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Skrillexともコラボ!ダブステップとハウスをブレンドしたスタイルが魅力のHabstraktとは!

Skrillexともコラボ!ダブステップとハウスをブレンドしたスタイルが魅力のHabstraktとは!

Skrillexとのコラボ曲“Chicken Soup”でも有名なフランス出身のプロデューサー、Habstraktが2019年12月29日(日)にclub joule、12月30日(月)にCircus Tokyoで初来日公演を行います!

すでに日本でもコアなファンが多数付いていますが、ちょっとした予習の意味もこめてHabstraktについて紹介したいと思います。

Habstraktとは

HabstraktことAdam Jouneauは、フランス出身のDJ/プロデューサー。

ダブステップやハウス、ガラージ、ドラムンベース、ヒップホップなど様々なジャンルの要素を混ぜ合わせたハイブリッドなベースサウンドが魅力的なアーティストです。

南フランスの小さな町で生まれたHabstraktは、ミュージシャン、職人、アーティストといった特殊な家族構成のおかげもあって常に音楽溢れる環境で育ち、幼い頃からギターやキーボードを習ったりと音楽は生活の一部でもありました。

12歳くらいのときにChemical Brothersの曲と出会うのですが、最初は彼らのサウンドを理解することができなかったものの、その後母親からブラジルのエレクトロニックプロデューサー、Amon Tobinをオススメされ、彼ひとりだけで曲の全てを制作していることに衝撃を覚え、音楽プロデューサーに興味を抱くようになります。

そして14歳の頃から父親が使っていたパソコンにソフトをダウンロードし、Rolandが発売したシンセサイザー MC-303を使用して、自分が求めるサンプルやドラムマシーン、シンセなどを手に入れて、趣味として音楽のプロデュースをスタート。

お互い音楽の話ができてアイデアを交換できる親しい友人の影響でダブステップのプロデュースに移行すると、2008年頃からダブステップ/ドラムンベースアーティストとして頭角を現し、SKisMのレーベル Never Say Die Recordsからも注目されます。

当時から、EpticやMust Die, SKisM, Zomboy, Koven, Megalodon, Dodge & Fuskといったダブステップアーティストを尊敬していたというHabstrakt。

その数年後にはNever Say Die Recordsだけでなく、Gud VibrationsやBuygore, Confession, Monstercatといったレーベルからも曲をリリースし、Flux Pavilion, Rusko, JOYRYDE, DJ Snake, Tchami, Modestep, Jack Üといったトップアーティストたちからもサポートされ、SkrillexやDiplo, MUST DIE!, Barely Alive, Kill The Noise, Feed Meといったアーティストの楽曲のリミックスまで担当しました。

DJ Snake – 4 Life Ft. G4shi (Habstrakt Remix)

 

またHabstraktといえば、ダブステップやガラージ、ハウスなどジャンルをブレンドさせたスタイルでお馴染みですが、これはDJする場合にテンポなどを変えたりしてオーディエンスに予期せぬセットを楽しんでもらいたいという想いから生まれたそうで、ジャンルを固定してしまうと制限がかかってしまうため、ジャンルにもこだわらない型破りなサウンドを追求しています。

1001 Tracklistsが発表しているその年最もサポートされたプロデューサーが分かるランキング「Top 101 Producers」では、2017年は69位、2018年に51位、最新の2019年も83位にランクインしており、“Chicken Soup”の人気の高さもありますが、それ以外の楽曲も多くのアーティストたちからサポートされているのが伺えます。

HabstraktにとってNever Say Die Recordsは一緒に成長し、互いにインスピレーションを与え合うファミリーのような存在と語っており、メンバーそれぞれが自分だけの世界観を持ち、明確なサウンドに特化しているのが強みのひとつで、レーベルにハウスやガラージの要素を持ち込むことも賛成してくれ、そのおかげで2013年にはEpticの“Danger”のVIPバージョンの中心的役割も与えてくれたそうです。

Eptic – Danger (Habstrakt VIP)

 

ちなみに“Danger”のVIPバージョンをリリースしたことで自信を持ち、よりハウス/ガラージの曲を作ったり自身のセットでもかけたりするようになったそうです。

また美食家で料理することも大好きだというHabstraktは、音楽のキャリアをスタートする前、料理関連の仕事をちょこっとしていた経験もあり、現在レーベルボスであるSKisMのチーズコレクション係に任命されており、SKisMのために最高級で希少なチーズを探して買ってきてあげたり、Epticにワッフル以外の美味しいものを食べさせたりと仲間の食事担当的な役割も行っているそうで、レーベルメンバー間の仲の良さも伝わってきます。笑

Skrillexとのコラボ曲でも有名

Habstraktは2017年にリリースした“Chicken Soup”でSkrillexとのコラボを実現させました。

Skrillex & Habstrakt – Chicken Soup [Official Audio]

 

Habstraktは2014年にSkrillexとDiploのコラボ曲“Dirty Vibe”の公式リミックスを手掛けたことがあり、Skrillexは自身のセットの中でよくHabstraktの“Habby9000”と自身の“Make It Bun Dem”とのマッシュアップをかけていましたが、オリジナルトラックでの共演はこの“Chicken Soup”が初となります。

