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大型イベントの開催を目前に控えた「Beginning」と「ATG management」のプロモーターにインタビュー!

大型イベントの開催を目前に控えた「Beginning」と「ATG management」のプロモーターにインタビュー!

これまでジャンルレスに旬なアーティストを多数招聘してきた「Beginning」と「ATG management」が、スペシャルゲストにJoe Stone, Bali Bandits, Still Youngの3組を招いたイベントが大阪(8/11: ATG Sessions)と東京(8/12: Beginnin’ Sessions)で開催されます。

そこで今回、イベント開催を目前に控えた「Beginning」のプロモーターをされているSAKOさんと「ATG management」のプロモーターをされているNaokiさんのお2人に、それぞれイベントをスタートしたきっかけや今回のイベントでのアーティスト選定、これまで最も印象に残っている出来事などについて語ってもらいました。

インタビュー内容やイベント情報もまとめたので、今回の開催の経緯などを読んで当日イベントに遊びに行ってみて下さい!

前売り券のご購入はこちらから
・ADV : ¥4,400 / 別途入場時 1D
・DOOR : ¥5,000 / 別途入場時 1D

 

​​ ATG managementの紹介

Naoki:
ATGの名前は” Across The Globe “の略で”世界との橋渡し”という意味なんです。実はLucas & SteveのStevenが一緒に考えてくれたんです。オーガナイズチーム +プロモーションチーム + アーティストブッキングチームの3チームで構成しているのでManagementになっています。
イベント名はATGにしていますが、各部門が独立しお互い意見を言い合い1~10までチームでやってます。

Beginningの紹介

SAKO:
来年2月には丸6年になるんですけど実際に海外アーティストを招集し始めたのは3年くらい前で今は毎月1,2回のペースで開催しています。イベントの色ってジャンルで決まりがちなんですが僕らはそうではなく旬であったりアップカミングなアーティストを中心に呼ぶことでパーティーの色を出しています。あと基本的には初来日アーティストを狙っています。
もともと未成年も参加できるデイイベントでやっていて今もほぼデイイベントでやってます。僕らのBeginningでクラブデビューや海外アーティスト公演デビューの人だったって人も多くそういう意味では”Beginning”というイベント名は正解だったのかなと思っています。

運営面では基本的には僕自身でアーティストをブッキングしてイベントのオーガナイズまで持っていってるのですがその過程でBeginningのコアメンバーや参加してくれるDJ/VJさんや箱側のご協力、そしていつも来てくれるお客さんなしには成り立ちません。みんながまだ日本で見たことなか?ったアーティストをBeginningで呼んでほしいという期待も感じています。
また6年近くやっていればBeginningからクラブデビューやDJをやり始めた人も多くいますし、その人達が20歳になってナイトクラブに続いたりDJをしてクラブの裾野を広げることもあると思います。そういう意味ではBeginningは僕個人イベントというよりは今のクラブシーンの中の重要なインフラの1つになってきているのかなと思うときもあります。まあ結構自由にやりたいことをやっていますが笑

なぜATG management始めたか

Naoki:
最初は2年前のLucas & Steveですね、サコさんから「彼らの初来日公演一緒にしないですか?」と誘ってもらったのがスタートです。繋がりのあるクラブにLucas & Steve大阪公演の企画書を作成し投げたんですけど、断られたんです。その後Mestoも「パンチ力ない」って断られました笑

諦めかけてたんですが、どうしても大阪公演をしたくてWTPに電話し『一緒にやろう』と伝えました。
これまでお付き合いさせてもらっていた各関係者やクラブそしてプレスにも協力頂き、本当に小さな積み重ねで大阪に呼ぶことになりましたね。自分が全額費用を出してクラブ借りてイベントするってこれまで考えもしなかったですね笑
この公演は、YouTubeだけの世界だったアーティストが目の前に、そして年齢関係なく楽しめたって事で、今では当たり前になった大阪デイイベが定着したきっかけになったと思っています。
「お年玉を前借りして来ました」とか「親にクリスマスプレゼントとしてチケット買ってもらいました」とか10代からのDMが多くて感動しました。”やって良かった!これからも俺らでやろうぜ!”って打ち上げで話したのがスタートです。
いつもWTPが言ってます「他のチームがやらないんだったらATGでやりましょう」って。今は6人のチームメンバーでATG Managementとして活動してます。

