アーティストは見た目のインパクトというのも大事ですよね。
これはEDMシーンのDJたちにも共通して言えることで、マスクなどの被り物をしているDJたちが結構いるのです。
このようにマスクを被ることにより、ファーストインプレッションで興味を持つ場合もありますし、その後キャラクターとして親しみを強く持たれたりします。
本日はそんなマスクやヘルメットといった被り物をしているDJたち10組をピックアップして紹介します!
目次
Nicky Romero(ニッキー・ロメロ)
タイトルからまずNicky Romeroを想像した方も多いのではないでしょうか。
オランダ出身で日本でも人気の高いNicky Romeroは、アメリカ・イギリス・ドイツ合作映画『Vフォー・ヴェンデッタ』のマスクで有名ですよね!
彼の代表作“Toulouse”で印象付けられたと思いますが、現在ではプレイ中に付けたり、彼のイベントなどで配られたりしています。
国際的なハッカー集団「アノニマス」もまた同じく『Vフォー・ヴェンデッタ』のマスクを着用しています!
>>>『アノニマスのマスクでも知られる、Nicky Romero (ニッキー・ロメロ)とは?』の記事もチェック!
Nicky Romeroの代表曲
- Nicky Romero – Toulouse
deadmau5(デッドマウス)
「deadmau5」というステージネームで知られているカナダ出身のDJ、Joel Zimmerman。
deadmau5(Dead Mouse)というステージネームの通り「死んだネズミ」の被り物をしています!
なんでこんな名前にしたのかというと、昔コンピュータで友人とチャットばかりしていたdeadmau5に呆れた彼の父親は、突然コンピュータの電源をシャットダウン!
すると、コンピュータから悪臭が漂い始めたため、コンピュータの中を分解したところ、ネズミの死骸があたっそうです。
普通なら気味悪がるところですが、なぜかテンションがあがったDeadmau5は、チャットに「やばい!俺のパソコンでネズミが死んでるぜ!」と書き込み、オンラインチャットのハンドルネームも「Dead Mouse」に変更!
友人の間でも「Dead Mouse Guy(死んだネズミ男)」として呼ばれていました。
ちなみに、8文字の文字制限で打ち込めなかったため、短縮して現在の「deadmau5」になっています。
>>>『不気味なネズミの被り物で有名!Deadmau5(デッドマウス)のおすすめ曲!』の記事もチェック!
Deadmau5の代表曲
- deadmau5 feat. Rob Swire – Ghosts N Stuff
Daft Punk(ダフト・パンク)
近未来的なロボットヘルメットで有名なフランス出身のエレクトロ・デュオ、Daft Punkこそが、マスクを付けるDJのパイオニアではないでしょうか。
2006年の5月からヘルメットを被り始め素顔を見せなくなった彼らですが、2013年のローリングストーン誌のインタビューでその理由について答えました。
なんでもフィクションと現実の狭間に興味があり、「現実生活に存在する仮面を被った人格」というのを表現しているそうです。
うーん、難しい。。
また、ダフト・パンクと松本零士とのコラボによるアニメーションオペラ『インターステラ5555』では、1999年9月9日にコンピュータのバグで機材が爆発し、その事故によってサイボーグになったというストーリーも語られています。
このヘルメットなんですが、目の窓の部分はカラフルなLEDまで搭載されており、噂によると65,000ドル(日本円で約735万円)するそうですよ!
Daft Punkの代表曲
- Daft Punk – Get Lucky
Cazzette(カセット / カゼット)
スウェーデン出身のEDMデュオ、Cazzetteはその名の通り「カセットテープ」の被り物をすることで有名です。
同じくスウェーデン出身のDJ、Avicii(アヴィチー)のマネージャー、Ash(アッシュ)の考えでAlexander BjörklundとSebastian Furrerの2人から構成されています。
「ソニックマニア2015」でプレイしたこともあるので、インパクトから覚えている方も多いはずです!
このカセットテープのマスクは、Ash考案なのですが、彼によるとDaft Punk(ダフト・パンク)に影響を受けた部分が大きいとのこと。
ただこのマスク、結構重量もあり息もしづらいということで、プレイの最初の30分だじしか着用しないようにしているそうです!笑
また普段メガネをかけて生活しているのですが、このマスクを被るときはメガネをつけられないという問題もあるとのことです!笑
みなさん色々苦労していますね。
Cazzetteの代表曲
- CAZZETTE – Beam Me Up
Mike Candys(マイク・キャンディーズ)
MNNでも紹介したことのあるスイス出身のプログレッシブ・ハウスやエレクトロを得意とするDJ、Mike Candys。
>>>『ニコちゃんマークのマスクで有名なDJ、Mike Candys(マイク・キャンディーズ)とは!』の記事もチェック!
人気DJランキングの『DJ Mag Top 100 DJs』で4年連続ランクインもしています!
ファンから「どうやったらマスクを手に入れることができるか」という質問が毎日SNSなどで寄せられ困っているそうですが、このマスクは自分で作ったもので非売品とのことです。
常に被っているのではなく、普通に外してプレイすることも多いです。笑
Mike Candysの代表曲
- Mike Candys feat. Maury – Miracles
DJs From Mars(ディージェーズ・フローム・マーズ)
人気曲をEDM風にマッシュアップすることで知られているイタリア出身のEDMデュオ、DJs From Mars。
彼らは「ダンボールの箱」を頭に被っていますが、その理由は初期の頃の曲“Who Gives a F**k about Deejays”にあるそうです!
