日本の HIPHOP シーンをリードするラッパー/ DJ が一堂に集結する ZEROTOKYO の人気パーティーのひとつ「Feels」が 2024 年 4 月 5 日(金)に開催されます!
約 5 ヶ月ぶりに開催される今回の 「Feels」には、LIVEアクトに千葉雄喜と PETZ、DJ に DJ TATSUKI と VLOT の出演が決まっており、千葉雄喜と PETZ に関しては、海外のトップ DJ /プロデューサーとも接点があるため、そこのところにも焦点を当てて紹介したいと思います!
千葉雄喜とは
2010 年代の日本語ラップのシーンの盛り上がりを代表するラッパーだった KOHH が、本名である「千葉雄喜」として活動再開。
1990 年 4 月 22 日生まれの東京都北区王子出身で、2012 年 11 月に KOHH としてデビューすると、2015 年 1 月に韓国の人気ラッパー Keith Ape の楽曲 “It G Ma” に客演参加したことで世界にその名を知らしめました。
2016 年 8 月には Coachella のヘッドライナーも務めるアメリカの人気シンガー Frank Ocean のアルバム、同年 9 月には宇多田ヒカルのアルバムにも参加するなど、国内外のトップアーティストたちとも多数共演。
[Music]
4月22日は、ラッパーKOHHの33歳の誕生日。日本のみならず国外からの評価も高く、Frank Ocean(フランク・オーシャン)の名曲“Nikes”にはKOHHが参加した未配信バージョンが存在しており、Oceanは2017年に出演した音楽フェスでのラストソングに同曲を選んでいた。https://t.co/k3bLwyrUyx pic.twitter.com/MdPBhPzlT0— IBFs (@ibfs_jp) April 22, 2023
しかし、2020 年 1 月に行った「KOHH Live in Concert」にて、次作を最後に引退することを表明し、同年 4 月に引退前ラスト・アルバム『worst』を発売。2021 年末に行ったザ・クロマニヨンズとのツーマンライブをもってKOHHとしての活動を引退しました。
KOHH としての活動を 2021 年末に引退し、現在の「千葉雄喜」として活動を再開させましたが、2024 年 2 月に「千葉雄喜」名義初となる楽曲 “チーム友達” を発表するや否や SNS 上で大きな話題となり、Chris Brown, Bun B, Duke Deuce, NLE Choppa, Megan Thee Stallion といった海外アーティストたちも好意的な反応を示したことで瞬く間に拡散され、Spotify の週間バイラルチャートジャパンで首位をマークしました!
Chris Brown がKohhのTeam Tomodachiをインスタのストーリーに上げてる。 pic.twitter.com/PaXP64EjCb
— Moito🇯🇵🌏 (@MOITO092) February 20, 2024
今年 3 月には大阪の盟友 Young Coco, Jin Dogg を迎えたリミックスバージョンがミュージックビデオとともに公開されたばかりで、こちらも話題沸騰中。
また、月刊文芸誌「文學界」での連載中のエッセイ『千葉雄喜の雑談』をはじめ、ABEMA のの番組「千葉雄喜の勇気、貸します。」も放送されているほか、元 Tajyusaim Boyz のラッパー Yan Seku のデビュー・アルバム『NATURAL PUNKS』の総合プロデュースとミュージックビデオの監督・撮影・編集を手掛け、さらに、地元である東京都北区王子に実店舗を持つ衣類制作販売店 Dogs のクリエーションなど多岐にわたる活動を展開しています。
Skrillexプロデュースの楽曲に度々参加!
まだ KOHH として活動していた 2018 年、世界の歌姫こと Mariah Carey が出した 15 枚目のアルバム『Caution』の日本盤ボーナストラックとして、KOHH がフィーチャーされた “Runway” の公式リミックスがアルバムに収録されました!
Mariah Carey のアルバムに参加したこと自体が大快挙ですが、この “Runway” は、Skrillex が Lido と共同でプロデュースを手掛けているため、Mariah Carey の歌唱と Skrillex のビートに KOHH が新たなヴァースを吹き込んだ至極の作品となっています。
KOHH と Mariah Carey を繋げたのも Skrillex だったそうですが、それだけでなく、KOHH が引退前の 2020 年に発表した 6thアルバム『worst』の収録曲のひとつ “Sappy” は Skrillex が楽曲プロデュースを手掛けています。
さらに、少し遡って 2015 年になりますが、Skrillex が ULTRA JAPAN 出演時などに、Fetty Wap の “Trap Queen” のヴァースを KOHH の “周り全部がいい” に変えたバージョンをプレイしたこともあったりと、以前から親交があることがうかがえます!
