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トランスからメロディックダブステップまで操るアメリカのプロデューサー、Jason Rossとは!

トランスからメロディックダブステップまで操るアメリカのプロデューサー、Jason Rossとは!

本日はAbove & Beyondのレーベル AnjunabeatsやSeven Lionsのレーベル Ophelia Recordsからリリースを重ねている注目のプロデューサー、Jason Rossについて紹介します。

彼が作るトランスもメロディックダブステップも両方素敵なので是非チェックしてみて下さい!

Jason Rossとは

Jason Rossとは、アメリカ・ミネアポリス出身のDJ/プロデューサー。

本名はJason Elliot Rossで、1989年2月7日生まれの現在30歳です。

トランスやプログレッシブハウスからメロディックダブステップまで幅広く作曲しており、現在Above & Beyondのレーベル AnjunabeatsやSeven Lionsのレーベル Ophelia Recordsとも契約しています。

アメリカ・ミネアポリスで生まれ育ったJason Rossは、親からクラシックジャズミュージシャンへの道を勧められてピアノやサックスなど様々な楽器を習っていましたが、12歳の頃に初めてエレクトロニックミュージックを聴いて魅了されます。

特にATBの“9PM (Till I Come)”や Darudeの“Sandstorm”を初めて聴いたときの衝撃は今でも覚えているそうで、これをきっかけにジャズからエレクトロニックミュージックの道へと転身し、12歳の頃に作曲ソフト eJayを購入して音楽制作をスタートし、10代のうちに自主的にエレクトロニックアルバムまで制作。

その後、カルフォルニアのサンディエゴ州立大学へ入学し、在学中にサンディエゴにあるクラブ FluxxのレジデントDJも務めました。

DJをしていた友人の影響で、当時TiëstoやPaul Oakenfold, Armin van BuureといったトランスDJのミックスをよく聴いていたJason Ross。

2010年、Jason Rossが21歳のときにEDCのメインステージで見たAbove & Beyondのセットは、更に彼の音楽プロデュースへの情熱を焚き付け、2013年にはDarren Tateのレーベル Mondo Recordsから初のオリジナルトラック“Nightfall’”をリリース。

Jason Ross – Nightfall (Original Mix) [Mondo Records]

2014年にMonster Tunesからリリースした“Burma”でさらにブレイクし、その実力はAbove & BeyondをはじめとするトップDJからも注目され、Above & Beyondのレーベル Anjunabeatsとの契約まで果たします。

Jason Ross – Burma (Original Mix)

その年にAbove & Beyondが「DJ Mag Top 100 DJs」で25位にランクインした際のコメントで、ブレイク必至のアーティストとしてJason Rossの名前を挙げ「Jason Ross is a real talent(Jason Rossこそ真の才能を持ったアーティスト)」とまで称しました。

Anjunabeatsを代表するアーティストのひとりとなったJason Rossは、まだ大学生だった2011年の時点ですでにTiëstoのCollege Invasion Tourのオープニングアクトを務めていましたが、そのほかにもAviciiやFerry Corsten, Markus Schulzといったトップアーティストたちのオープニングアクトも務めたことがあります。

2010年にAbove & Beyondのセットを目撃して以来、目標にしてきたEDC Las Vegasへの出演も2018年に果たし、TomorrowlandやSpring Awakening Music Festival, Electric Zooなどのビッグフェスにも出演しました。

昨日、2019年7月9日(火)にAbove & Beyondの“Sahara Love”の公式リミックスをリリースしたばかりなので、こちらも聴いてみて下さい!

Above & Beyond feat. Zoë Johnston – Sahara Love (Jason Ross Remix)

Seven Lionsのレーベルと最初に契約!

今まで Anjunabeatsのイメージが強かったJason Rossですが、2018年にSeven Lionsのレーベル Ophelia Recordsとも契約しました。

Ophelia Recordsは2018年に設立され、同レーベルからのファーストシングルとしてSeven Lions自身のナンバー“Calling You Home”が発表されましたが、その次にSeven LionsとJason Rossがコラボした“Ocean / The Sirens”がリリースされました。

Seven Lions & Jason Ross – Ocean (Feat. Jonathan Mendelsohn)

 

Seven Lions & Jason Ross – The Sirens

Jason Rossはその後も“Into You”“Don’t Give Up On Me”, “Shelter”といったシングルをリリースしています。

Jason Ross – Into You (Feat. Karra) [Ophelia Records]