なぜBeginning始めたか

SAKO:
もともとは東京の荻窪にあるRevivalっていうスタジオでネットの力を借りてDJ始めたばかりの人たちを集めてDJ練習会をしていたのが始まりで、20~30人くらい集まったところでRevivalの同系列だった中野Heavy sick ZEROで空きが出たらからイベントどう?ってお誘いがあって2014年にDJやり始めの「Beginners」が始めたイベント「Beginning」をスタートさせました。
そこからはsolfaとWOMB Loungeでそれぞれ2年近くやって今はほぼCIRCUSで開催しています。最近ではJaxxさんのSushi Recordsや名古屋のWataruくんとコラボイベントなどもやってますが、2017年末のLucas & Steve初来日公演のときからATGさんとはがっつり組ませてもらっています。彼らとやってなければLucas & SteveもMestoも呼べなかったわけですしBeginningの飛躍もなかったかもです。

Sessions開催の理由

SAKO:
もともとナオキくんから今まで呼んだアーティストの流れの中で大きなイベントをしようと話していました。その前にJoe Stoneは早くからブッキング狙っていて単独で呼ぼうとしていましたが、Bali Banditsも同じエージェントだったのもありSessionsで二組とも呼ぼうとなりました。もともとBali Banditsはお客さんからの要望も高かったですしね。どちらも初来日でBeginningらしいブッキングができたと思います。
また今回はBeginningでは初のContactでやることも大きいですね。都内屈指のストイックな箱で開催できることはプレッシャーでもありますが楽しみでもあります。

Naoki:
このSessionsはサコさんから説明があった通り2019年に開催する事は決めていました。3組招聘する事は決まっていたんですけど、会場もアーティストも決めてませんでした。
「これまでで1番大きなイベントにしよう」とサコさんと話していました。
昨年10月からJouleにATGが入らせてもらってるんですが『ATGでやりたいんやろ?お客さん喜ぶんやろ?お客さん喜んでもらえるならやろや!』とjoule代表に言われて大阪は最終決定しました。打合せの時に鳥肌立ったのは初めてでした笑
最高のアーティストと大阪随一のクラブでオーディエンスの皆さんに「これフェスやん!」と名実共に評価されるイベントをしたかったんです。

アーティスト3組を選んだ理由

Naoki:
Bali BanditsとJoe Stoneはサコさんから説明あると思いますが、僕達もやりたかったアーティストだったので楽させてもらいありがとうございました的な感じでした。
あと1組はATG側で決める内容でサコさんからもお任せしますと言われたのと、ジャンルを固めたくなかったのでManseぶりにProgressive Houseで走ろうと考えました。
1つ1つ条件を出したり、こういうイベントにしたいって相手に伝えてたところ、3組から興味あるって連絡来たんです。
その1組がOtto knowsで、どうしてもやりたかったので抑えに行こうと動いてたんですが、話を進めるうちに日程が合わない事が分かりました。Ottoがダメならこのアーティストしか居ないって決めかけていたので、こちらから最終オファーを纏めてパソコンと向き合ってたところにInstagramストーリーに通知入ったんです。それがStill Youngでした。

Still Young & Kosling | When We Were Young (feat. OMZ)

 

友達と焼肉を食べてるストーリーに『おいしそうだね^^元気?』と入ったので久々だったし電話しようってなったんです。どっちと話してるのか分からなかったのもあったので笑
お互い近況報告をして、新曲が~とか、次のイベントの企画しててProgressive Houseやりたいんだよね~って伝えたら「よし!日本に行こう!」と彼が言ったんです。
これまで公演オファーを断ったり、楽曲をリリースしない背景を聞いてたし、冗談だって思ってたんですが、あれよあれよと話が進んで行って「え?本当にする?」ってその日になりました。オファー自体はこちらの話を全て聞いてくれて、大体3時間ぐらいで着地しました。
「良いパーティーにしよう!最高の夏の思い出にしよう」と言ってくれて、Still Youngが来てくれるって実感湧きました。嬉しくてすぐサコさんに連絡しました「1組決めました」って。

