MNNは皆さんのお力添えあって200記事を突破致しました!
いつも読んでいただき、ときにはリクエストまでしていただいたりと読者の方々には心から感謝しております。本当にありがとうございます!
これからも良質な記事をお届けるよう精進してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します!
200記事記念としてMNNのお気に入りの曲トップ50企画でもしようかと考えていましたが、とてもじゃないけど選びきれませんでした。笑
なのでいつものようにアーティスト紹介になるのですが、MNNのなかでも間違いなくお気に入りの曲トップ10に食い込むであろうDirty South(ダーティ・サウス)とAlesso(アレッソ)の“City Of Dreams”。
今回はこの名曲を生み出した世界的プロデューサー、Dirty South(ダーティ・サウス)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Dirty Southとは
- 2 グラミー賞にもノミネート!
- 3 バンド・プロジェクト「Ruben Haze」から生まれたヒット曲!
- 4 映画監督としての功績もあり!?
- 5 もうすぐDirty Southが帰ってくる!
- 6 Dirty Southのオススメ曲
- 6.1 Dirty South & Alesso ft Ruben Haze – City of Dreams (Showtek Remix)
- 6.2 Dirty South ft. Rudy – Find A Way
- 6.3 Dirty South – Speed of Life
- 6.4 Dirty South – Until The End ft. Joe Gil
- 6.5 Dirty South – With You ft. FMLYBND
- 6.6 Dirty South – Unbreakable
- 6.7 Dirty South – Freefallin’ Ft. Gita Lake
- 6.8 Dirty South – Just Dream ft. Rudy
- 6.9 Dirty South – All Of Us ft. ANIMA!
- 6.10 Zedd – Beautiful Now (Dirty South Remix)
- 7 おわりに
Dirty Southとは
Dirty South(ダーティ・サウス)とは、セルビア系オーストラリア人DJ / プロデューサーで、現在メルボルンとロサンゼルスを拠点に活動しています。
本名はDragan Roganovićで、1978年11月15日生まれの現在37歳となかなかのベテランクラスと言えます。
このステージネームは自分のアーティスト名を決めないといけないときに友人と思いついたらしく、別にアメリカ南部のヒップホップやクランク系の音楽を意味する「Dirty South」とは全く関係がないそうです。笑
ユーゴスラビア社会主義連邦共和国で生まれ幼い頃から音楽に興味津々だったDirty Southは、オーストラリアのメルボルンに引っ越した後、13歳のときからプロデュースを始めますが並行してDJのスキルを磨きました。
ターンテーブルを買う余裕は無かったため、古いNEC製のHi-Fiやテープデッキを使ってミキシングをはじめ、その後ブートレグ(商用目的のないリミックス)やマッシュアップ(2つ以上の曲を合体すること)の制作を開始。
十分にスキルを磨いた後、コンピューターやソフトウェア、キーボードを取り入れ2004年に「Dirty South」が生まれました。
とはいえ、家族共用のコンピューターで他のアーティストたちの曲のリミックスやマッシュアップを作っていたそうで、その作った楽曲をネットにアップしていたところ、オーストラリアのレコード・レーベル「Vicious Vinyl」の目に留まり、2005年に契約を果たします!
その後、レーベルから出した彼の作品は多くの賞賛を受け、ARIAミュージック・アワード(オーストラリア音楽業界大手のオーストラリアレコード産業協会が主催する、音楽業界の優れた作品を称える音楽賞)では“Best Dance Release(最も優れたダンス・ナンバー)”として2005年、2006年と2度もノミネートされています!
2006年に制作したニュージーランドの音楽バンド、Evermore(イヴモア)の“It’s Too Late”をリミックスしたナンバーは、オーストラリアのクラブチャートでナンバーワンを記録!
また2006年には「InTheMix 50 DJ Poll」というオーストラリア国内のDJランキングで、“Most Popular Producer Nationally(最も人気のある国民的プロデューサー)”として名前が挙がり、2007年には2位にランクイン!
ちなみにDirty Southは、イギリスの人気ラジオ・ミックス番組「BBC Radio 1」のホストを務めるPete Tong(ピート・トン)の「Essential New Tune awards」で初めて賞を獲ったオーストラリア人DJでもあります!
2007年にイギリスのDJ、Paul Harris(ポール・ハリス)とコラボした“Better Day”もまたPete Tong(ピート・トン)に気に入られ、たびたびラジオでプレイされ、元Swedish House Mafiaのメンバー、Axwell(アクスウェル)のレーベル「Axtone」から出した“Let It Go”は彼の名を一躍世界へ広めました!
