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HardwellやArmin van Buurenのレーベルからもリリースしている今注目の日本人プロデューサー、Pharienにインタビュー!

HardwellやArmin van Buurenのレーベルからもリリースしている今注目の日本人プロデューサー、Pharienにインタビュー!

大手海外レーベルからもリリースを重ねている今注目の日本人プロデューサー、Pharienにインタビューさせていただきました。

Pharienは事務所にも所属せず自分の実力のみで、Revealed RecordingsやNeon FruitsやLowly Palace, Melodic Tunes, Ensis Records, Overture Recordings, Pink Shrimp Recordsといった大手レーべルから曲を出し、Hardwell,やDon Diablo, Ummet Ozcan, R3HABといったトップDJたちからもサポートされています。

Hreez & Pharien – Heartbeat

 

さらに先日、ダンスミュージックシーンの最大手とも言えるSpinnin’ Recordsとも専属アーティスト契約を結びました!

インタビューでは2019年7月5日(金)にArmin van Buuren主宰のレーベル Armada Triceからリリースしたばかりの新曲“Tell Me The Truth”についても聞いてみたのでチェックしてみて下さい!

Q1: まず簡単な自己紹介をお願いします。ダンスミュージックとの出会いやどうしてDJ/音楽のプロデュースを始めようと思ったのか、そのきっかけとなる出来事もありましたら教えてください。

Pharienと申します。名前の由来は、漠然とPから始まる名前にしたくて、偶然見た”アーサー王と円卓の騎士”の英雄の1人からから取りました。国によって発音が違うみたいですが…。
僕の音楽の始まりはピアノとギターなのですが、高校生の頃EDMを知り、Martin GarrixやKrewellaなどの楽曲の使用機材などを紹介しているサイトで”FL studio”と言うDAWを知った事で、デモ版にすっかり魅了されて製品版を購入した事でしょうか。その頃ちょうど受験期で、僕は受験とかテストの時期に勉強とは関係ない事に没頭してしまう人で、その時のそれが作曲だったみたいです。

Q2. いつもどのような生活を送っていますか?また普段どういった音楽を聴いていますか?

普段は学生をやる傍らバイトや作曲などに勤しんで居ます。
聴く音楽は場面によって変えてて、例えばバイトや学校に行く前は少しアップリフティングなテックハウスなど、その帰り道にはAnjunadeepなど出ている静かなDeep Houseなどが多いです。
でもいきなりSkellismとかを大音量で聴きたくなったりもしますよね、分かります。

Q3: 音楽面で影響を受けたアーティストはいますか?またお気に入りの曲などがありましたら教えてください。

ココ最近のプロダクションスタイルで影響を受けているのはFunkin’ Matt, Metrush, BLR, Deependなどでしょうか。彼らの作るFuture Trance, Deep Houseから学ぶ事は多いです。
最近見つけたお気に入りの曲だと、EDXがAmba Shepherdをフィーチャーしてリリースした“Off The Grid”と言う曲です。ドロップはしっかりEDXのDeep Houseなんですが、ブレイクでディスコ要素があり、とても面白い曲です。

EDX & Amba Shepherd – Off The Grid (Official Music Video)

 

Q4. Revealed RecordingsやStrange Fruitsといった大手レーベルからも曲をリリースされていますが、契約に至るまでのストーリー等がありましたら教えてください。

両方ただデモ提出フォームから送った曲を聴いて気に入って貰ったと言う点は共通しています。
Revealedから気に入ってもらえたメールを受け取った時は友達とゲームしていたのですが、大声で叫んだ記憶があります。
Strange Fruitsは最初のリリースまでデモをかなりの量断られていたのですが晴れて“There For You”をリリース出来る事になった時は本当に嬉しくて、友人のプロデューサーのFiftee Westにいきなり電話をかけたのを覚えています。最初のリリースまでの道のりは遠かったものの“There For You”に対してのリアクションが良かったらしく、オーナーのSteve Voidにもっと君のデモが欲しい、と言われていて、やはり諦めない事は必要だなと再確認しました。

Pharien – There For You

 

Q5: 先日、Spinnin’ Recordsと専属アーティスト契約を結ばれたというニュースはかなりの反響がありましたが、Spinnin’も同じようにデモ提出フォームから送って契約に至ったのでしょうか?

