EDMが好きな方なら一度はAlvaro(アルヴァロ)というアーティストの名前は目にしたことがあるのではないでしょうか。
世界的に人気の高いDJでありながら、まだ日本でプレイしたことはありませんでした。
しかし、そんなAlnaro(アルヴァロ)がもうすぐ初来日&パフォーマンスを行うことが決定しましたので、予習がてら覚えて帰って下さいね!
目次
- 1 Alvaroとは
- 2 “Make The Crowd Go”誕生秘話
- 3 トップDJが契約を取り合うほど人気!?
- 4 Barong Family所属!
- 5 Alvaroのオススメ曲
- 5.1 ALVARO & JETFIRE – Guest List
- 5.2 Alvaro & Joey Dale – Ready For Action
- 5.3 Alvaro & Mercer feat. Lil Jon – Welcome To The Jungle
- 5.4 Quintino & Alvaro – World In Our Hands
- 5.5 ALVARO & CARNAGE – The Underground
- 5.6 ALVARO – Shades
- 5.7 Diplo & Alvaro – 6th Gear (feat. Kstylis)
- 5.8 Alvaro & MOTi – NaNaNa
- 5.9 TST & Alvaro – Out Of Control
- 6 おわりに
Alvaroとは
Alvaro(アルヴァロ)とは、エレクトロ・ハウスやプログレッシブ・ハウスを得意とするオランダ出身のDJ / プロデューサーです。
本名はJasper Helderman(ジャスパー・ヘルダーマン)といい、1987年1月27日生まれの現在29歳。
小さい頃からクラブにあるようなレーザービームやライトに興味を示しており、音楽が好きで人を楽しませることが得意だったAlvaroは、家のリビングでよくDJの真似をして家族に披露していたそうです。
18歳の時にウェブサイトの構築やデザインを始め、10代の頃はフェスのグラフィック・デザインにも情熱を注いでいました。
クラブのイベントやフェスのアフタームービーの編集も手掛けていたそうで、フェスで撮影をしているうちに音楽にハマってしまいプロデュース / DJに転身!
今までの撮影や編集の仕事を通してプロモーターやアーティストと親しくなり、オランダの音楽業界とのパイプ作りにも成功したAlvaro。
それからは家にこもって曲の作り方を教えている動画やウェブを見ては実践を繰り返す毎日でしたが、彼のクリエイティブかつエネルギッシュな独自のスタイルはすぐに話題になり日に日にファンも増え、音楽業界からも注目されることになります。
ちなみに影響を受けたアーティストはPharrel Williams(ファレル・ウィリアムス)やTimbaland(ティンバランド)、Afrojack(アフロジャック)だそうで、特にPharrell Williamsの“Happy”がお気に入りソングとのこと。
2009年にはChelleyの“Took The Night”のリミックスを 「Spinnin’ Records」からリリースすると、この曲はオランダだけでなく世界各国でヒットし、彼の知名度を引き上げた代表的なトラックとなりました!
Tiësto(ティエスト)やDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ), Afrojack(アフロジャック), Martin Garrix(マーティン・ギャリックス), Hardwell(ハードウェル), Dimitri Vegas & Like Mike(ディミトリ・ベガス&ライク・マイク), Nicky Romero(ニッキー・ロメロ), Zedd(ゼッド), Diplo(ディプロ)といったトップDJたちもこぞってAlvaroの曲をかけるなど、多くのサポートも受けました!
こういった後押しもありAlvaroは世界中でパフォーマスするようになり、ヨーロッパの主要都市やブラジ、モロッコ、オーストラリア、アジアなどでのツアーも敢行しました!
「Spinnin’ Records」からリリースした“Make The Crowd Go”は、 Tiesto(ティエスト)やHardwell(ハードウェル)などから支持され、2013年にはTiestoやTommy Trash(トミー・トラッシュ)、Quintino(クインティーノ)らとともに『Tiësto’s Club Life College Invasion Tour』にも参加しました!
また同年にTiësto、Quintino(クインティーノ)と『Ultra Music Festival(ウルトラ・ミュージック・フェスティバル)』の公式アンセム・ソングも制作!