「Axtone」と契約するきっかけにもなった“Let it go”は、Axwellも気に入ってくれリミックスまで制作することになり、その後も“Open Your Heart”などでコラボしています。
Dirty South
価格: 200円

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アクスウェル & Dirty South
価格: 200円

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Axwellと一緒に仕事をするため彼のスタジオに行く機会も多く、Sebastian Ingrosso(セバスチャン・イングロッソ)やSteve Angello(スティーヴ・アンジェロ)といったSwedish House Mafiaのメンバーみんな兄弟のように接してくれたそうです。
2009年にはマイアミのWMCで開催された「The International Dance Music Awards」で、多くのファンの投票のサポートあって“ベスト・リミクサー賞”を受賞!
2010年に出したRudyをヴォーカルに迎えた“Phazing”は、アメリカの大手オンラインミュージックストアであるBeatport(ビートポート)でベストセラーを記録!
この曲はオランダの人気DJ、Tiesto(ティエスト)が気に入りリミックスを作ったことでも話題になりました!
またDirty Southは後に自身のレコード・レーベルを立ち上げるのですが、その名前も『Phazing Records』とし、自身のポッドキャストも『Phazing Radio』と名付けるほど思い入れのある曲なのでしょう。
『Phazing Radio』では大好きな曲やよく自分のセットでかける曲をみんなに伝えたいいうコンセプトで行っており、自分のレーベルから出す新曲をかけるプラットホームとしても活用しています。
クラシックな曲も好きだというDirty Southは毎回、お気に入りのクラシックで〆ているので注目して聴いてみると面白いですよ!
過去に世界中が注目するUKのシンガー兼ラッパーのExample(エグザンプル)に対して曲をいくつかプロデュースしており、2011年にはアルバム『Playing in the Shadows』のために“Anything”という楽曲を、2012年には4枚目のアルバム『The Evolution of Man』のために“Say Nothing”という楽曲をプロデュースしました。
他にも大物ラッパーのひとり、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)やアメリカのポップガールズグループ、The Pussycat Dolls(プッシー・キャットドールズ), アイルランドの伝説的ロックバンド、U2, ラッパーのDiddy(ディディ)などなどジャンル関係なく50を超える数のアーティストたちとコラボやリミックス、プロデュースを行っています!
Diddyの“Coming Home”のリミックスを出した経緯についてですが、アメリカの大手レコード・レーベル「Interscope Records」からリミックスの依頼を受けたそうで、オリジナルのフックも素晴らしくこの曲がもともと好きだったこともあって依頼を受けて24時間以内にリミックスを完成させたそうです!
Diddy – Dirty Money
価格: 200円

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現在に至るまでCreamfieldsやUltra Music Festival, Tomorrowland, Global Gathering, Sensationなど世界各国のフェスティバルに軒並み出演しているほか、イビサ島やNYのPachaやUKのMinistry of Sound, USのMarquee NightclubやHakkasan Las Vegasなどの有名クラブでも度々プレイしています!
さらに世界の人気DJランキング『DJ Mag Top 100 DJs』では2007年にニューエントリーして以来、6年連続でランクイン!
(※2007年:98位、2008年:74位、2009年:59位、2010年:75位、2011年:93位、2012年:76位)
長年にわたってEDMシーンを牽引しているトップDJのひとりなのです!
余談になりますが、Dirty SouthにはNikola Roganovicという名の弟がいるのですが、プロのフットボール選手で元Melbourne Heart FC(メルボルン・ハートFC)というオーストラリアプロサッカーリーグに加盟するクラブのゴールキーパーをしていました!
弟は現在、NPL(ナショナル・プレミアグ・リーグ)でSouth Melbourne FC(サウス・メルボルンFC)の一員としてプレイしています。
フィールドは違うものの兄弟揃って世界で活躍しているとは大したものです!
グラミー賞にもノミネート!
皆さんの認識のなかでもDirty Southといえば「グラミー賞にノミネートされたことがあるDJ」として有名なのではないでしょうか。
そもそもグラミー賞にノミネートされること自体スゴイのですが、Dirty Southは2度もノミネートされるという偉業を達成しています!
まずアメリカ出身のDJ、Kaskade(カスケイド)の“Sorry”をリミックスした曲が2008年のグラミー賞で“Best Remixed Recording(最優秀リミックス曲)”としてノミネート!
そして2011年にもAxwellと共同でリミックスを手掛けたオーストラリアのロックバンド、The Temper Trap(ザ・テンパー・トラップ)の“Sweet Disposition”で同じくグラミー賞で“Best Remixed Recording(最優秀リミックス曲)”にノミネートしているのです!
