タイトルの通り、今回はメロディックダブステップが好きな人に特にオススメのアーティスト、Dabinについて紹介します。
日本でも認知度が高まってきたIlleniumやSeven Lions, Said The Skyなどの音楽が好きな人には必ず刺さるはずです!
目次
- 1 Dabinとは
- 2 Kodaとのサイドプロジェクトも人気!
- 3 Dabinのオススメ曲
- 3.1 Seven Lions & Dabin & Slander – First Time ft. Dylan Matthew
- 3.2 Dabin & Fytch – Altitude
- 3.3 Said The Sky x Dabin – Superstar feat. Linn
- 3.4 Dabin – Lilith feat. Apashe & Madi
- 3.5 Dabin – Worries feat. Koda
- 3.6 Dabin – You & I ft. Jenna Pemkowski
- 3.7 Dabin – Hold feat. Daniela Andrade
- 3.8 Dabin – Lights feat. Trove
- 4 おわりに
Dabinとは
DabinことDabin Leeは、カナダ出身の韓国人DJ/プロデューサー。
親の教育でアートスクールと音楽教室に通っていたこともあって、幼い頃からギターやベース、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、トロンボーン、ドラムなど色んな楽器を習っていたDabin。
大学での友人からエレクトロニックダンスミュージックを教えてもらい、自分で作ることができ尚且つ自分自身を表現できる音楽に魅力を感じ、音楽のプロデュースをスタート。
もともと弁護士になることが夢で、大学で弁護士になるため猛勉強しつつ合間を見つけて音楽のプロデュースを行っていたのですが、弁護士になる夢より音楽のプロデュースへの熱量が大きくなり、音楽の道に進むことを決意します。
昔から聴いていたブルースやインディー、フォークミュージックが今のメロディックでリズミカルなサウンドに影響を与えたそうで、アーティストだとWoodkid, Odesza, Lana Del Rey, Madeonから大きなインスピレーションを受けたそうです。
特にギターとピアノはずっと続けてきただけに、まずギターで曲を作ってからそれを元に音楽のプロデュースを進めていくそうで、今ではライブパフォーマンスとしてDJだけでなくギターやドラムなどの生演奏も行ったりしています。
まずファーストシングル“We are the Night”や“Get Down”がDubstep.netやVital FMといったメジャーなネットワークで注目を集め、BBC Radio 1でもプレイされたほか、Benga, Modestep, Dirtyphonics, Felix Cartal, Dirtyloud, Vaski, The Killabits, Botnek, Reid Speed, Jillionaireといったアーティストたちからもサポートを受けました。
また早い段階でBlack Tiger Sex Machineのレーベル、Kannibalen Recordsからリリースされる最初のコンピレーションアルバムにデモ曲が採用されて以降、同レーベルから定期的に曲を出しており、Black Tiger Sex Machineとコラボも実現したほか、彼らのMusic Is Our Religionツアー等にも同行しています。
2012年にKannibalen RecordsからリリースしたデビューEP『Electropolitics』はBeatportのエレクトロハウスチャートで最高4位を記録し、YouTube界のセンセーション、Daniela Andradeやカナダ出身のトリオ、Black Tiger Sex Machineとのコラボ曲もまたBeatportのダブステップチャートにランクイン!
デビューアルバム『Two Hearts』ではもっとファンと繋がるためとのことで、「愛と喪失」に関する自身の解釈をストーリー性を持って伝えた1枚となっています。
アルバムを聴き進めるうちに徐々にダークなテイストへと変わっていくのですが、なかでも“Lilith”はゲーテの『Faust』を読んで思い浮かんだ特別なテーマを含ませた1曲で、様々な異なるサウンドを使ってストーリーを描写するのが大変だったとのこと。
この『Two Hearts』はカナダ版のグラミー賞と言われるジュノー賞(JUNO)で、その年の最優秀エレクトロニックアルバムとしてRezzなどのアルバムと一緒にノミネートまでされました!
アルバムを出したこの年、IlleniumのAwakeツアーにも同行。
Dabinはときにビデオゲームからも影響を受けることが多いと語っているように、“Ghost Hack”と言う曲ではゲーム/アニメにインスパイアされたサウンドとなっていて面白いです。
2018年3月には「物事の周期性」というのをテーマにした2トラックEP『Pyres』をSeeking Blue及びKannibalen Recordsからリリース。
今ではKannibalen Recordsはじめ、Dim Mak RecordsやMonstercat, Tasty Recordsといった人気レーベルからも曲をリリースしており、IlleniumやSene Lions, Adventure Club, Tristam, Rollzといったアーティストに公式リミックスを提供。
Seven Lions
価格: 250円posted with sticky on 2018.12.17
さらにDabinにとって夢のステージであったEDC Las VegasやMoonrise Festival, Electric Forest, Decadenceといった世界各国のビッグフェスに出演するなど今人気急上昇中のアーティストのひとりです!