Jason RossとSeven Lionsは、2017年のAbove & Beyondによる記念すべき250回目のGroup Therapyで、ワシントンのGorge Amphitheatreにて一緒にパフォーマンスしたほか、バスツアーまで行ったこともあります。

2016年にJason RossがSeven Lionsの“Creation”を公式リミックスしたことをきっかけに仲良くなったという2人。

Seven Lions – Creation (Jason Ross Remix) [Premiere]

その後、Seven Lionsが突然一緒に曲を作ろうと連絡してきて、2017年にはコラボ曲“Higher Love”もリリースしました。

Seven Lions & Jason Ross feat. Paul Meany – Higher Love (Official Lyric Video) [Anjunabeats]

トランスにルーツを持つJason Rossとダブステップにルーツを持つSeven Lionsの2人は常にユニークなアイデアを出し合い、心から楽しみながら曲も作ったそうで、いつしか親友とも言える間柄になり、Jason RossがOphelia Recordsと契約するのもごくごく自然な流れだったそうです。

Jason Rossが現在、メロディックダブステップの曲を作るのは親友でもあるSeven Lionsの影響がとても大きかったと言えます!

人生の集大成を表現したEP『Rooms』を発表!

Jason Rossが2019年1月にリリースしたEP『Rooms』は、多様性に富んだ幅広いサウンドを展開した1枚に仕上がっています。

Seven LionsとB2Bセットを披露したABGT 250を終えた後、トランス以外のジャンルにも積極的に視野を広げようと考えたJason Rossはスタジオにこもって自分の方向性について今一度自問自答し、これからの数年間はどういったサウンドを打ち出していくのか考えたとのこと。

Seven Lions & Jason Ross #ABGT250 Live at The Gorge Amphitheatre, Washington State (Full 4K HD Set)

 

そのときEP『Rooms』のコンセプトが生まれ、今現在の自分自身を映し出した作品且つ、Jason Rossの人間としてアーティストとしての成長を表現した1枚にしようと決め、今日までの人生で経験したターニングポイントだったり特別な時間や場所の記憶をそれぞれ曲にしています。

ひとつひとつの曲がそれぞれの”ルーム”を持っていて、例えば、“IOU”はもともとJason RossがLAに引っ越してきて最初に住んでいたストリートの名前から取って“Hollywood Way”というタイトルにして制作したそうです。

Jason Ross feat. Emilie Brandt – IOU

今後のサウンドについてトランスから離れることも完全にダブステップに移行することも考えてないそうで、なにより1番の目標はどんなジャンルの曲を作るかではなく、心から誇れるクオリティの高い曲を作ることだと明言しています。

ちなみに「Rooms」ツアーでも今までのツアーより更に創造性の高いものになるよう心がけたそうで、トランスだけなくメロディックダブステップなど様々なジャンルを取り入れたセットになっていました。

今後もサウンドを進化させつつ視野を広くしてジャンルのボーダーを取っ払っていきたいと語っており、OmikiやIlleniumのスタイルも好きだとインタビューで話していたので、Jason Rossがサイベースラインやフューチャーベースを手掛ける可能性もゼロではありません!

Illenium – Needed You (ft. Dia Frampton) (Jason Ross Remix)

Jason Rossのオススメ曲

Jason Ross – Into You ft. Karra

Jason Ross – Into You (Feat. Karra) [Ophelia Records]

 

アメリカ出身の女性シンガー、Karraをフィーチャーしたナンバー。

極めて優美なシンセと魅惑的なKarraの歌声が完璧にマッチしたメロディックダブステップとなっており、Ophelia Recordsからリリースされました!

Jason Ross – Shelter ft. Melanie Fontana

Jason Ross Feat. Melanie Fontana – Shelter [Ophelia Records]

 

アメリカ出身の女性シンガー、Melanie Fontanaをフィーチャーしたナンバー。

Seven Lionsとのバスツアーの際に初披露して以来、多くのファンがリリースを待ち望んでいたIDのひとつで、心に響くリリックを含んだMelanie Fontanaのパワフルなヴォーカルと多幸感のあるメロディックなベースサウンドが特徴的な1曲です!

Seven Lions & Jason Ross – Ocean ft. Jonathan Mendelsohn

Seven Lions & Jason Ross feat. Jonathan Mendelsohn – Ocean (Official Lyric Video)

 

アメリカ出身のプロデューサー、Seven Lionsとのコラボで、アメリカ出身のシンガー、Jonathan Mendelsohnをフィーチャーしたナンバー。

この曲はJason Rossがいつか自分が作ってみたいと思っていたサウンドそのもので、なかなか自信が持てずに挑戦できなかったものの、友人のSeven Lionsから勇気と自信をもらい取り組むことができたそうです!