オリジナルのナンバーだけでなくリミックスセンスも世界から認められているのですから、多くのアーティストからリミックスを依頼されるのも納得ですね!
バンド・プロジェクト「Ruben Haze」から生まれたヒット曲!
2012年に出した“City of Dreams”はDirty Southの最大のヒットとも言える代表曲のひとつ。
スウェーデン出身のDJ、Alesso(アレッソ)とのコラボでRuben Hazeをフィーチャーしたこの曲は、Beatportのトップ100でもリリースした初週に1位を獲得しています!
“City of Dreams”の成功を受けて、2012年の9月から12月の3ヶ月間北アメリカの30以上の都市を廻るツアー「City of Dreams Tour」を敢行し、各地で多くの観客を沸かせました!
この“City of Dreams”はじめDirty Southの曲でフィーチャリングされている「Ruben Haze」なのですが、シンガーだと思っていた人もいるかもしれませんが、実はDirty Southとオーストラリア出身のシンガー、Rudyによるバンド・プロジェクトで仮想のキャラクターを作り出しています!
そのためDirty Southのサウンドとは全く異なるそうで、エレクトロニック系の曲もプロデュースすることもありますがインディー・エレクトロやライブ志向が強く、EDMにこだわる必要がないため、自分たちが作りたい音楽を何の制約も無く作ることができるそうです。
はじめ、“City of Dreams”はこの「Ruben Haze」としての楽曲だったのですが、同時にハウス・バージョンも作りたい!と思ったDirty South。
その頃ちょうどツアーでオーストラリアに来ていたたAlessoと一緒に各地でギグをしており、Alessoにこのオリジナルバージョンを聴かせたところ大興奮してくれ一緒に曲を作ることになりました!
そしてオーストラリアでのツアーが終った後、メルボルンの自分のスタジオに連れてきて3日を費やし現在の“City of Dreams”が完成したのです!
- Ruben Haze- One Way Ticket
- Dirty South – Drifting ft. Ruben Haze
- Dirty South – Gods feat. Ruben Haze
映画監督としての功績もあり!?
DJ / プロデューサーとしてDirty Southを知っている方は多いと思いますが、実は映画監督としても活躍していたのはご存知でしょうか。
アルバムをいくつか作り終えたとき何か別の違うことをしたいと思い立ち、昔から興味があったという映画の世界に飛び込みます。
そしてタイムトラベル系のラブストーリー映画『With You』を制作したのですが、今まで一度も映画を作った経験がないのにも関わらず、指揮・監督・撮影をDirty South本人でしているというので驚きです。
https://www.youtube.com/watch?v=oLTxJobLx9A
この映画を撮っている最中に制作したというアルバム『With You』はもはや映画のサウンドトラック的な位置付けでもある、彼のトレードマークでもあるハイエナジーなダンストラックが多数収録されています!
はじめ10曲ほど作った後、まだ映画の描写のなかで音楽が足りない部分があると感じ、残り2曲を付け加えて完成したそうです。
このようにサウンドトラックを作りたい願望もあるそうで、大好きなAl Pacino(アル・パチーノ)監督の『Scarface』などのアグレッシブな映画のサウンドトラックを作ってみたいそうです。
その後も実際の事件に基づいたクライム・ムービー『Suburban Cowboy』も撮り、映画監督としても有名になりつつあるDirty Southですが、もしまた映画を作るのであればどんな作品になるか楽しみです!
もうすぐDirty Southが帰ってくる!
CYBERJAPAN(サイバージャパン)が主宰を務めるパーティー「WORLD WIDE」の記念すべき第一弾ゲストとして2009年の4月28日に日本(会場:WAREHOUSE702)で初めてプレイしたDirty South。
そのときはMITOMI TOKOTO(ミトミ・トコト)とともに最高の夜を演出してくれました!
そして来たる10月22日(土)、東京 新木場 ageHaにDirty Southが出演することが決定しています!!
Dirty Southは去年2015年もageHaに登場しているのですが、そのときは13周年のアニーバーサリーパーティーということもあってオランダ出身のDJ、Quintino(クインティーノ)とともにダブルヘッドライナーを務めたのも記憶に新しいですよね!
https://twitter.com/t_crouch_z/status/779665781927718914
今回でageHaの出場2度目となるDirty Southは今まで以上のスキルと良曲を引っ提げて待望の再来日となります!
早くもSNSで再来日を待ち侘びる声が多数上がっていますが、MNNもそのうちの1人で非常に楽しみです!