Kodaとのサイドプロジェクトも人気!
“Kyoto”や“Mirrormask”, “The Take Down”など何度もコラボしたことのあるDabinとKoda。
Kodaはアメリカ出身のプロデューサー/シンガーで、15歳の頃に父親からギターを貰って以降、音楽の道をひたむきに進んでいます。
Kodaとのコラボ曲を聴くと分かるようにDabinソロの曲に比べてよりダブステップやドラムンベース感を前面に出した特異な音楽となっており、Dabinは専用の別名義を作るべきかどうか真剣に考えたことがあるほどで、単なるコラボというよりサイドプロジェクトのように考えています。
Kodaとは以前一緒に仕事をしたヴォーカリストを通して知り合ったそうで、オンライン上でコラボしてみようという話になって実際に作ってみたらすんなりと満足のいく曲が出来上がったとのこと。
Kodaは才能溢れるヴォーカリストでプロデューサーでもあり、音楽の話でいつもフィーリングが合い、アイデアが次々に生まれるため、頻繁にコラボ曲を作っていると明かしています。
“Kyoto”はなんかサウンドもそうですが、アートワークも日本感がしっかり出ていて良いですよね!
今後も2人はどんな深みのあるヴォーカルトラックを生み出してくれるのか楽しみです!
Dabinのオススメ曲
Seven Lions & Dabin & Slander – First Time ft. Dylan Matthew
アメリカ出身のプロデューサー、Seven Lionsとアメリカ出身のデュオ、Slanderとのコラボで、シンガーのDylan Matthewをフィーチャーしたナンバー。
SlanderやKayzo、Gammerの楽曲でもヴォーカルを務めたシンガーのDylan Matthewの歌声がマッチしたBPM150のメロディックなトラップ/フューチャーベースが最高です!
Dabin & Fytch – Altitude
フランス/アメリカを拠点に活動するプロデューサー、Fytchとコラボしたナンバー。
BPM91のダウンテンポで美しいメロディックダブステップに癒されること間違いなしです!
FytchはDROELOEとも“Through The Storm”でコラボしていますが、Dabinが好きな人には特にオススメです!
Said The Sky x Dabin – Superstar feat. Linn
Said the Skyとのコラボで、女性シンガーのLinnをフィーチャーしたナンバー。
Dabinがリリース前に2018年のEDC Las Vegasでかけたときも話題になりましたが、エレキギターやピアノを軸としたBPM135のエモーショナルなサウンドに仕上がっています!
Dabin – Lilith feat. Apashe & Madi
ApasheとMadiをフィーチャーしたナンバー。
昔のラテン系オーストラリアにインスピーションを受け、ダークで物悲しく且つ壮大なサウンドを意識して作ったそうです!
上でも話したようにゲーテの『Faust』を読んで思い浮かんだ特別なテーマを盛り込んだ深みのある1曲となっています!
Sullivan Kingによるリミックスバージョンもオススメです!
Dabin – Worries feat. Koda
アメリカ出身のシンガー/プロデューサー、Kodaをフィーチャーしたナンバー。
日本のゲーム『クロノ・トリガー』の“Corridors of Time”と同じベルのサウンドを使っており、最初のコーラスで出てくるワード「Worries」からタイトルを決めたそうです!
Dabin – You & I ft. Jenna Pemkowski
カナダ出身の女性シンガー、Jenna Pemkowskiをフィーチャーしたナンバー。
自身の友人でもあるカナダ出身のシンガー、River Tiberの曲“The City”のコーラス部分をサンプリングしたBPM120のリズミカルな1曲となっています!!
Dabin – Hold feat. Daniela Andrade
カナダ出身の女性シンガー、Daniela Andradeをフィーチャーしたこの曲も、しっとりしたエモーショナルな1曲に仕上がっています!
同じくDaniela Andradeとコラボしている“Touch”もオススメです!
ちなみに“Hold”はStolensnaresがリミックスしたバージョンもオススメなのですが、この「Stolensnares」はDabin曰くみんなも知っている有名なプロデューサーのサイドプロジェクトらしいです!
Dabin – Lights feat. Trove
アメリカ出身のシンガー、Troveをフィーチャーしたナンバー。
EP『Pyres』収録曲のひとつで、BPM80のダウンテンポなフューチャーポップに仕上がっています!
もうひとつの収録曲である“In Flames”も素敵なので聴いてみて下さい!
おわりに
いかがでしたか。
Dabinがどんなアーティストか少しは分かっていただけたでしょうか。
彼の美しすぎるサウンドデザインは万人の心を掴み、メロディックダブステップにハマるきっかけにもなると思いますので、上でピックアップした以外の曲もチェックしてみて下さい!
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