MNNでは今までHardwell(ハードウェル)のレーベル「Revealed Recordings」と契約している、いわゆる“Revealedファミリー”たちをDyro(ダイロ)やDannic(ダニック), Sick Individuals(シック・インディヴィデュアルズ)から今勢いに乗っている若手プロデューサーまで紹介してきました。
本日はRevealedファミリーを語る上でハズせないDJ、Kill The Buzz(キル・ザ・バズ)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Kill The Buzzとは
- 2 ステージネームの由来とは?
- 3 Hardwellのお気に入り!
- 4 Kill The Buzzのオススメ曲
- 4.1 Kill The Buzz & Harrison – Once Upon A Time
- 4.2 Tom Swoon & Kill The Buzz feat. Jenson Vaughan – All The Way Down
- 4.3 JoeySuki & Kill The Buzz – Life Is Calling
- 4.4 Kill The Buzz feat. Katt Niall – Galaxies
- 4.5 Kill The Buzz – Break The House Down (Hardwell Edit)
- 4.6 Kill The Buzz feat. David Spekter – Don’t Give Up
- 4.7 Mark Sixma & Kill The Buzz – Rise Up
- 4.8 Kill The Buzz & Manse – Metric
- 4.9 Ralvero & Kill The Buzz – Dreamin
- 4.10 Kill The Buzz – Carbon
- 4.11 Jason Derulo – Want To Want Me (Kill The Buzz Remix)
- 5 おわりに
Kill The Buzzとは
Kill The Buzz(キル・ザ・バズ)とは、オランダ・ブレダ出身のDJ / プロデューサーです。
本名はAdithya Nanuruで、Hardwell(ハードウェル)のレーベル「Revealed Recordings」の主要メンバーのひとりです。
ちなみにこのブレダという都市は、Fedde Le Grand(フェデ・ル・グランド)やTiësto(ティエスト), Hardwell(ハードウェル), R3hab(リハブ), W&Wなどの故郷で、多くのEDMスターを生み出した地でもあります。
小さい頃からマーチングバンドをしていたKill The BuzzがEDMに触れたきっかけは、2000年頃にDaft Punk(ダフト・パンク)の“One More Time”を聴いたのがはじまり。
それまでは色んなジャンルの曲が収録されたコンピレーションアルバムを聴いていたのですが、この瞬間からEDMにハマることになります。
もっと色んなEDMの曲を聴きたいという欲が大きくなりトランスやハードスタイルにもハマった時期もあるそうで、誕生日にはTiëstoのライブDVDを買ってもらい夢中で聴いていました。
当時のTiëstoはじめ、トランスのアーティストたちに強くインスピレーションを受け、「いつか自分もこのシーンのひとりになれたらいいなぁ」と思い14歳のときからプロデューサーになるための知識を学び始めます。
また彼は8歳の頃からピアノを習っており、ピアノの先生からFruityloopsなどの音楽制作ソフトはじめプロデュースの知識も教えてもらったそうですが、なによりピアノの練習に励んでいたのだとか。
そして今から10年ほど前に初めてHardwellとオランダ・アムステルダムのクラブ出会って友達になり、ショーにも招待してくれたり、1年の2/3くらいは彼のツアーマネージャーのようなこともしていたそうです!
オランダ国内はもちろん、ベルギーやドイツのショーにも運転して連れて行ってあげたり、空いた時間は一緒にスタジオで曲を聴いたりして過ごしていました。
そんなある日、Hardwellから音楽制作用のソフトウェア等をもらってからは、ひたすらリミックスやオリジナルの曲の制作に打ち込みます。
作った曲をネットにアップやデモをレーベル送ったところ、Martin Solveig(マーティン・ソルヴェイグ)の“The Night Out”が「Hardwell on air」の“今週のベストデモ”にも選ばれました!
このリミックスは色んなメディアから“2nd best remix out there after A-Trak’s remix(A-trakの次に素晴らしいリミックス)”と呼ばれ注目を浴びました!
この頃位から自身でもDJをするようになり、地元ブレダのクラブなどでプレイしつつプロデュースも続けていたところ、クラブのオーナーやイベントのオーガナイザー、その他トップDJたちからも認識されます。
その後「Revealed Recordings」とも契約を果たし、2012年には「Revealed Recordings」からデビューシングルとなる“Party Hard”をリリース!
2013年には“Bouncing Betty”と“Shake”をリリースし、いずれもヒット!