SAKO:
Bali Banditsは不定期実施しているで海外アーティスト来日希望アンケートで常に上位に上がるアーティストだったし、もちろんリリースされる音も素晴らしかったです。Joe Stoneは個人的な理由で呼びたかったんです笑。上に書いたとおりJoe StoneとBali Banditsは去年から交渉始めてて年始にはもう決まってました。
Still YoungについてはNaokiくんが書いてくれています。今回BeginningとATGの強みや経験で実現できたある意味奇跡の3組なのでぜひ遊びに来てほしいです。

Bassjackers & Bali Bandits – Are You Randy? (Official Music Video)

 

Joe Stone – Bug A Boo (Official Music Video)

 

今まで最も印象に残っている事や苦労した事

SAKO:
イベントって何ヶ月も前からこちら側が準備を繰り返してやっと当日を迎えます。ただ当日の雰囲気はやっぱりお客さんにも作ってもらっていると感じています。そういう意味では2018年のMesto初来日東京公演のMestoの登場シーンで機材トラブルがあって「Coming Home」の音が止まったときにお客さんの大合唱でMestoを助けた奇跡は印象に残る出来事の1つだと思います。

苦労は僕自身ドラムンベースのDJなのでドラムンベースのアーティストも呼んでBeginningやっているのですがそこが中々収支的に厳しいので苦労しています。けどその苦労自体がモチベーションになっているので他のジャンル同様にドラムンベースも日本で盛り上がるようにがんばっていきます。

Naoki:
印象に残っている事も苦労した事も一緒なんですが、Sagan公演です。やっとの思いで手にした大阪単独公演でした。
台風21号が大阪を直撃し関西空港が閉鎖し、彼のフライトもキャンセルになりました。
事情が事情なので公演自体キャンセルだなと諦めていたんですが、Saganとマネージメントからどうしても振替公演してくれと連絡が入りました。Adam店長に何度も電話してクラブの空き状況、振替が可能かのお願い。日程が決まったらWTPからDJやVJが出演出来るか調整。就労Visaの残数を調べたりフライト変更が可能かマネージメントが探したり。iFLYERからキャンセル手続きと振替公演のアナウンス準備をしてもらい、、、もうバタバタでした笑
フライトキャンセルの約4時間後に振替公演アナウンスが出来ました。
その日の出来事は今でもハッキリ覚えていますし、その時は時間が止まって欲しかったです。遠方から楽しみに来てくれるお客さんも多く、振替公演準備中じゃなく振替公演として謝罪したかったんです。
彼の空港ピックアップそして新幹線乗り口案内や帰国も東京の関係者に協力してもらいました。公演日はZonderling公演と連日だったので、僕一人じゃなくてATGがチームとして動かなかったら実現出来なかったと思っていますし、なにより状況を理解して頂き暖かい言葉で拡散してくれたお客さんに本当に感謝しています。

ちょっとした裏話なんですが、Saganからステージに上がったら「待たせてごめんねって伝えたいんだけど良い?」って聞かれました。僕も賛成して彼が「待たせたね大阪!」と叫んだ時のオーディエンス歓声は今でも覚えています。本当に色々あったので彼自身もオーディエンスに会いたい伝えたいって気持ちが強すぎて、実はヘッドホンを楽屋に忘れて来たんです。本当に優しくて良い人過ぎて、、ですがその時裏はバタバタでした笑

今後の展望やイベント情報

SAKO:
基本はこちらからこのアーティストを呼ぼうと狙ってブッキングしてイベントするのですが、たまにアーティスト側からブッキングしてほしいとリクエストが来ることがあり、もちろんイベントが成り立つかは考慮しますがそういうアーティストは夏場多いので8月9月は5回以上Beginningやる予定です。
海外アーティストアンケートなども不定期でやってて、お客さんの要望などから呼ぶこともありますのでぜひご要望をお寄せ下さい!!

Naoki:
8月11日のSessionsが終わるとATGは第二章に入ります。新しい動きも増えて、ナイトイベントやこれまでのジャンル以外のアーティストも企画しています。
WTPがメンバー補強もしたので、僕が関わらないATGオーガナイズイベントも増えてくると思います。
現在僕はATGにガッツリではなくヨーロッパの代理店、そしてアジアマーケットの韓国や台湾そして中国のプロモーターと新たな活動をスタートしました。これまで以上に大阪で面白い事が起こるかもしれません。

イベント概要

BeginningとATG managementによる大型イベントがついに今週末、東京と大阪で開催!

