AviciiことTim Berglingがオマーンで亡くなって約6週間が経ちましたが、その間多くのアーティストやファン、メディアが彼の死を悲しみ追悼を捧げました。
Aviciiの訃報を受け、KygoやDon Diablo、Deorro、Garmianiなど多くのDJたちが追悼の意を表して自身のセットでAviciiの曲をかけ、Aviciiの故郷スウェーデン・ストックホルムには彼の死を悲しむ多くのファンが集まりました。
またオランダにあるドム教会は敬意を表して、鐘でAviciiの曲を鳴らしました。 pic.twitter.com/R6D286wiOX
— MNN (@Music_News_Net_) 2018年4月22日
この出来事でどれほど偉大な人物を失ってしまったのかを知ったと同時に、音楽シーンに潜む精神衛生に関する問題も浮き彫りになりました。
そして数週間前、Aviciiの葬式は家族と親しい友人だけで執り行われることが発表されましたが、昨日「BBC News」が現地時刻の6月8日(金)にAviciiの母国であるスウェーデン・ストックホルムで葬式が行われたことを伝えました。
Aviciiの遺体はユネスコ世界遺産にも登録されているスウェーデンの「Skogskyrkogarden」に埋葬されました。
この「Skogskyrkogarden」は又の名を「Woodland Cemetary」と言い、日本語で「森の墓地」と訳されるように、「人は死んだら森に還る」というスウェーデン人の心を表したような場所で、この墓地を作ったスウェーデンの偉大な建築家、Gunnar Asplundやスウェーデンのハリウッド女優、Greta Garbも眠っています。
墓地の入口をくぐると礼拝堂へと続く細長い小路があるのですが、この道は故人にとってはゆったりと死へと向かう道となり、遺族にとっては故人の死を受け入れ、生と死とに向き合う道となるそうです。
大自然と建築が見事に融合した美しい風景は、残された人たちの悲しみを少しずつ癒してゆく手助けとなることでしょう。
オマーンからスウェーデンまでAviciiの体を運び、度重なる検死も行われたりと、親族や友人たちは深い悲しみのなか想像絶する大変な想いをされたことかと思います。
しかしAviciiの音楽は永遠に私たちの心の中で生き続け、彼がようやくゆっくりと心を休められる平和な場所を見つけることができたことを願っています。
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