ニューアルバム『album1』のリリースを控えたbitbirdの主宰、San Holoに独占インタビュー!

ニューアルバム『album1』のリリースを控えたbitbirdの主宰、San Holoに独占インタビュー!

2018年9月21日(金)にニューアルバム『album1』をリリースをしたbitbirdの主宰、San Holo(サン・ホロ)

San HoloはMNNが個人的にも大好きなアーティストのひとりで、以前詳しく紹介記事を書いたこともありますが、今回そんなSan Holoにニューアルバムのこと、私が個人的に聞いてみたかった事など色々インタビューさせて頂きました!

経歴やニューアルバム等を紹介!

San Holo(サン・ホロ)とは、本名をSander van Dijckといい、オランダ出身のDJ/プロデューサー。

オランダのCodarts University for the Arts(ロッテルダム音楽院)を卒業後、まず他のアーティストのゴーストプロデューサーとして楽曲を提供していました。

そこそこ成功を収めたSan Holoは自身の音楽を作ることを決意し、2014年にDr. Dreの“The Next Episode”をリミックスすると、これが現在YouTubeで1億7000万回以上再生されるなど話題になり、彼のスタイルは瞬く間に世界に広がりました。

Dr. Dre – The Next Episode (San Holo Remix)

 

2014年にデビューEP『Cosmos』を発表後、同年自身のレーベル「bitbird」まで設立し、後にDROELOEやTaska Blackなど才能あるアーティストを多数輩出。

ちなみにSan Holoは動物で1番鳥が好きだったので、自身のレーベルのシンボルや名前も鳥に関連したものとなっているのです。(ニューアルバム『album1』のアートワークも鳥ですよね!)

なかでもオカメインコやコキンチョウ(Gouldain Finches)が好きなため、bitbirdから出したコンピレーションのタイトルも『Gouldain Finches』となっています。

 

2016年にはYellow ClawやJauzらともコラボし、2017年にリリースした“Light”で一気に大ブレイクし、以降エモーショナル且つどこかノスタルジーを感じる独自のサウンドで多くの人を虜にしています。

学生時代はバンドに没頭にしていたSan HoloはまだDJの機材に触ったこともない頃、ラジオからDJのセットを披露して欲しいというオファーがきて、急いでDJ機材を借りて練習したのですが、全てのボタンやノブがわけが分からず恐怖だったそうで、今でもDJするよりギターを弾く方が何も考えなくてよいため安心するとのこと。

自身の曲をプロデュースするに当たって、アメリカのポストロックバンド、Exposions in the Skやアイスランドのポストロックバンド、Sigur Rósの自分たちで演奏した音とプロデュースした音を上手く組み合わせた曲を聴いて衝撃を受け、San Holoも自分だけの音を探して巡り合ったのがヒップホップとトラップミュージックシーンで、今のサウンドを築き上げたのです。

Explosions In The Sky – Full Performance (Live on KEXP)

 

liminal [Full Album Stream]

 

すでにアルバム収録曲である“worthy”“lift me from the ground”, “brighter days”がリリースされましたが、ニューアルバム『album1』では自身のルーツに戻り、多くの時間をかけて自分だけのユニークなサウンドを磨き上げ、ドロップでは自分で演奏したギターの音をふんだんに取り入れ、アンビエントなパートも含んだ曲となっています!

San Holo – worthy [Official Music Video]

 

San Holo – lift me from the ground (ft. Sofie Winterson) [Official Lyric Video]

San Holo – brighter days (ft. Bipolar Sunshine) [Official Lyric Video]

9月14日(金)にはアルバム収録曲でもあるDuskusとのコラボ曲”forever free”がリリースされるのでこちらも楽しみです。

また毎年ベルギーで開催される大型フェス、Tomorrowlandへの出演は今年2018年で4度目となったSan Holo。

San HoloがTomorrowlandで植物を掲げていた理由を知りたいという声がありましたが、下のインタビューでも植物好きだと語っているのですが、ファンの誰かから植物をもらったそうでこの植物に感謝の意を示して、“Yo someone just got me this plant make some noise for this plant”とシャウトしました。

San Holo – Plant

 

このSan Holoが発した言葉はミームっぽいということで話題になり、YouTubeで300万回以上再生されたのです。

インターネット・ミーム(Internet meme)とはインターネットを通じて人から人へと、通常は模倣として拡がっていく行動・コンセプト・メディアのことである。( wikipedia より)

ちなみに上の動画は今年のTomorrowland時期にアップされましたが、2017年のセットのときのもので、今年のTomorrowlandでは大きな植物に変わり数も2つに増えていたのも面白かったですね!

ちなみにSan Holoは、DAWは「Ableton Live 9」、ヘッドホンはゼンハイザーの「Sennheiser HD-25」、オーディオインターフェイスはツアー中は「Apogee One」でスタジオではモニタースピーカーの「Yamaha NS-10」とセットで「Apogee Duet」を使用しており、曲中にギターの音を入れるときはエレクトリックギターの「Fender Mustang」やアコースティックギターの「Avalon」を使い、ヴォーカルをレコーディングするときはシュアーのダイナミックマイク「SM57」「SM7B」を使用するそうです。

San Holo独占インタビュー

Q1: DJに興味を持ったり、エレクトロニック・ミュージックを作るようになったきっかけは何ですか?