グルーヴィーかつメロディックなエレクトロ/ビッグルーム/プログレッシブ・ハウスというサウンドを確立しました。
ちなみにプロデュースを始めた当初はW&WやHardwellが昔作っていたようなゴリゴリのクラブバンガーを制作しようと思っていたものの、車の中や家で口ずさめたり、フェスで一緒に歌えるようなヴォーカルトラックを作っていくことにしたそうです。
(将来、Katy Perryとのコラボを切望しているとのこと。)
現在はラスベガスの人気クラブ、HakkasanやTomorrowland, Wet Republic, イビサ島のUshuaiaなどのクラブやイベントでプレイするほか、「Revealed Recordings Asia Club Tour」でアジア各国でもパフォーマンスを行いました!
Alesso(アレッソ)のようなサウンドがお気に入りだと語るKill The Buzzは、今後もっとラジオ受けの良いヴォーカルの入ったクラブトラックを作っていきいずれは自分のレーベルを立ち上げたいと意気込んでいます!
韓国で開催されたUltra Music Festivalのフルセット動画を載せておくのでチェックしてみて下さい!
ステージネームの由来とは?
Kill The Buzzははじめ「Adit Montina」というステージネームでプロデュース活動していました。
2012年に出した“Party Hard”がHardwellによって2012年のTomorrowlandでかけられたことも手伝って、一体誰の曲なのか人々の間でかなり話題になりました!
そこで自分でも本名は少し覚えにくいと思っていたこともあり、バスチャートでナンバーワンになり有名になるきっかけにもなったので、「とにかくバズった”Party Hard”のように、今後もチャートを賑わせていきたい!」という意味を込めて「Kill The Buzz」としたのです。
※バズる:爆発的に多くの人に取り上げられること。
彼の本名である「Adithya Nanuru」という名前ってオランダ人にしては珍しいなぁと思っていたのですが、調べてみたら両親がインドネシア生まれのため、このようなちょっと難しい名前となっているのですね。
上でも話したMartin Solveigの“The Night Out”も「Adit Montina」として活動していたときの作品で、そのほかにもいくつかリミックスを制作しているので聴いてみて下さい!
Hardwellのお気に入り!
「Revealedファミリー」というのもありますが、Kill The Buzzが一番多くHardwellと共演しているのではないでしょうか。
SNSを見ても2人は結構な頻度で一緒にいます!
Kill The BuzzはHardwellの大人気イベント「I Am Hardwell」ではレギュラーDJとしてほぼ毎回出演!
スペイン・イビサ島の人気クラブ、Ushuaïaで行われた「Hardwell’s Carniva」にも出演!
Hardwellが2015年の12月13日にインドのムンバイで開催したチャリティイベント「World’s Biggest Guestlist」にも参加しました!
このイベントは同時にギネス世界記録にも挑戦していただけに、7万人以上という観衆の前でプレイしたKill The Buzzは、あまりの熱狂ぶりに危険すら感じて途中15分位音楽を止めて、観客を落ち着かせるためにEDMではなく和やかな音楽を流したりもしたのだとか。笑
そのほかRevealedの北アメリカの各都市を回るバスツアーをHardwellとThomas Newsonとともに敢行。
去年2016年は、Miam Music Weekの間に開催される「Hardwell presents Revealed Miami Edition 2016」にも出演しました!
ここでは挙げきれないほどHardwellのイベントには必ずと言っていいほどラインナップされているのです。
Kill The Buzzが日本でプレイしたことはまだなかったと思うのですが、成田空港でHardwellと仲良い感じの2ショットもアップしていました。
またHardwell自身が2014年、2015年ともにブレイクするEDMアーティストとしてKill The Buzzを挙げるなど、相当プッシュしているのが分かります!
2017年に入って「Revealed Recordings」から一発目の曲となったKill The Buzzの新曲“Break The House Down”もまたHardwellがエディットとして参加しているので今後も2人の共演・コラボが楽しみです!
ちなみに先日のHardwellの誕生日には2人でDJブース裏にて祝杯をあげていました!
Kill The Buzzのオススメ曲
Kill The Buzz & Harrison – Once Upon A Time
数多くのEDMのヴォーカルを担当するイギリスのシンガー、Harrison(ハリソン)とのナンバー。
HarrisonもHardwellとは“Sally”などで共演していますね!
ロックなHarrisonのヴォーカルが響く、パンチの効いたプログレッシブ・ナンバーとなっており、これからのサマー・フェスティバルにぴったりの1曲です。
もちろんHardwellのレーベル「Revealed Recordings」からリリースされています!
