Zeddが2019年10月10日に投稿したブラックジョークの効いたツイートが話題となっています。(後述しますが、これはジョークではなく本当の話だとZedd本人から発表されました。)
そのツイートの内容とは、「サウスパークのツイートをイイネしたから、中国から完全締め出しをくらった」というもの。
I just got permanently banned from China because I liked a @SouthPark tweet.
— Zedd (@Zedd) 2019年10月10日
これは、今月2日に放送されたアメリカの過激な風刺アニメ「サウスパーク」の最新話である”Band In China(御一行、中国へ)”という回がもとになっており、この回では登場人物のランディー・マーシュが大麻ビジネス拡大のため中国を訪問するものの、逮捕されてしまい、刑務所で強制労働や再教育を強いられることになります。
You gotta lower your ideals of freedom if you wanna suck on the warm teat of China. #southpark23
Watch “Band in China”: https://t.co/GQEQL9ynCs pic.twitter.com/RepekgO3j9
— South Park (@SouthPark) 2019年10月7日
ランディーはその刑務所に収監されていたくまのプーさんとピグレットと話をするのですが、ピグレットが「プーと中国の習近平国家主席が似てると言う人がいるから、僕たちは中国で違法なんだ」と発言する場面まであったりと、中国を痛烈に風刺した内容となっています。
そのため中国の大部分で「サウスパーク」の視聴ができなくなり、中国の全てのソーシャルメディアや動画サイトからも削除される事態となりました。
この中国の措置を受けて、サウスパークの制作陣はツイッターで公式な謝罪文を表明したのですが、「中国による検閲が私たちの家や心の中にまで入ってくるのを歓迎します。私たちも自由と民主主義よりもお金の方を愛しています。習(国家主席)はくまのプーさんに全く似ていません。」「偉大なる中国共産党万歳!今年の秋のトウモロコシが豊作になりますように!中国さん、これでいい?」という皮肉たっぷりの内容を投稿したのです。
Watch the full episode – https://t.co/oktKSJdI9i@THR article – https://t.co/nXrtmnwCJB pic.twitter.com/Xj5a1yE2eL
— South Park (@SouthPark) 2019年10月7日
今回のZeddのツイートは、この”Banned In China(中国で禁止)”とかけたタイトルにように、中国による検閲を批判した「サウスパーク」を面白おかしく扱ったものと思われていました。
しかし、その後Zeddは「これはジョークではない。中国政府は自分たちのプロモーターに、もし(Zeddの)中国でのショーをキャンセルしなかったら、許可を剥奪すると通告した」と発表したのです。
このように今まで何度も物議を醸してきた「サウスパーク」ですが、この旬なタイミングで10月15日からNetflixにて日本でも配信されることが決定したので、気になる方はチェックしてみて下さい。
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⚡超スーパー重大発表⚡
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『#サウスパーク』10/15より#ネトフリ にて配信スタート‼️🎉#スタン #カイル #カートマン #ケニー#ネトフリで会いたかったよみんな pic.twitter.com/87BDawfqB1
— Netflix Japan (@NetflixJP) 2019年10月9日
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