オランダにSwenと言うフリーランスのタレントスカウトをやっている友人がいるのですが、彼は僕が“Everlasting”と言う曲を出した時に「君の曲を気に入ったからもし未公開のデモがあれば送ってほしい」と言ってくれました。最初は半信半疑でしたが彼に曲を渡したところArmadaに送ってくれて、無事Armadaのリリースが決まりました。

 

Spinnin’も彼がHead A&RのJornのメールアドレスを教えてくれたおかげでコンタクトを取る事が出来ました。全ては彼のおかげかもしれませんね。彼に曲を幾度も送るうち返事が来て、「君は僕のウォッチリストにすでに入っているよ、この曲はSpinnin’にピッタリだ!」と即契約が決まりました。それも信じられなくて友人の22Bulletsなどにこのアドレスって本当に彼のアドレス?って聞いて回ったのを思い出します…本当にトントン拍子で話が進んでいたなあと今では思います、1か月も前の話ですが(笑)

 

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I’m so proud to announce that I exclusively signed to @spinninrecords as an artist! More news coming real soon:) Shout out to @jornheringa for believing my music ❤️

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Q6: 以前SNSで、”Nightfade”のようなビッグルームは今後作らないとおっしゃっていましたが何故ですか?ハウスやフューチャーハウスなど幅広く制作されていますが、今後はどういったサウンドを作っていきたいという展望はありますか?

確かにBigroom,Progressive Houseもカッコイイし好きなのですが、もう進化が見られなくて、同じようなリードのサウンドにメロディ、ベースラインやフィル、曲全体の展開などほぼ似通っていてあまり面白く無いと感じてしまったせいです。
これからはFuture Trance(Future Houseの派生で、もっとループ色が強くトランシーなシンセやコード感が特徴)と言うジャンルを基盤にいつでも目新しく、それで居て基本の部分は踏襲したスタイルをやっていこうと考えています。
またK-Popへの楽曲提供に興味もあり、その方面での活動も視野に入れています。

Pharien – Nightfade [FREE DOWNLOAD]

 

Q7: 今回Armada Triceからリリースが決まった新曲”Tell Me The Truth”について、制作秘話やコンセプト等を聞かせてください。

この曲を作る前からFuture Tranceと言う物に興味があって、この曲が習作になればいいかな、と思っていました。 友人の22Bulletsなどからアドバイスを貰い完成した曲がこれで、個人的にもとても気に入っている作品です。
オランダのタレントスカウトの友人が君の曲を気に入ったから、何かピッチングして欲しい曲があれば僕に任せて欲しいと言われ、彼のおかげもあり直接アルマダのHead A&Rともコンタクト出来るようになりました。
この曲、そしてリリースは彼らの力があってこそ実現出来たものだと思います。

Pharien – Tell Me The Truth

 

Q8: 今後リリースしたいレーベルや今現在リリースの話を進めている曲はありますか?

今狙っているのはLost FrequenciesのレーベルでArmada傘下のFound Frequencies、Sander Van DoornのDoorn Records、Nicky RomeroのProtocol Recordings、Hexagonでしょうか。
今はStrange Fruitsに引き続きデモを送るように言われているのと、Third PartyのRelease Recordsとリリースの話を進めている所です。もしかしたら彼らとコラボになるかもしれなくて凄くワクワクしています(笑)
実は今回Armadaから出る曲もRelease Recordsから気に入られた物なんですが、返事が遅くて諦めてしまったんですよね〜。

Pharien – Find My Way

 

Pharien & Larsema – Where We Go

 

Q9: 今後の目標を教えてください!

今後は大学在学中に何か大きな結果を残せたらその道1本で這い上がってみようかなとは考えていますが、もし出せなければ趣味程度に抑えようかなとも考えていて難しいところです。
目標としてはHexagonやその他レーベルから出して自分のスタイルを確立して行きたいのと、海外のギグとかも欲しい所です。
また先程言ったようにK-popの楽曲提供もやりたくて、その道でも実績を積み上げて行けたらなと思っています。
ですがまだ漠然とした目標しか無く、迷走中です。
ですが少しでも応援して頂けたら本当に嬉しいです!

Pharienは昨日発表された「S2O JAPAN GLOBAL AUDITION 2019」の”クリエーター部門”で堂々の1位を獲得し、「S2O JAPAN 2019」2日目の7月14日(日)にオープニングアクトを務めることも決定しているので、当日どんなセットを披露してくれるのか注目してみて下さい!


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