Skrillex – Dirty Vibe with Diplo, G-Dragon and CL (Habstrakt Remix)

 

Habstrakt – Habby9000

 

この曲はSkrillexが2017年4月にCoachellaのDo Labステージにサプライズ出演した際にもプレイして大きな話題となり、4つ打ちのドラムビートとシュールなヴォーカルフックが特徴的なベースハウスが非常に中毒性が高く、当時多くのアーティストたちからサポートされました。

またこの曲は2017年5月にSkrillexのレーベル OWSLAからリリースされたハウスミュージックのコンピレーションアルバム『HOWSLA』にも収録されていますが、その後もJOYRYDEやJauz, Party Favorなど様々なアーティストたちがリミックス/ブートレグを自分たちのセットでかけたりと今尚人気の高い1曲となっています。

 

 

 

Habstraktのオススメ曲

Skrillex & Habstrakt – Chicken Soup

Skrillex & Habstrakt – Chicken Soup [Official Audio]

 

アメリカ出身のプロデューサー、Skrillexとのコラボ・ナンバー。

当時、多数のアーティストたちからサポートされた大ヒット曲で、OWSLAからリリースされたハウスミュージックのコンピレーションアルバム『HOWSLA』にも収録されています!

Habstrakt – Control

Habstrakt – Control

 

Tchamiのレーベル Confessionからリリースしたナンバー。

焼けた車や催涙ガスにインスパイアされて制作したそうで、グリッチーなパーカッションのループが特徴的なベースハウスとUKハウスを融合したサウンドとなっています!

Habstrakt – De La Street

Habstrakt – De la street

 

NGHTMREとSLANDERのレーベル Gud Vibrationsから出したナンバー。

こちらもハウスとダブステップをクロスオーバーしたサウンドで、出だしのミステリアスな4つ打ちとグリッチーなベースが印象的な1曲となっています!

Habstrakt & Bellecour – Lasagne

Habstrakt & Bellecour – Lasagne [Monstercat Release]

 

フランス出身のデュオ、Bellecourとコラボしたナンバー。

グリッチ音などユニークなサウンドが散りばめられたアグレッシブな1曲となっており、Monstercatからのリリースです!

Habstrakt & Megalodon – Yabba Dabs

Habstrakt & Megalodon – Yabba Dabs

 

アメリカ出身のプロデューサー、Megalodonとのコラボ・ナンバー。

コンピュータに眠らせていたHabstrakt個人的に気に入っていたサンプルをついに活かすことができた意味でも想い入れのある1曲だそうです!

ちなみにアメリカのアニメ『Family Guy』のなかでMegとChrisが古い「WoRld’s Wildest Police Videos」のテープを発見したエピソードからヴォーカルサンプルを抜き取っています。

Habstrakt – Vibin

Habstrakt – Vibin

 

2018年のUltra Music FestivalやEDC Orlando等でJoyrydeがプレイしたこともあってリリース前から話題となっていた1曲。

ユニーク且つ中毒性の高いベースハウスとなっており、Never Say Die Recordsからリリースされました!

Habstrakt – Movie feat. josh pan

Habstrakt – Movie (feat. josh pan) [Official Full Stream]

 

OWSLAからリリースを重ねるアメリカを拠点に活動しているプロデューサー、josh panをフィーチャリングしたナンバー。

josh panの味わい深いヴォーカルも魅力的なベースハウスとなっており、Diploのレーベル Mad Decentからのリリースです!

Habstrakt – The One

Habstrakt – The One [Monstercat Official Music Video]

 

Habstraktが数え切れないほど何度も調整に調整を加えて、ようやくMonstercatからリリースしたナンバー。

アメリカ出身の女性シンガー、Pauline Herrのヴォーカルも素敵なベースハウス要素が入ったエレクトロハウスよりのサウンドとなっています!

Habstrakt – French Press EP

 

Habstraktが2016年にNever Say Die RecordsからリリースしたEP。

全5曲収録のこのEPはライブ感というのを大切にしたかったそうで、各国のショーで制作途中の曲をかけてはホテルに戻って少しずつ変更や調整を加えて、最終的に母国のスタジオで完成させたライブアルバムとなっています!

またHabstraktは「The Lab」と呼んでいる癒し系ランプや変わった小物、沢山のデジタル/アナログのシンセなどを置いている自身のスタジオがお気に入りで、そこでよく曲のアイデアを練っていたのですが、最近はスタジオ以外の場所でもアイデアの構想を考えるよう意識しており、“Heyo”の最初のアイデアはアメリカにあるMust Dieのリビングルームで思い付き、“Clowns”に関してはフィジーの空港で思い浮かんだそうです。

おわりに

いかがでしたか。

Habstraktがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。

12月29日(日)にclub joule、12月30日(月)にCircus Tokyoで開催されるHabstraktの初来日公演は、東京のみ未成年も入場可能なデイパーティーとなっているので是非お見逃しなく!!

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