Wrechiski & Jason Ross – Atlas

Wrechiski & Jason Ross – Atlas

 

ブラジル出身のプロデューサー、Wrechiskiとのコラボ・ナンバー。

パワフル且つメランコリックなバイブスを含んだ1曲となっており、Paul Oakenfoldからもヘビーサポートされました!

当時、Beatportのトランスチャートで1位を獲得したこともあり、 Above & Beyondの「Group Therapy」100回目のイベントではMadison Square Gardenで披露したことでも話題になりました!

フューチャーベースにアレンジしたJason Ross Future Editバージョンもあるので聴き比べてみて下さい!

Wrechiski & Jason Ross – Atlas (Jason Ross Future Edit)

Jason Ross – Through It All ft. Fiora

Jason Ross feat. Fiora – Through It All

 

オーストラリア出身の女性シンガー、Fioraをフィーチャーしたナンバー。

2,3年という長い年月をかけて何度も何度も作り直したという1曲で、なかなか完全なものが出来上がらなかったのですが、ABGT250が開催された前後でFioraを紹介されて、彼女のヴォーカルが加わったことでやっと自信を持ってリリースできるものになったそうです!

Jason Ross – IOU ft. Emilie Brandt

Jason Ross feat. Emilie Brandt – IOU

 

アメリカ出身の女性シンガー、Emilie Brandtをフィーチャーリングしたナンバー。

上でも説明しましたが、大学卒業後LAに引っ越したばかりのときに初めて住んだストリートの名前が“Hollywood Way”だったため、当初はこのストリートの名前をタイトルにしており、この地域の多様性に富んだ音楽シーンによってJason Rossは色んなジャンルの音楽に触れ、音楽プロデューサーになる手助けとなった思い入れのある場所のひとつだそうです!

Crystal SkiesによるリミックスやJason Ross自身によるクラブミックスバージョンもあるので聴き比べてみて下さい!

Jason Ross feat. Emilie Brandt – IOU (Crystal Skies Remix)
Jason Ross feat. Emilie Brandt – IOU (Jason Ross Club Mix)

Jason Ross – Close Your Eyes ft. Jonathan Mendelsohn

Jason Ross feat. Jonathan Mendelsohn – Close Your Eyes

 

“Ocean”でも共演したアメリカ出身のシンガー、Jonathan Mendelsohnをフィーチャーしたナンバー。

こちらはデモの段階では“Crescent Ridge”というタイトルだったのですが、Jason Rossの生まれ故郷であるミネアポリスのストリート名から取っており、そんな幼少時代の懐かしい日々をメロディやエモーションに込めた1曲となっています!

Jason Ross – East Of Eden

Jason Ross – East Of Eden

 

初の中国ツアーで経験した美しくも混沌とした体験を熱狂的なエネルギーで表現した1曲。

9日間で中国の9か所を回るハードなスケジュールで疲労感は大きかったものの、それ以上に未だかつて触れたことのない色んなカルチャーを体験することができた時間という得たものの方が大きかったそうです!

Jason Ross – New Dawn

Jason Ross – New Dawn

 

人生における良い時や悪い時を表現した1曲ですが、希望があればどんな障害でも乗り越えることができ、最終的にはきっと上手くいくというメッセージが壮大なサウンドからも伝わってきます!

こちらもJason Ross自身によるクラブミックスバージョンがあるので併せて聴いてみて下さい!

Jason Ross – New Dawn (Jason Ross Club Mix)

 

Gryffin, Slander – All You Need To Know (Jason Ross Remix)

Gryffin, Slander – All You Need To Know (Jason Ross Remix/Audio) ft. Calle Lehmann

 

アメリカ出身のプロデューサー、Gryffinとアメリカ出身のデュオ、Slanderのコラボ曲をJason Rossがリミックス。

この曲のリミックスパックの中で個人的に1番好きなリミックスで、エモーショナルで美しいメロディックダブステップにアレンジされています!

おわりに

いかがでしたか。

Jason Rossがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。

今後もトランスシーン、メロディックダブステップシーンでどんな活躍を見せ、どんなハイブリッドなサウンドを生み出してくれるのか楽しみですね!

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