2019年10月4日、Rolling Stoneのインタビューに応じたDiploがSkrillexとのプロジェクト「Jack Ü」の復活に関して言及しました。
現在、10月10日までグラミーの第1回目の投票が行われており、この期間中Rolling Stoneは「Grammy Preview 2020」と題して色んなアーティストに過去の授賞式の体験や今後の予定などをインタビューを行っています。
つい最近では、エレクトロニックミュージックだけでなく、ポップやラッパ、レゲエ、さらに「Thomas Wesley」名義でカントリーミュージックを推し進めるなど、様々なジャンルに挑戦しているDiploをピックアップ。
まず2019年目標にしていたことについて聞かれると、「特に決まった目標は設定せず、ただひたすら働き続けることに注力してきた。」とのことで、「今までとは異なる音楽を発信しながら、CoachellaやStagecoachのようなフェスでプレイしたり、ロシア方面でツアーを行ったり、LSDのアルバムやヒップホップの楽曲のプロデュースも行うことができた。」と今年を振り返りました。
またBeyoncéが2019年7月に出したサウンドトラックアルバム『The Lion King: The Gift』の中の“Already”でコラボしたことで話題になりましたが、BeyoncéとDiploはアルバム『Lemonade』の中の“Hold Up”や“All Night”, アルバム『4』に収録されている“Run the World (Girls)”など過去何度も一緒に仕事をしており、Beyoncéが去年12月に南アフリカのGlobal Citizen Festivalでパフォーマンスを行ったときにアフリカの音楽に興味を持ったとのこと。
Beyoncéはアフリカで色んなアーティストと会ったのですが、その大半のアーティストはMajor Lazerの最新EPに参加しているアーティストだったこともあり、Beyoncéのチームから作曲に関する連絡がきてSmooky Margielaaと一緒に作ったデモのひとつが“Already”だったというコラボに至るエピソードを語ってくれました。
来年のグラミー賞で見たいアーティストについて聞かれると、日本人シンガー/ラッパーのJojiが今年出した曲やEd Sheeranの最新アルバム(最初は好きじゃなかったものの、後から幾つかの収録曲を好きになったそうです。笑)、Billie Eilishの楽曲などを高く評価。
アメリカのラッパー、Lil Nas Xに関しては多くの人が彼の才能の高さを認識してきているのを感じているそうで、DiploがLil Nas Xとリミックスで共演もした“Old Town Road”は間違いなくグラミー賞の有力候補になるとも語りました。
他にもグラミー賞がアーティストに与える影響だったり、もっと若いアーティストをグラミー賞にノミネートさせるべきだという独自の意見やカントリーミュージックが急速に成長していることなどについても説明。
そして、2019年7月にDiploがSNSで「Jack Üの曲をもっと出して欲しいと思う人はコメントして」と、Jack Üの復活を示唆するような投稿を行っていましたが、Rolling Stoneは単刀直入に近い将来、Jack Üとしての曲やパフォーマンスを見ることができるのか質問しました。
この質問に対して、Diploは「恐らく来年(2020年)になるだろう。現在、Skrillexは多数の曲をリリースするために色々調整していると思う。(Jack Üを復活させたら)幾つか新曲を出すと思うけど、このプロジェクトのために沢山のアイデアを持って取り組んでいるよ。いずれその時はくるから、全く急ぐ必要はないよ。」と回答したのです!
Jack Üに関する話題はDiplo側からの発信ばかりで、Skrillexからの言及がないのでまだなんとも言えないですが、少なくともDiploはJack Üの再結成について前向きに取り組んでいるので、今回の発言の通り2020年に新曲が出ることを願いたいですね。
当時、WukiやRL Grimeなど色んなアーティストがJack Üと一緒に楽曲を制作したそうなので、これらのIDも日の目を見る日が来て欲しいです。
WukiがJack Üとのデモ曲を近日リリース!?
WukiがJack Üと作ったデモのうちの1曲を近日リリース予定だと発表!
もともとJack Üとして作っていたデモのひとつを、RL Grimeがアレンジして”Light Me Up”としてリリースされたように、今度はWukiの新曲として近いうちに発表されそうですね! pic.twitter.com/iLcVsRlbcr
— MNN (@Music_News_Net_) 2018年12月21日
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