ティエスト, Quintino & Alvaro
価格: 250円
posted with sticky on 2016.5.26
この曲はTiëstoがブレイクとメロディを作り、Alvaroがドロップを担当、Quintinoも制作に加わり、『Tiësto’s Club Life College Invasion Tour』のツアー中に仕上げたそうです。
後にTiëstoとオランダ出身のEDMデュオ、Blasterjaxx(ブラスタージャックス)がリミックスしたバージョンも発表しており、かなりドープな仕上がりとなっています。
ティエスト, Quintino & Alvaro
価格: 250円
posted with sticky on 2016.5.26
もちろん制作だけでなくUltra Music Festivalにも出演したほか、Tomorrowland(トゥモローランド)やEDC Las Vegas(エレクトリク・デイジー・カーニバル), EDC New Yorkなどでもプレイし多くの観客を沸かせました!
“Make The Crowd Go”誕生秘話
Alvaroの代表曲としてまず挙げられるこの“Make The Crowd Go”。
この曲はリリース当時、クラブで流れない日はないほどの人気ぶりでYouTubeでも100万回以上の視聴回数を誇る大ヒット曲ですが、Alvaro本人が一番驚いているそうです。
というのも、この曲は2012年にリリースされましたが実際作ったのはリリースから2年程前の2010年とのこと。
作ったもののリリースするかどうか迷った挙句、リリースせずそのままほったらかしていました。
そんなある日、Alvaroが友人にこの曲を聴かせたところ、「何でリリースしないの!?」としつこく言われ、すぐに曲を完成させリリースに踏み切ったそうです。
リリースして間もなくTiestoやHardwell、Chuckie(チャッキー)、Showtek(ショーテック)などの大物DJたちがフェスやクラブでかけ、Alvaroを世界に知らしめたトラックのひとつにもなったことについて、全ては友人のあの一言のおかげだと語っています。笑
トップDJが契約を取り合うほど人気!?
“Make The Crowd Go”を制作した直後、TiestoとHardwellからほぼ同時に「この曲を自分のとこのレーベルと契約して欲しい。」というメッセージをもらったAlvaro。
しかし、すでに“Make The Crowd Go”は「Spinnin’ Records」と契約していました。
そこで他にも作っていたトラックを2人に全て送ったところ、Tiestoは“Make Me Jump”をHardwellは“Rock Music”を気に入り、自分たちのレーベルである「Musical Freedom」「Revealed Recordings」とそれぞれ契約することになったと言います。
ちなみにこの“Rock Music”はBeatport(ビートポート)のTOP100チャートで11位を記録すしています!
Barong Family所属!
MNNでも紹介したオランダ出身のEDMトリオ、Yellow Claw(イエロー・クロウ)。
彼らが2014年に立ち上げたレコード・レーベルがこの「Barong Family(バロン・ファミリー)」なのですが、Alvaroも契約しています。
彼以外にもオランダ出身のDJで民族音楽と動物の声を取り入れた「ジャングルテラー系EDM」で有名なWiwek(オイワック)やCoone(クーン)、オランダ出身の音楽ユニット,Mightyfools(マイティフール)なども所属している今勢いのあるレーベルのひとつでもあります!
特にWiwekとはいくつか一緒に曲も出しており、同じ曲のVIPミックス(自分が作った曲を自分でリミックスしたもの)も最近出したので聴いてみて下さい!
- Alvaro & Wiwek – Fire
- Wiwek & Alvaro- Boomshakatak ft. MC Spyder
- Wiwek & Alvaro – Boomshakatak ft. MC Spyder (VIP mix)
ところでBarong Familyを立ち上げたYellow Clawですが、先日の2016年5月7日に「新木場 ageHa」でプレイし、大盛況に終わりました!
そして来たる6月18日、同じくageHaにてAlvaroの初来日および日本での初プレイが決定しました!
4つあるフロアで世界トップレベルのジャンルレスなダンスミュージックとエンターテイメントを体験できる「The WonderNight」にスペシャルDJとして登場します!