そのPVでは箱を被った男がメインキャラクターなのですが、はじめてDJs From Marsが自分たちのイベントを開催するときにその格好をしようと思いついたそうです。
その結果、みんな自分たちと写真を撮りたがって一気に人気者になった気分になり、その快感が忘れられず、その瞬間から今後もずっとダンボールマスクを被り続けることを決意しました!
Djs From Marsの代表曲
- Adele Vs Tim Berg (Avicii) – Hello Bromance (Djs From Mars Bootleg)
The Bloody Beetroots(ザ・ブラッディ・ビートルーツ)
本名Bob Cornelius Rifoという、イタリア出身のエレクトロ・ハウスDJ、The Bloody Beetroots。
かつてパンク・ロッカーだったという経歴からでしょうか、常に「メキシカンチックなレスリング風マスク」を着用しています!
彼の公式Facebookページによると、スーパーヒーローが変身して特殊な力を身に付けることができるように、マスクを付けることで非日常モードに心を切り替えることができるそうです。
確かにスパイダーマンっぽさもありますね!笑
ちなみにこのマスク、当初はおばあちゃんのハンドメイドでひとつしかありませんでしたが、現在では我々も購入することができます!
気になる方は購入してみてはいかがでしょうか。
The Bloody Beetroots の代表曲
- The Bloody Beetroots ft. Steve Aoki – WARP
Dr. Lektroluv(ドクター・レクトロラヴ)
ミステリアスな緑の顔が特徴的なベルギーを拠点に活動するテクノDJ、Dr. Lektroluv。
エネルギッシュなライブ・パフォーマンスでも有名で、母国ベルギーだけでなくブラジル最大の大型野外フェス「XXXperience」など世界中のフェスを盛り上げています!
Dr. Lektroluvの代表曲
- Dr. Lektroluv vs Break 3000 – Discothèque
2 Faced Funks(フェイスド・ファンクス)
緑のマスクの次はピンクのマスク!
ピンクのマスクで有名な2 Faced Funksは、素性を一切明かしていないオランダ出身のDJデュオです。
2008年から活動を開始したのですが、はじめはDJプレイのときにジョークで被っていたというそこらへんで買ったピンクのマスク。
あるイベントを開催するときに「2名の世界的に有名なDJをブッキングした!」という触書でピンクのマスクを付けた写真で宣伝したところ、1500名以上の人が集まり大成功を収めたことをきっかけにマスクの装着を決めたそうです。
今までいくつかマスクを持っていましたが、不気味な印象を払いのけるため、ロード・オブ・ザ・リングなどでも活躍したメイクアップ・アーティストのRogier Samuelsにお願いして、現在のジェントルマン風のマスクを作ってもらいました!
2 Faced Funks
- 2 Faced Funks – Powerbass
Joachim Garraud(ジョアキム・ガロー)
フランス出身のDJ / リミキサーのJoachim Garraudは、「エイリアンのマスク」を着用することで知られています。
DJとしてのキャリアをスタートし始めた頃は、同じフランス出身のDJ、David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)とよく一緒にプロデュースをしていたりもしました。
音楽学校で7年間ピアノやパーカッションを学んだ後、EDMへ転進しましたが、彼のライブでは得意のキーボードなどあらゆる音を駆使したエネルギッシュなパフォーマンスが人気を呼んでいます!
シャイな人でもこのエイリアンマスクを与えることで、恥ずかしさも無くなりダンスに夢中になれるということで、イベントやフェスではこのマスクを配ることも多々あります。
そのほか、スペースインベーダーを連想させるブランドも展開しています。
Joachim Garraudはもしかしたら、宇宙やエイリアンに興味があるのかもしれませんね!笑
Joachim Garraudの代表曲
- Joachim Garraud & Chris Willis – Don’t Cry (Remember My Name)
Joachim Garraud & クリス・ウィリス
価格: 250円
posted with sticky on 2016.2.23
おわりに
いかがでしたか。
知っているDJもいれば、初めて見たDJもいたのではないでしょうか。
しかし、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、どのDJもシーンでかなり有名で、『DJ Mag Top 100 DJs』にランクインしたことのあるDJばかりなのです!
マスクを被らない方が確実にDJプレイしやすいのは明らかです。
持ち運びが面倒、見えづらい、呼吸しにくい、などのデメリットを持ってしてもマスクを被り続ける彼らの信念は半端ないです。
そういった努力を知りつつ今後も彼らの活躍を見守っていきましょう!
ハードコアのAngerfistや、marshmellowも被り物をしていますね。
まだまだ多くのアーティストがいますね!
今回は10組に絞らせていただきましたが、機会があれば第2弾で取り上げていきたいと思います!
知らない人も結構いました。
DJでは無いですが、ダンサーではShuufle Bot がいますよ。
金色のロボットの箱を被ってます。
返信遅くなって申し訳ありません。
Party Rockクルーの一員のあのキレッキレのダンサーですよね?
またいつかパート2を書く際に、おまけで入れさせていただきます!