Tom Swoon & Kill The Buzz feat. Jenson Vaughan – All The Way Down
ポーランド出身のDJ、Tom Swoon(トム・スウーン)とのコラボでカナダ出身のシンガー、Jenson Vaughan(ジェンソン・ヴォーン)をフィーチャリングしたナンバー。
リリースの2年前から曲を構想し2015年のADEの後からサウンドを作っていたものの、お互い多忙なスケジュールでなかなかリリースできませんでしたが、ようやく完成したのがこの曲!
プログレッシブ・ハウスよりのこの曲は、HardwellやTiësto, Martin Garrix, Armin Van Buurenらからもサポートされました!
Tom Swoon & Kill The Buzz
価格: 250円posted with sticky on 2017.1.11
JoeySuki & Kill The Buzz – Life Is Calling
オランダ出身のDJ、JoeySuki(ジョーイ・スキ)とのコラボ・ナンバー。
この曲は、HardwellがADEのRevealedショーケースで初披露したことでも当時話題になりました!
女性ヴォーカルが印象的なアップリフティングなダンスナンバーとなっています!
Kill The Buzz feat. Katt Niall – Galaxies
オーストラリア出身の女性シンガーのKatt Niall(カット・ナイル)をフィーチャリングしたナンバー。
キラキラしたプログレッシブのコードと心地よいメロディにKatt Niallのゴージャスなヴォーカルがマッチしています!
「銀河」というタイトルにふさわしい煌きを表現したような美しいサウンドですね!
Kill The Buzz – Break The House Down (Hardwell Edit)
「Revealed Recordings」から2017年1発目のリリースでもあります!
Hardwellのエディットも加わっており、メロディアスかつパワフルな1曲に仕上がっています!
中盤のオーケストラ調のサウンドから再び盛り上がっていくところがたまりません!
Kill The Buzz feat. David Spekter – Don’t Give Up
カナダ出身のシンガー、David Spekter(デヴィッド・スペクター)をフィーチャリングしたナンバー。
David Spekterの美しい歌声と心に残るような素晴らしいメロディ、アップリフティングなドロップが組み合わさった極上のプログレッシブ・ハウスとなっています!
Mark Sixma & Kill The Buzz – Rise Up
Kill The Buzzと同じくオランダ・ブレダ出身のDJ、Mark Sixma(マーク・シックスマ)とのコラボ・ナンバー。
メロディックなツイストの効いたハイエナジーなサウンドがカッコイイです!
この曲はHardwellがEDC Las Vegasで初披露してこれまた注目を浴びました!
Kill The Buzz & Manse – Metric
同じくRevealedファミリーであるスウェーデン出身のDJ、Manse(マンス)とのコラボ・ナンバー。
攻撃的なエレクトロ・サウンドがクラブでもかなりウケが良い1曲です!
この曲は「Revealed Recordings」プレゼンツのEP『Miami Sampler 2015』に収録されているのですが、収録曲のなかでも個人的に1、2番にオススメです!
また『ADE Sampler 2015』というEPに入っているFuturistic Polar Bearsとのコラボ曲“Shake It Off”もオススメです!
Ralvero & Kill The Buzz – Dreamin
オランダ出身のDJ、Ralvero(ラルヴェロ)とのコラボ・ナンバー。
繊細なピアノの音色とエモ―ショナルな男性ヴォーカルが素晴らしいグルーヴィーなエレクトロ・ハウスとなっています!
Kill The Buzz – Carbon
メロディックな一面もあるビッグルームサウンドに仕上がっています!
この曲は2014年にリリースされた『Revealed Festival EP Vol. 1』に収録されています!
Jason Derulo – Want To Want Me (Kill The Buzz Remix)
https://www.youtube.com/watch?v=wPlLJfypHCU
R&Bシンガー、Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ)の人気ナンバーをリミックスしています。
はじめはプログレッシブ系のアレンジを加えているのかと思いきや、ドロップでヘビーなビッグルームサウンドにいい意味で驚かされます!
「Hardwell On Air 230」やHardwellのYearミックスなどで聴いて記憶に残っている人も多いのではないでしょうか!
おわりに
いかがでしたか。
「Revealed Recordings」の「Asian Club Tour」のときだけでなく、Kill The Buzz(キル・ザ・バズ)は韓国のウルトラやタイのフェスなど結構アジアでもプレイしているのです。
この調子で日本でもプレイしてくれる日は近いのではないでかとMNNは予想しています!
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