ATG managementによる『ATG Sessions』は8月11日(日)に大阪のClub Jouleで、Beginningによる『Beginnin’ Sessions』は8月12日(月・祝)にContact Tokyoで開催され、東京・大阪公演ともに未成年も入場可能なデイパーティーとなっています。

両公演ともスペシャルゲストとして、Joe Stone, Bali Bandits, Still Youngの3組が登場するので簡単に紹介します。

Joe Stoneとは

オランダ出身のDJ/プロデューサーで、かつてはR3habとHavana Brownの”You’ll Be Mine”, Sharon Doorsonの“High On Your Love”“Fail In Love”, “Killer”など有名アーティストの楽曲をプロデュースしており、2015年にSpinnin’ Recordsと契約してからは“The Party”“Man Enough”などのヒット曲を同レーベルから多数連発。

Joe Stone – The Party ft. Montell Jordan (This Is How We Do It) [Official Music Video]

 

Joe Stone & Ferreck Dawn – Man Enough (Official Music Video)

 

現在は主にHouseシーンで活躍していますが、以前は UK GarageやSpeed Garageを中心に手掛ける「Inmado」名義で活動しており、DVBBSとDropgunのコラボ曲“Pyramids”のInmadoによるリミックスは、Spinnin’ Recordsのリミックスコンテストでも1位を獲得しました!

 

Bali Banditsとは

これまでSpinnin’ RecordsやHardwellのレーベル Revealed Recordings、Don Diabloのレーベル Hexagon、Tiestoのレーベル Musical Freedom、KSHMRのレーベル Dharma Worldwideなど大手レーベルからリリースを重ねている今注目のオランダ出身のDJ/プロデューサー・デュオ。

Bali Bandits – Bend It [OUT NOW!]

 

Bali Bandits – KABOOM

 

Bali Bandits – Lucky Chances (feat. KSHMR) [Official Audio]

 

Big RoomやElectro Houseから現在のフューチャーハウスにスタイルを転身した現在も、トップDJはじめ、Future House好きの多くのファンから圧倒的な支持を得ています!

 

Still Youngとは

Swedish House Mafiaのメンバー、Steve Angelloからもその才能を認められ、彼のレーベル Size Recordsとも契約している謎に包まれたDJ/プロデューサー・デュオ。デビューソロトラック“Midnight”はいきなりBeatportのProgressiveチャートでトップ10入りを果たし、レーベルボスのSteve Angelloとも“Follow Me”でコラボレーションが実現。

Still Young – Midnight

 

 

KryderやTom Staarとのコラボ曲をSpinnin’ Recordsからもリリースしており、Progressive Housシーンを語る上で絶対に外せないアーティストのひとりです!

Kryder & Still Young ft. Duane Harden – Feels Like Summer (Original Mix)

 

Tom Staar & Still Young – Wide Awake (Original Mix)

 

1日に豪華3組のアーティストを体感でき、Progressive House, Future House, House Musicといった様々なジャンルを一度に楽しめるBeginning、ATG management史上最大のイベントとなっていますので、この貴重な機会をお見逃しなく!

Club Joule Presents ATG Sessions

公演日: 8月11日(日曜日)
公演時間: 13:00 – 20:00
会場: Club Joule
ラインナップ:
Still Young, Joe Stone, Bali Bandits,
WTP, KENJI, HappiNess, TAKU, Gemma, Yuto, Aice, YUHEY, Yusëi, Right, Kenty, Nanako Yamane, lates, dejinosuke, Kanon,

前売り券のご購入はこちらから
・ADV : ¥4,400 / 別途入場時 1D
・DOOR : ¥5,000 / 別途入場時 1D

 

Beginnin’ Sessions at Contact

公演日: 8月12日(月曜日・祝日)
公演時間: 15:00 – 22:00
会場: Contact Tokyo
ラインナップ:
Still Young, Joe Stone, Bali Bandits,

[Studio X]
Pharien, qlius, Revol, GOZA, TAMA, DJ threestar
VJ: rumitoast, zukutya

[Contact]
SAKO, UTAKICHI, TOMATO, Mocha, Raku, Gransnow, RA!NBOWJET, THA G-$MOKE, Shiono, Banana, Plugue, SASO

[Lounge]
DJ YAMAGUCHI, Azrit, Airis, kei-9, SHIRIA@, CROUTON, Ikoa, lates, Spany, OGS, CHORDTUNEZ, DJ ZAZEN

 

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