイクビーツでスタートし、硬質なスネアや鮮明なボーカルを交えながら凶悪なドロップへと発展する攻撃的で荒々しいトラップがとにかくクール!
ISOxo, FrostTop – Angels Landing
2021年10月にロサンゼルスのTaragram Ballroomで行われたヘッドラインショーで初披露した楽曲。
ロングビーチ出身の新進プロデューサーであるFrostTopとの初コラボで、懐かしさと高揚感が同時に押し寄せてくる後半パートが個人的にオススメです!
G Jones, ISOxo – Say What
ISOxoとG Jones共に自身のセットでプレイしては観客を沸かせた人気曲のひとつにして、G JonesのEP『Illusory Tracks』収録曲のひとつ。
もともとISOxoがG Jonesのようなビートを目指して作ったことから始まったのが、まさか本人とのコラボにまで発展したそうで、トラップとベースサウンドを融合させつつ、クラシックなレイヴリードや鋭いシンセ、さらにはレーザービーム音のサンプルも使用しています!
ISOxo – inhuman
Nightmode経由でリリースしたシングルで、RL Grime主催で2020年に行われたHalloween IXライブストリームでのISOxoによるKIDSGONEMADセットで初披露されて約2年後に正式リリースされました。
非の打ちどころのないサウンドデザインの深さを誇示した強烈なトラップサウンドを聴くことができます!
RL Grime, ISOxo – Sting
“King Of Trap”の異名を持つRL Grimeとの初コラボ作。
RL Grimeの人気ミックスシリーズ『Halloween IX』のオープニングトラックでもあり、背筋がゾクゾクするような不気味なメロディから惹きこまれるような魅力があるワイルドなトラップ・アンセムと言えます。
ISOxo – REDloop
RL GrimeがHollywood Palladiumで行ったHalloween Xセットでもプレイされ、Sable Valleyからリリースされた話題曲。
脅威的なイントロではじまり、シンセ主導のドロップへと巧みに流れ込むフェスティバル仕様のトラップで、特にテクノ要素を織り交ぜたセカンドドロップがおすすめポイントです!
PEEKABOO, ISOxo – POWERMOVE
トラップ狂をも唸らせる仕上がりで、デトロイトを拠点とするプロデューサー、PEEKABOOとのコラボ作。
Zeds Dead主宰のDeadbeatsからリリースされたのですが、邪悪で強烈なサウンドのインパクトは凄まじく、一度聴いたら頭から離れません!
Boombox Cartel, Kaaris, Mr Carmack – Chargé (ISOxo Edit)
SoundCloud及び、kidsgonemad Discord サーバーの両方から公開されたこのエディットは、2022年3月のNightrealmツアーで初披露すると、4BやSLANDER, NGHTMRE, さらにはDJ Snakeまでもが大型フェスにてプレイ。
Boombox CartelとMr Carmackそれぞれのリミックスから生まれたエディットで、アグレッシブなドロップを備えた純粋なトラップ・アンセムに仕上がっています!
ISOxo, Knock2 – niteharts
盟友 Knock2とのコラボEP。
お互いの5つのオリジナルトラックをそれぞれリミックスしたユニークな作品で、ソロシングルの時点で完成された仕上がりですが、さらに、ISOxo、Knock2の要素が絶妙に組み合わさり、エネルギッシュなトラップとベース・ハウスが美しく融合した10曲を味わうことができます!
収録されている”murdah”のISOxoによるリミックスは、Skrillexが2023年のRed Rocksでプレイしたこともあります!
skrillex dropping knock2 x isoxo murdah remix at red rocks. the energy was outrageous.@Skrillex @ISOxo_ @Knock2Music pic.twitter.com/GrKVVAyQJv
— Brownies & Lemonade🍫🍋 (@TeamBandL) April 30, 2023
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