本日は先日の初来日公演でも大きな話題を呼んだベースハウス系プロデューサー、Ibranovskiについて紹介します!
Ibranovskiとは
Ibranovskiとは、オランダ出身のDJ/プロデューサー。
本名はAdi H.Ibrahimovicで、1994年2月5日生まれの現在25歳です。
難民家庭で生まれたIbranovskiは子どもの頃からお金がなく、自分自身が明日生きるため、そして家族にもお金を渡すために毎日毎日必死に働いていました。
両親が離婚した後はほんの少しだけ余裕が出たものの、結局は自分が挑戦して何か変えないと人生や環境は大きく変わらないことに気付きます。
Ibranovskiは子どものときからサッカーが大好きな少年でしたが、友人とナイトクラブに行き出すようになってからは音楽の虜となり、DJ/音楽のプロデュースをすることを決意します。
過去にBlasterjaxxと同じスタジオを使っていて彼らのチームとも仲良くなったのですが、当時、Blasterjaxxからは大きなインスピレーションを受けたそうで、彼らの影響でEDMにハマったそうです。
そのため、その頃はビッグルームの曲ばかり作っており、そのときに「Ibranovski」というステージネームも付けたのですが、Blasterjaxx本人たちもよく自分の曲をかけてくれていたとのこと。
2013年にはSpinnin’ RecordsのサブレーベルでSander van DoornのレーベルであるDOORN Recordsとデビューシングル“Vicious”を契約したのですが、まだ無名に近かったにも関わらず、この曲はBeatportのメインチャートで16位を獲得するなどのヒットを記録しました。
それからは他の大手レーベルからも曲をリリースし、BlasterjaxxやSyzz, Badd Dimesといったアーティストたちともコラボするようになり、瞬く間に人気は急上昇。
その後、Ibranovskiプロジェクトをスタートした当初から周りに付いていたチームがバラバラになって自分の元から離れたときに、当時ビッグルームはまだ盛んだったものの自分だけがそのシーンに取り残された感覚に陥ってしまい、Ibranovskiを再起動させる意味も込めて、それまでSoundCloudにアップしていた曲を全て削除し、純粋に好きだったハウスシーンへと移行したのです。
2017年からは「Ghetto Mainstream」というシリーズもののEPもスタートし、Hardwellのレーベル Revealed RecordingsやMartin Garrixのレーべル STMPD RCRDS, Tchamiのレーベル Confessionといった様々なレーベルからリリースしたことでも話題になりました。
2018年12月にConfessionから「Ghetto Mainstream」シリーズ第6弾をリリースしたのを最後に、このシリーズでファンに表現できることは全て示すことができたとして終了。
それからはBarong FamilyのサブレーベルでMoksiが立ち上げたMoksi FamilyからEP『Viral』をリリースしたり、Tchamiとも“Omega”でコラボを実現させました。
現在もハウスミュージックからは離れない範囲で色んなスタイルに挑戦しているとのことで、今後彼の音楽がどのように進化していくのかにも注目したいですね。
Ibranovskiのオススメ曲
Tchami & Ibranovski – Omega
フランス出身のプロデューサー、Tchamiとのコラボ曲。
グリッチなメロディに加えて、Tchamiのオールドスクールなフューチャーハウスと、Ibranovskiの革新的なベースハウスがバランスよく融合した1曲となっています!
Ibranovski – Viral
Moksi FamilyからリリースしたEPのタイトルトラック。
Ibranovski特有の打楽器などをふんだんに取り入れた中毒性の高いハウスミュージックとなっています!
Ibranovski – Primal Riot
「Ghetto Mainstream」シリーズラストの第6弾『The Lab Outbreak』に収録されている1曲。
若干Joyrydeを彷彿とさせるベースハウスを軸にWiwekのようなジャングルテラー要素も感じられるユニークな1曲となっています!
Ibranovski – Symmetry
「Ghetto Mainstream」シリーズ第4弾の『The Hood Philosophy』に収録されている1曲。
リリース前はSkrillexとJoyrydeのIDではないかとも噂されていた曲で、上の“Primal Riot”が好きな人は間違いなく気に入るであろうファンキーなフューチャーハウスとなっています!
Ibranovski – Snackbox
「Ghetto Mainstream」シリーズ第5弾の『The Mainstage Recipe』に収録されている1曲。
この曲もSkrillexやJoyrydeからもサポートされまくっており、出だしや中盤のメロディックな打楽器部分やクセのあるドロップが印象的です!
Ibranovski – Beggin’
パワフルなベースとクレイジーなドロップ音が面白いベースハウスとなっており、False Flag Recordsからのリリースです!
Ibranovski & Syzz – Smuggler
オランダ出身のデュオ、Syzzとのコラボ・ナンバー。
ロックで力強いビートと弾みのあるメロディが特徴的なエレクトロハウスに仕上がっており、Afrojackのレーベル Wall Recordingsからのリリースです!
Ibranovski & Syzz – Muscular
こちらもSyzzとのコラボ・ナンバー。
Hardwellが2016年のUltra Europeで初披露したことでも話題になった1曲で、フェス向きのパワフルなビッグルームとなっており、Hardwellのレーベル Revealed Recordingsからのリリースです!
Joyryde & Skrillex – AGEN WIDA (Ibranovski Remix)
イギリス出身のプロデューサー、Joyrydeのナンバーをリミックス。
かなり人気の高いリミックスでとなっており、リミックスだけでなくいつかJoyrydeとIbranovskiによるコラボも実現して欲しいですね!
IbranovskiはJoyrydeの“Madden”もリミックスしているのでこちらも聴いてみて下さい!
おわりに
いかがでしたか。
Ibranovskiがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。
2019年9月に初来日したときの反響具合からしても、今後さらに日本含め世界的に人気上昇するのは明白なので、是非注目していて下さい!
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