僕は13歳の頃からギターを弾いていて、オランダ・ロッテルダムの音楽学校でもギターを習っていたんだ。たくさんのバンドともセッションしたりして、10代の頃や大学時代はバンド活動に全てを捧げていたよ。でもバンドメンバーの中で意見がぶつかったりして、9、10回くらい解散したりしたけど、僕は自分だけのことをしたいって決意してて、その後すぐどうやったらパソコンを使って曲を作れるか調べ出したんだ。最初はギターを使ったインストゥルメンタルやアンビエントミュージック*から始めて、徐々にエレクトロニックよりに移行していき、シンセなどを使って自分だけのサウンドを追求していったという感じかな。

プロデュースを先に始めて、DJは後から始めたよ。DJになることがゴールじゃないから、自分のことをDJと思ったことはなくてプロデューサーだと思っている。でも仕事のひとつとしてDJをすることはとても楽しいよ!

*環境音楽。作曲家や演奏者の意図を主張したり、聴くことを強制したりせず、その場に漂う空気のように存在し、それを耳にした人の気持ちを開放的にすることを目的にしている。 

Q2: 最も影響を受けた曲やアーティストはいますか?

Bon Iverは音楽のプロデュースをスタートする上で大きな影響を受けたね。彼の曲はどれもバックグラウンドのサウンドが凄く面白くて、いつもどうやってこんなサウンドを作っているんだろう!って驚かされるんだ。あとKanye Westのアルバム『Yeezus』もエレクトロニック/ヒップホップを作るに当たって多くのインスピレーションを受けたし、彼の常に音楽のジャンルの境界線を押し上げる姿勢が大好きなんだ。これらは僕が目指していることでもあるね。 

Bon Iver – Holocene (Official Music Video)

 

Q3: 一番よく使っているプラグイン等を教えていただけますか?

「Massive」かな。後は本当のギターの音と組み合わせることが多いね。ニューアルバムでもそのことを感じられるはずだよ!

Q4: 今一番コラボしたいアーティストはいますか?

ラッキーなことに次のアルバムでは本当に素晴らしいアーティストたちと一緒に仕事ができたんだ。でもいつかKany Westとコラボできたら最高だね! 

Q5: 今まで作った曲の中で1番のお気に入りは何ですか?

うーん・・・正直この質問には答えられないな。個人的に”お気に入り”っていう考え方が嫌いなんだ。どの曲もそれぞれ自分の人生において違った瞬間を表現していて、僕にとって全ての曲が違った意味を持っているんだ。 

Q6: あなたたちが注目している、又、私たちにオススメしたいアーティストはいますか?

DuskusとBeauDamianの2人だね!彼らはデビュー時からbitbirdと契約していて、本当に素晴らしい曲を作るんだ!近々、彼らを僕のツアーにも同行させる予定だよ! 

Q7: DROELOEとコラボした“Lines of the Broken”も素敵ですが、どんなインスピレーションを持ってこの曲を制作されたのですか?

ありがとう!僕はよく自分の人生からインスピレーションを受けることが多いんだ。クレイジーな人生を歩んできて沢山のクレイジーなことやクールなことを経験したから、それらが今の僕に大きな影響を与えてくれてるんだ。 

Q8: ニューアルバムに込めたメッセージを教えていただけますか?

『album1』は本当に楽しめながら作ることができたよ。新しいサウンドに挑戦するのに絶好のタイミングでもあった。僕はずっと自分のギター/ポストロックと今のエレクトロニックサウンドを組み合わせる方法を探していたんだ。だから今までとは全く違った新しいものが出来上がったと言えるし、自分でも誇りに思うよ。ただリスナーがどんなう風に思うか気になるしちょっとだけ心配だけど、皆に聴いてもらうのが待ちきれないよ! 

Q9: 今現在、力を注いでいることはありますか?

今現在は10月からスタートするアメリカ各都市を回る「album1」ツアーの準備をしているところだね。間違いなく新しいスペシャルなものになると思うから楽しみだよ! 

Q10: 自身のことで恐らくファンの皆が知らないであろうことを教えて下さい。

僕はベジタリアンなんだ。それに鳥が凄く好きだね。あとは植物も好きだし、僕の兄弟は本当に素晴らしいドラマーでフルート奏者でもあるってことかな。 

Q11: 近く日本に来る予定はありますか?

ぜひ近々行きたいよ!!

 
Q12: 日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

いつも僕の音楽を聴いてサポートしてくれてありがとう!日本に僕のファンがいてくれて本当に嬉しく思うよ!日本の皆にも『album1』を聴いてもらうのが待ちきれない!

Love y’all! xx San

おわりに

いかがでしたか。

San HoloはDJ/プロデューサーとして活動していますが、今尚自分の曲のなかで過去のバンド経験を活かして生の音を取り入れたいという強い想いを感じられました。

いつかライブバンドと一緒にパフォーマンスもしたいと語っており、彼の曲およびパフォーマンスは更に進化していくことでしょう!

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