良い動画
Skrillex kohh 2015 “周り全部がいい” pic.twitter.com/WMOwqJN8Ow— Monna+ (@FamilyTimeArt) September 18, 2022
ちなみに、KOHH が客演参加した Keith Ape の “It G Ma” は、当時、Skrillex からも注目され、Skrillex 主宰の OWSLA とも契約する josh pan が 14 分にも及ぶリミックスを公開しています。
PETZ とは
日本の HIPHOP における最重要クルー YENTOWN の中心メンバーとして活躍している PETZ。
2013 年に 3 人組グループの THE BOYZ のメンバーとして Y.G.S.P.プロデュースによる “BOYZ STANCE” を発表後、KOHH と Tokarev(現 JNKMN)と共に制作した “十人十色” で一気に注目を浴び、2015 年 1 月に MonyHorse や JNKMN, Chaki Zulu らと共に、HIPHOPクルー YENTOWNを結成。
今では国内で最も勢いのあるHIPHOPクルーにまで成長し、JNKMN, MoneyHorse とは派生ユニットの MONYPETZJNKMN でも音楽活動を展開しています。
2018 年にはタイの人気ラッパー YOUNGGUの “Shibuya” に参加して海外でも注目を集めるなど、グローバルに活動しており、2019 年 9 月に 1st ソロ・アルバム『COSMOS』をリリース。
https://www.youtube.com/watch?v=sbPGSR-41×8
このアルバムは、クルーのボス Chaki Zuluのトータル・プロデュースのもと、Baauer や 1Mind ら制作陣に、タイの国民的ラッパー YOUNGOHM や Awich, kZm, OZworld a.k.a. R’kuma, MaSiWei, Gab3 など、世界各国から多数のゲストメンツを召集し、壮大なサウンドスケープを描き出し高い評価を得ました。
中毒性の高いメロディーセンスとフロウを武器に、アーティストとしての独創性も兼ね備え、日本 HIPHOP シーンでひと際存在感を放っている重要人物です!
Baauerとはお互いの楽曲に参加し合う仲!
“Harlem Shake” でフラッシュモブ・ブームの火付け役にもなったアメリカの敏腕 DJ /プロデューサー Baauer が、2016 年にリリースしたアルバム『Aa』の収録曲 “Pinku” において PETZ がフィーチャーされたことで当時日本でも話題になりました!
同じくBaauer が 2016 年にリリースした “Night Out” では、PETZ 含む YENTOWN のメンバーを大胆にフィーチャーしており、台詞での参加だった “Pinku” とは違って、それぞれのアーティストが圧巻のラップを披露しています。
2 人の出会いは、Baauer が渋谷の人気ストリートショップ「JUNKMANIA」に立ち寄ったときに PETZ と初めて会い、彼の作品を幾つか聴いて気に入り、Baauer の方から「何か一緒にやろう!」とメッセージを送って共演が実現したそうです。
その後、PETZ が2019 年 9 月に発表した 1st ソロ・アルバム『COSMOS』の中のイントロ曲 ” Intro -COSMOS-” ではBaauer が楽曲プロデュースを行うなど、お互いの作品に参加しています。
ちなみに、この『COSMOS』は、上述した通り、Baauer だけでなく、French Montana の “Unforgettable” などのプロデュースや Lil Yachty, Wiz Khalifa, Jason Derulo とも共演した 1Mind、カナダを拠点に活動し KILLY, Daxz, Bluxz らの楽曲を手掛ける Bluxz、そして、DaBaby, Lil Uzi Vert, Future, Gunna, Trippie Redd, Skepta, Lil Keedの楽曲も手掛けたグラミー賞ノミネートプロデューサー Starboyなど、各国の錚々たるプロデューサーたちが名を連ねたワールドワイドなコネクションの作品となっています。
ZEROTOKYOの「Feels」に出演決定
2024 年 4 月 5 日(金)の「Feels」に出演する千葉雄喜と PETZ について簡単に紹介しましたが、 DJ 陣も揺るぎないメンツが揃っており、昨年、自主レーベル Chewing Gum and Dreams を設立し、初の全国ツアー「DJ TATSUKI 23 CLUB TOUR」や、Zepp DiverCity でのツーマンライブイベント「ALL FIRENDS」でも大成功を収め、DJ /プロデューサーとしてシーンを引率する DJ TATSUKI。
さらに、昨年、初のアルバム『WHO IS VLOT』をリリースし、Bleecker Chrome をはじめ、V6, JP THE WAVY, YOUNG COCO, LEX & 1MILL など国内外問わず幅広く楽曲提供を展開する DJ /プロデューサー VLOT がフロアをさらに熱く盛り上げます!
当日は、千葉雄喜が持つ独特なワードセンス、文脈、フロウ、アートへの視点からリリースされるとともにたちまち社会現象を巻き起こしている “チーム友達 ” の SHOTLIVE が披露される予定で、PETZ も約 3 年ぶりとなるニュー・シングル “NEW DAY” を今年 3 月にリリースしたばかりの好タイミングでの出演ですので、最前線の HIPHOP を生で体感して下さい!
2024.4.5(金) Feels @ZEROTOKYO
OPEN 23:00
HP:https://zerotokyo.jp/event/feels0405/
DOOR:¥4,500-
FASTPASS TICKET:¥4,000-(優先入場・入場料金含む)
B4 Z HALL
LIVE:千葉雄喜 -チーム友達 SHOTLIVE- / PETZ
DJ:DJ TATSUKI / VLOT
VJ:REAKS
B2 BOX
〈ALL MIX〉
LIVE:U-DII / Young U-topia / MIYAUCHI
MC:ASOKA & Douanii
DJ:KEI / KANT / C-9LI / IORI / Yzer0 / Riot / kEn
B2 R BAR
〈DISCO / R&B / HOUSE〉
ROVA / SHINTARO / TOMI-NORI / DELUXE / YUKA / HATSUYUKI / ama
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