またこの日のWATERフロアでは、Mitomi Tokoto(ミトミ・トコト)率いるアジアNO.1のGO GOダンサーズ、CYBERJAPAN(サイバー・ジャパン)による「BIKINI NIGHT SUMMER」もパフォーマンスを行われるので見逃さないで下さい!
>>>『ageHa SATURDAY “The WonderNight” feat. ALVARO』の詳細はこちら
Alvaroのオススメ曲
ALVARO & JETFIRE – Guest List
イスラエル出身のEDMデュオ、JETFIRE(ジェットファイア)とコラボしたこの曲は、Tiësto(ティエスト)のレーベル「Musical Freedom」からリリースされました。
ミステリアスでちょっぴり不気味なサウンドが逆に心をドキドキさせてくれます!
Alvaro & Joey Dale – Ready For Action
オランダ出身のDJ、Joey Dale(ジョーイ・デイル)とのコラボ・ナンバー。
ドロップの音が特徴的なエレクトロ・ハウスに仕上がっています!
攻めたドロップのサウンドとドロップ以外の美しいメロディとのギャップがたまりません!
Alvaro & Mercer feat. Lil Jon – Welcome To The Jungle
フランスを拠点に活動するDJ、Mercerとのコラボで、Lil Jon(リル・ジョン)をフィーチャリングしたナンバー。
この曲は当時かなり流行りましたね!
アラビアンなサウンドも良い意味でクセが強くて脳裏から離れません。
2013年にHardwell(ハードウェル)がUMFのメインステージでプレイした後、彼のレーベル「Revealed Recordings」からリリースされ、Beatport(ビートポート)のメインチャートでも3位を記録しました!
Quintino & Alvaro – World In Our Hands
オランダ出身のDJ、Quintino(クインティーノ)とのコラボ・ナンバー。
女性のヴォーカルが美しいビッグルームとプログレッシブ・ハウスがバランス良く融合された1曲となっています!
アップリフティングなシンセも爽快です!
Blasterjaxx(ブラスタージャックス)によるリミックス・バージョンも要チェックですよ!
ALVARO & CARNAGE – The Underground
「Spinnin’ Records」からリリースされたLA出身のDJ、CARNAGE(カーネイジ)とのコラボ・ナンバー。
聴いてみて何の音楽をサンプリングしているかすぐに分かりましたよね?
そう!ハリーポッターのあの有名なサウンドを使用しています!
あのミステリアスなサウンドを織り交ぜつつハードでパワフルな1曲に仕上げています!
ALVARO – Shades
センチメンタルさを備えたメロディが素晴らしいのですが、そんな美しいメロディからは想像できない土臭いドロップをかましてくる予想外の構成にやられちゃいました!
このドロップが流れたら間違いなく誰もがクレイジーになるはずです!
Diplo & Alvaro – 6th Gear (feat. Kstylis)
アメリカ出身の敏腕プロデューサー、Diplo(ディプロ)とのコラボで、Kstylisをフィーチャーしたナンバー。
Twerk(トワーク:お尻をフリフリ動かすダンスのこと。)しまくりの動画に合う、斬新なサウンドを使った踊りやすい曲に仕上がっています!
Diploとは過去にb2bで一緒にパフォーマンスしたこともあります!
Alvaro & MOTi – NaNaNa
MOTi(モーティ)とのコラボ・ナンバー。
サンプルのヴォーカルのせいでしょうか?
若干ですがCarnage(カーネイジ)とTony Jr(トニー・ジュニア)による“Michael Jordan”を彷彿とさせられます!
TST & Alvaro – Out Of Control
2013年に「Musical Freedom」からリリースされたTSTとのコラボ・ナンバー。
アングラ感がたまらないシックな1曲となっています!
おわりに
いかがでしたか。
Alvaro(アルヴァロ)は2015年の『DJ Mag TOP 100 DJs』で120位に選ばれており、今後100位圏内に食い込んでくる可能性が十二分に高いアーティストのひとりでもあります!
もうすぐ「新木場 ageHa」でAlvaroのイベントもあることなので、是非参加してその実力を目の当たりにしてください!
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