Dirty South関西方面はなさげなかな
遠征するなら今のうちにバス取ったほうがええかな— YUDΛI (@udud_kyoto) September 27, 2016
https://twitter.com/osugi_yoshi/status/781706628949155840
https://twitter.com/rhjt_yh/status/779664646282223616
Dirty Southのオススメ曲
Dirty South & Alesso ft Ruben Haze – City of Dreams (Showtek Remix)
Dirty Southがスウェーデン出身のDJ、Alesso(アレッソ)と組んだ自身ナンバーワンの大ヒット曲“City of Dreams”をオランダ出身のEMデュオ、Showtek(ショーテック)がリミックスしています。
キレイめなプログレッシブ・ハウスである原曲の良さを残しつつ、ドロップはShowtekらしい弾みのあるヘビーなサウンドにアレンジされています!
ダーティー・サウス & アレッソ
価格: 250円

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Dirty South ft. Rudy – Find A Way
親友でもあるオーストラリア出身のシンガー、Rudyとタッグを組んだナンバーですが、非常に美しいメロディックなシングルとなっています!
サウンドトラック的なアルバムを作りたいと思って出した『With You』後久々のクラブ・バンガーだっただけに気合いが入ったそうです!
Dirty South – Speed of Life
2013年に「Ministry of Sound Australia」ならびに「Phazing Records」から出したアルバム『Speed of Life』のタイトル・トラック。
このアルバムのなかでMNNが1番のお気に入りでもあるこの曲はエネルギッシュなプログレッシブ・ハウスとなっています!
またこのアルバムに収録されている“Reset”もオススメなので聴いてみて下さい!
Dirty South – Until The End ft. Joe Gil
LAを拠点に活動するミュージシャンのJoe Gil(ジョー・ギル)をフィーチャーしたナンバー。
2013年にリリースされた曲なのですが、未だなお色褪せないDirty Southの名曲のうちのひとつ!
美しいサウンドとコーラスが素敵過ぎて表現する言葉がありません!笑
Dirty South – With You ft. FMLYBND
上でも紹介したDirty Southが監督を務めたショートフィルム『With You』のサウンドトラックにもなっており、アルバム『With You』のタイトル・ナンバー。
ただただ「美しい」の一言に尽きます!
映画の描写が浮かんでくるような感動的なサウンドで心に響きます!
Dirty South – Unbreakable
https://www.youtube.com/watch?v=iBQCK16yhyc
Dirty Southファンの間では特に人気が高いナンバー。
透き通るような男性ヴォーカルが滑らかなプログレッシブ・サウンドにマッチしています!
オランダ出身のEDMデュオ、DubVision(ダブビジョン)によるリミックス・バージョンはよりハイエナジーなサウンドとなっていてこちらもオススメです!
Dirty South – Freefallin’ Ft. Gita Lake
女性シンガーソングライターのGita Lake(ギタ・レイク)をフィーチャーしたナンバー。
スローテンポなチルアウト系サウンドが心地よいのですが、同時に壮大さも兼ね備えています!
Dirty South自身がさらにリミックスを加えたバージョンもあり、こちらはアップビートなプログレッシブ・ハウスに仕上がっています!
Dirty South – Just Dream ft. Rudy
こちらもオーストラリア出身のシンガー、Rudyをフィーチャーしたナンバー。
力強いピアノの音色がアクセントになったユニークな1曲!
Rudyとは9年ぐらい一緒に仕事をしているだけにこの組み合わせは間違いないですね!
Dirty South – All Of Us ft. ANIMA!
女性シンガーのANIMA!をフィーチャーしたナンバー。
ギターのループと流れるようなビート、そしてANIMA! の優しい歌声がクセになる至極の1曲です!
スイス出身のDJ、EDXがこの間のSunrise Festivalでこの曲をかけていましたが、大盛り上がりでした!
Zedd – Beautiful Now (Dirty South Remix)
ロシア出身のDJ、Zedd(ゼッド)の人気ナンバーをDirty Southがリミックスしています。
オリジナルを越えそうな完成度の高さで、センチメンタルさ漂うサウンドがたまりません!
ZeddとDirty Southはプライベートでも交流があり、画像からも仲睦まじい様子が分かります!笑
おわりに
いかがでしたか。
Dirty South(ダーティ・サウス)がどれだけ注目を集めているDJでどんな曲を作るプロデューサーか分かっていただけたでしょうか。
そしてここまで読んだらDirty Southの決めポーズが何か気づきましたか?
そう!舌をちょっと出しての裏ピースです!
10月22日(土)はこの決めポーズを生で拝めるかもしれませんね!笑
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